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週に1本は劇場で映画を観る!が合言葉。 主に映画、時々小説の感想を脳内垂れ流しで書きなぐるブログ。ネタバレあり。
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HOME > 「このミステリーがすごい!」2008年版
インシテミル 
2013年01月20日 (日) | EDIT |
インシテミルインシテミル
著  者: 米澤穂信
出版年: 2010年
出版社: 文春文庫/文芸春秋

大学生の結城理久彦は、車が欲しかった。車の購入代金を稼ごうと、コンビニでアルバイト情報誌をめくっていたところ、上品で美しい女性、須和名祥子に声をかけられる。須和名が結城に見せたアルバイト情報誌には、ある人文科学的実験の被験者として、1週間の短期で、三食つき、ただしその間は外部と接触できないが、時給112,000円というモニターのバイトが書かれていた。結城は半信半疑で応募するが見事に採用され、案内された建物で、同じように集められた12人の中に須和名の姿を見つける。24時間監視、途中で中止は出来ない、食事、病気や怪我の治療、そして殺人等の不法行為の責も保証するという実験の条件が説明された後、12人は実験用施設“暗鬼館”へと案内される。夜0時になり、とりあえず個室へと引き上げる面々。結城の選んだ部屋には、《殴殺》と書かれたメモと火かき棒が置いてあった。そして翌日、実験のルールが説明される。夜0時以降個室の外に出ることは禁止、ここで何らかの“事件”が起こった場合には皆で推理して解決に導き、その時の役割に応じてボーナスが加算される。そして1週間後か生存者が2名になった時点でゲームオーバーとなると言う。翌日、メンバーは、何もしなければ皆大金を貰えるのだから何もせずにいようと話すが、メンバーの1人、西野岳が銃殺された姿で発見される――――― 


映画を観たのは公開時なので、2010年ですか。面白かったという訳ではないのだけど、たまたま原作が図書館にあったので借りてきました。2008年版の「このミステリーがすごい!」にランクインしているんですよね一応。
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THEMA:映画の原作
GENRE:小説・文学
TAG:米澤穂信 「このミステリーがすごい!」2008年版 映画原作 
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赤朽葉家の伝説 
2008年08月31日 (日) | EDIT |
赤朽葉家の伝説赤朽葉家の伝説
著  者: 桜庭一樹
出版年: 2006年
出版社: 東京創元社

造船業を営む“下の黒”こと黒菱家と製鉄業を営む“上の赤”こと赤朽葉家が勢力を二分する、鳥取県西部の紅緑村。山脈の奥に隠れ住むと言われる種族“辺境の人”に置き去りにされた子、万葉は、村の若夫婦に拾われ他の子供たちと変わらずに育てられたが、未来を幻視する不思議な能力を持っていた。やがて万葉は長じると、赤朽葉家当主・康幸の妻タツに気に入られて赤朽葉家に輿入れし、その不思議な能力から“千里眼奥様”と呼ばれるようになる。万葉は心優しい長男・泪、山陰一の不良少女と呼ばれるようになる長女・毛毬、アイドルを夢見る次女・鞄、そして末っ子の次男・孤独と、夫曜司の愛人の子、百代を引き取り育てていた。時代は高度経済成長期を経て、バブル景気、そして崩壊と移り変わっていく―――――


「このミステリーがすごい!」2008年版の2位でございます。桜庭一樹ってこの作品で初めて聞きました。第138回直木賞も獲っていますねこの方。
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THEMA:このミス
GENRE:小説・文学
TAG:桜庭一樹 「このミステリーがすごい!」2008年版 
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警官の血 
2008年08月18日 (月) | EDIT |
警官の血(上)警官の血(下)警官の血
著  者: 佐々木譲
出版年: 2007年
出版社: 新潮社

戦後、駐在警官という天職を得た安城清二は、昭和32年、駐在所に隣接していた五重塔の放火事件の際に持ち場を離れ、近くの鉄道跨線橋から落下したと思われる状況で発見される。殉職ではなく事故死として処理されたため、清二の息子・民雄は父の同期である香取茂一、早瀬勇三、窪田勝利の援助を受けながら警察学校へ入学し、警官を目指す。優秀だった民雄は、公安として様々な任務を経てからかねてからの希望だった駐在警官となり、父が生前気にかけていたという、上野公園での男娼殺人事件と、その後起こった鉄道員殺人事件の真相を探ろうとするが、管内で起こった発砲事件の犠牲となり、殉職する。そして民雄の息子・和也もまた、祖父、父と同じく警官を志し、祖父の代に起こった事件の真相を暴こうと動き出す―――――


「このミステリーがすごい!」2008年版1位でした。佐々木譲は「制服捜査」で読んだだけですが、「このミス」1位なら一応押さえておこうかな…ぐらいの気持ちで、図書館で予約。予約したのはいつだったかな~… (´-ω-`)トオイメ
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THEMA:このミス
GENRE:小説・文学
TAG:佐々木譲 「このミステリーがすごい!」2008年版 
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首無の如き祟るもの 
2008年06月16日 (月) | EDIT |
首無の如き祟るもの首無の如き祟るもの
著  者: 三津田信三
出版年: 2007年
出版社: ミステリー・リーグ/原書房

奇妙な事件で両親を失った少年、幾多斧高(いくたよきたか)は、奥多摩の媛首(ひめかみ)村にある秘守家に引き取られる。秘守家は、一族を統べる長、富堂が仕切る本家、一守家と、富堂の姉、一枝が仕切る二守家、富堂の一番目の妹である二枝が仕切る三守家から成っており、現在の跡取りは、富堂の孫である長寿郎となっていた。斧高は長寿郎付きの使用人として一守家で暮らしていたが、一族の子供が13歳になったら行う儀式“十三夜参り”の途中で、長寿郎の双子の妹、妃女子(ひめこ)が亡くなるという事故が起こる。北守駐在所の高屋敷(はじめ)巡査は他殺の可能性もあるとして調査を始めるが、富堂翁の圧力もあって調査を続けることは叶わず、事故として処理されてしまう。その後、長寿郎が23歳となった年、一族の跡取りが3人の花嫁候補の中から1人を選ぶ儀式“婚舎の集い”の日、新たな悲劇が秘守家を襲う―――――


2008年版「このミステリーがすごい!」5位を獲得した作品。これを読むために、わざわざシリーズ前2作を読んだのさ。
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THEMA:ミステリ
GENRE:小説・文学
TAG:三津田信三 「刀城言耶」シリーズ 「このミステリーがすごい!」2008年版 
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果断 隠蔽捜査2 
2008年04月26日 (土) | EDIT |
果断 隠蔽捜査2果断 隠蔽捜査2
著 者:今野敏
出版年:2007年
出版社:新潮社

息子邦彦の不祥事によって、警察庁長官官房総務課長から大森署長へと異動させられた、東大卒のキャリア竜崎伸也。その大森署の隣の署の管轄内で消費者金融強盗事件が発生、緊急配備が敷かれたが、3人のうち1名を取り逃がしてしまう。その後、管轄内の小料理屋で銃声が聞こえたとの通報があり、署員が駆けつけると、強盗事件の犯人のうちの1人による立てこもり事件が起きていた。刑事部捜査一課の特殊班(SIT)が犯人と交渉を始めるが上手く行かず、警備部機動隊(SAT)が突入し、結果、人質は無事確保、犯人は射殺される。しかし、緊急配備で1人を取り逃がしたこと、犯人が殺されたことで、警察庁の主席監察官が乗り出してきて、署長である竜崎は責任を追及されるが―――――


隠蔽捜査」の続編。こちらは、2008年版の「このミス」4位を獲得しています。
実は、このシリーズを読むまで今野敏って全然知らなかったんだけど、1978年デビューの結構なベテランのようです。
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THEMA:ミステリ
GENRE:小説・文学
TAG:今野敏 「隠蔽捜査」シリーズ 「このミステリーがすごい!」2008年版 
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