HOME > 「このミステリーがすごい!」2006年版
2009年11月02日 (月) | EDIT |

著 者: 東野圭吾
出版年: 2008年
出版社: 文春文庫/文藝春秋
旧江戸川の堤防で、顔をつぶされ指紋を焼かれた身元不明の死体が、盗難自転車と共に発見される。ほどなく死体の身元は富樫慎二と言う男だと判明、警視庁捜査一課の刑事、草薙俊平は、参考人として富樫の元妻である花岡靖子の元に事情聴取に訪れ、その際に靖子の隣に住む数学教師の石神哲哉と遭遇する。石神が手にしていた郵便物から、彼が帝都大学のOBであると知った草薙は、大学時代の同期である帝都大学物理学科助教授、湯川学に話をすると、石神は、湯川が天才数学者と認めるただ1人の男だと言う。懐かしさにかられ、湯川は石神と17年ぶりの再会を果たすが―――――
これもかなり前に読み終わっていたんだけど、なかなか記事に出来ずにいました。
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GENRE:小説・文学
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2006年08月26日 (土) | EDIT |

著 者: 藤原伊織
出版年: 2005年
出版社: 文藝春秋
大手広告代理店、東邦広告に勤務する辰村祐介。ある日、東邦広告に18億円という大きな競合が持ち込まれる。スポンサーの大東電機が新しく証券会社を立ち上げることになったためだ。オリエンテーションに参加することになるが、辰村はこの競合に関わることに乗り気ではなかった。何故なら、大東電機の常務、半沢智之は幼なじみの村松明子の夫であったからだった。
25年前、大阪の今里で、辰村と明子そして浜井勝哉の3人は、多感な少年期を共に過ごした仲間であった。しかし、明子が酒乱の父親に犯されたことをきっかけに、辰村と勝哉は明子の父親を殺すことを考えつく。神の采配か、明子の父は2人が手を下す前に事故で亡くなり、その後辰村が引っ越したのを機に、3人が会うことはなかった。
大東電機の競合で社内の派閥も絡んできて慌ただしい辰村の元に、1本の電話が入る。それは明子の夫、半沢からだった。半沢に会いに行った辰村は、そこで一通の手紙を見せられる。それは、明子と父親の関係を知ることを匂わせる脅迫状だった―――――
宝島社「このミステリーがすごい!」2006年版の第6位です。藤原伊織は「テロリストのパラソル」、「ひまわりの祝祭」を読んだことがありますが、何となくハードボイルドっぽいイメージがあるなぁ。






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2006年08月04日 (金) | EDIT |

著 者: 麻耶雄嵩
出版年: 2005年
出版社: 講談社
小学4年生のぼく、黒沢芳雄が住む神降市では最近、連続ネコ殺しが起こっている。クラスメイトのミチルちゃんが可愛がっていた野良猫ハイジも殺されてしまった。密かにミチルちゃんに恋心を抱いているぼくは、刑事であるお父さんにネコ殺しについて聞いてみたけど、なかなか手がかりはないみたいだ。
今週はトイレ掃除当番。ぼくは半月前に転校してきたばかりの鈴木くんと2人きりでトイレ掃除をしていた。退屈なトイレ掃除を紛らわそうと、ぼくが鈴木くんに話しかけると、鈴木くんは、自分は神様なんだと言い出した。これはてっきり都会で流行っているゲームなんだと思い、鈴木くんのゲームに乗ることにしたぼく。試しに、鈴木くんにネコ殺しの犯人を聞くと、隣町に住む大学生、秋屋甲斐が犯人だと教えてくれる。ぼくは半信半疑で、仲間たちと結成している“浜田探偵団”に秋屋を調べるように進言する。もし本当に秋屋が犯人だったら、鈴木くんは本物の神様?そんな時、探偵団のメンバーの1人である俊也が、ぼくの親友、英樹を探偵団の“本部”の近くで見たと言う。英樹は探偵団のメンバーじゃない。いくら親友とは言えど、メンバー以外のやつに本部の場所を知られたらタイヘンだ。ぼくら探偵団のメンバーは慌てて本部に駆けつけたけど、英樹の姿は見えない。もしかしたらどこかに隠れているかもしれないと、本部の中を捜索していると、裏庭にある井戸の中に、変わり果てた英樹の姿があった…
宝島社の2006年版「このミステリーがすごい!」の第5位です。麻耶雄嵩は初挑戦。






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2006年07月18日 (火) | EDIT |

著 者: 石持浅海
出版年: 2005年
出版社: ノン ノベル/祥伝社
成城にある高級ペンションで、大学の軽音楽部内の有志、別名“アル中分科会”の同窓会が開かれる。集まったのは、伏見亮輔、伏見と同期でこのペンションの管理人である安藤章吾、1年先輩の上田五月、1年後輩の新山和宏と大倉礼子(旧姓:碓氷)、2年後輩の石丸孝平、礼子の妹、碓氷優佳の7人。個人の部屋に引き上げ、夕食までの短い時間を思い思いに過ごすことになったその間、伏見は新山を事故に見せかけて殺し、密室を作り上げる。なかなか部屋から出てこない新山を、翌日の朝まで発見されないように何とか上手く誘導しようとする伏見。しかし、メンバーの中には、人一倍勘の鋭い優佳がいた。扉を開けさせたくない伏見と、扉を開けさせようとする優佳の攻防が始まる―――――
宝島社「このミステリーがすごい!」2006年版の第2位でした。図書館で予約したのは2月。予約した本は忘れた頃にやってくるのです。






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2006年05月20日 (土) | EDIT |

著 者: 横山秀夫
出版年: 2005年
出版社: 朝日新聞社
1995年、阪神・淡路大震災が起こった朝。N県警の警務課長、不破義仁が失踪した。原因は不明、そして不破が以前署長をしていた署の管内で、不破の車が放置されているのが見付かった。覚悟の失踪なのか、何かの事件に巻き込まれたのか?
外部に漏らさずに何とか不破を見付けようと、本部長の椎名を始めとして、警務部長の冬木、警務部長の堀川、刑事部長の藤巻、生活安全部長の蔵本、交通部長の間宮が集まり対策を練るが、それぞれの思惑が絡み合い、情報を出し惜しみして、腹のさぐり合いが始まる。そしてそれぞれの妻たちもまた、裏で情報戦を始める―――――
図書館で予約したの、去年の夏ですよ夏。人気がある本だと、予約が遅れるとすぐこういう状態になっちゃうんだよね。買えば早いのはわかるんだけど、どうしても買ってつまらなかったら、怒りもあるけど場所も喰うし…。もちろん、借りて気に入ったら買うんだけどね。






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2005年12月31日 (土) | EDIT |

著 者: 原りょう
出版年: 2004年
出版社: 早川書房
その年の最後、西新宿の“渡辺探偵事務所”を訪れた依頼人は、死んだ渡辺を訪ねてきた女だった。2日前、横浜の銀行で銀行員ともう1人が拳銃で撃たれる事件があり、その犯人として名乗り出た伊吹哲哉の娘、啓子がその依頼人だった。拳銃で撃たれたのは“鏑木組”という暴力団の組長であり、伊吹は10年前に既に足を洗っているために狙撃する理由がない、啓子は、父親は誰かを庇って自首したに違いないと言う。啓子には、自分ではなく弁護士に相談しろと言い、彼女を送って新宿署へ向かった沢崎。しかし不審な車を見かけたため、沢崎は自分のブルーバードの中で様子を見ていると、突然、伊勢崎署に護送される伊吹を狙って銃弾が発射される。沢崎は咄嗟に、ブルーバードを不審車に追突させたが―――――
「探偵沢崎」シリーズ第5弾です。最近、「探偵沢崎」シリーズばかり読んでいるような(笑)






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