HOME > 「隠蔽捜査」シリーズ
2011年11月14日 (月) | EDIT |

著 者: 今野敏
出版年: 2010年
出版社: 新潮社
警察庁のキャリア伊丹俊太郎は、福島県警本部刑事部長から警視庁の刑事部長へと異動が決まり、この地で過ごした3年間を思い起こしていた。後任の時任が到着する前日、いわき市内で変死代が発見され、捜査本部が設置された。現場主義を自負する伊丹は現場を引き継ごうとするが、時任は伊丹のやり方を踏襲するつもりはないと帰宅してしまう。事件が解決するまではと福島に留まる伊丹をよそに、時任はさっさと着任を済ませ、福島県警の刑事部長としての仕事を始めていた。警視庁に着任の手続きをしていない伊丹は中途半端な立場となり、しかし現場を離れたくないと悩んだ伊丹は、小学校時代の同級生で同期の竜崎伸也に電話をし、事情を話すが―――――(「指揮」)
ほか「初陣」「休暇」「懲戒」「病欠」「冤罪」「試練」「静観」収録
これは「隠蔽捜査」シリーズのスピンオフです。3.5となっているので、なんで?と思ったら、伊丹が主役の短編集だったのね。
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2011年10月23日 (日) | EDIT |

著 者:今野敏
出版年:2009年
出版社:新潮社
大森署の署長である東大卒のキャリア竜崎伸也のもとに、3か月後に来日するアメリカ大統領の警備体制が届けられる。それは、警察庁の警視正が着くべき方面警備本部長に、一所轄の署長である竜崎を任命するというものだった。竜崎は、何かの間違いではと理由を探り、警察庁の落合警備企画課長と第二方面本部の野間崎管理官が、何らかの思惑を持ってこの人事を決めたらしいことを知る。2人が自分の失脚を狙っていると感じた竜崎は、方面警備本部を大森署に置くことを条件に、方面警備本部長を引き受ける。大統領来日を1か月後に控え方面警備本部が立ち上がる日、警察庁から、8年前に研修生として面倒をみた女性キャリア畠山美奈子が竜崎の秘書官としてやってくる。8年前とは見違えるほどに大人っぽく更に美しくなった彼女に、竜崎は、これまでの自分からは信じられないほど心を奪われてしまう。大統領テロ計画があるという情報が流れ、自分の失敗を待ち受ける落合たちの視線の中、竜崎は畠山を気にするあまり冷静な判断を下せなくなっていく―――――
「隠蔽捜査」シリーズの3作目。結構このシリーズ好きなんです。
2008年04月26日 (土) | EDIT |

著 者:今野敏
出版年:2007年
出版社:新潮社
息子邦彦の不祥事によって、警察庁長官官房総務課長から大森署長へと異動させられた、東大卒のキャリア竜崎伸也。その大森署の隣の署の管轄内で消費者金融強盗事件が発生、緊急配備が敷かれたが、3人のうち1名を取り逃がしてしまう。その後、管轄内の小料理屋で銃声が聞こえたとの通報があり、署員が駆けつけると、強盗事件の犯人のうちの1人による立てこもり事件が起きていた。刑事部捜査一課の
「隠蔽捜査」の続編。こちらは、2008年版の「このミス」4位を獲得しています。
実は、このシリーズを読むまで今野敏って全然知らなかったんだけど、1978年デビューの結構なベテランのようです。






THEMA:ミステリ
GENRE:小説・文学
TAG:今野敏 「隠蔽捜査」シリーズ 「このミステリーがすごい!」2008年版
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2008年04月21日 (月) | EDIT |

著 者: 今野敏
出版年: 2005年
出版社: 新潮社
警察庁長官官房総務課長を勤めている東大卒のキャリア竜崎伸也は、出世街道を駆け上っていた。出世すればするほど権限が増えると考えている竜崎は、自分の役目は国家の治安を守ることであり、それを信条としているため、周りからは変人だと思われていた。警視庁刑事部長の伊丹俊太郎とは幼馴染で親友と思われているが、実は、竜崎は小学校時代に伊丹とそのグループからいじめを受けていたことを忘れていないため、伊丹に対して怨みを抱いており、親しさをあらわにする伊丹に対して一歩引いて接していた。ある時、過去に起きた殺人事件の実行犯ばかりを狙った連続殺人事件が起きる。竜崎は、さまざまな情報から、犯人は現役警察官ではないかと推理し伊丹に進言するが、同じくそれを推測していた伊丹はこの事件をもみ消そうとしていた。そんな中、竜崎は浪人中の息子、邦彦が大麻を使用しているところを目撃する。邦彦が捕まってしまうと自分の出世に確実に響くため、竜崎はどうすべきか悩むが…
読む本に困ったら、いつも「このミス」を順番に攻めて行くんだけど、2008年4位の「果断」がシリーズものなので、まず第1作から読んでみることにしました。これも、2006年「このミス」の20位にランクインしています。
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