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2006年11月07日 (火) | EDIT |

著 者: 奥田英朗
出版年: 2006年
出版社: 文藝春秋
「大日本新聞」の代表取締役会長にして、プロ野球の人気球団「東京グレート・パワーズ」のオーナーでもある田辺満雄は、球団の合併問題の鍵を握る渦中の人として、マスコミの取材攻撃を受けていた。外に向かっては強気な発言を繰り返す満雄だが、実は暗闇が怖くて真っ暗な部屋では眠れない。現在78歳の満雄は、暗闇の先にある死に恐怖を感じていたのだった。精神安定剤を出してもらおうと主治医を呼んだところ、主治医に伊良部総合病院を紹介された満雄は、伊良部総合病院の精神科の門をくぐるが…(「オーナー」)
他「アンポンマン」「カリスマ稼業」「町長選挙」収録
「精神科医伊良部」シリーズの最新作。実は、出ているのを全然気付かなかったんですねー。ヘー太さんの記事を読んで気付いたのだ。
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2005年10月28日 (金) | EDIT |

著 者: 奥田英朗
出版年: 2005年
出版社: 角川書店
東京、中野に住む小学校6年生、上原次郎は、父・一郎が頭痛のタネ。フリーライターと名乗ってはいるが、本当かどうかわかったものじゃない。国家や法律が大嫌いで、区役所の人や次郎の学校の先生に論争をふっかけたり、問題ばかり起こしている。不良中学生にカツアゲされたり、小学生にもそれなりの事件があるのだが、ある日、次郎の家に父の知り合いだというアキラが居候することになる。次郎は、父が元過激派集団の一員で、伝説の闘士と呼ばれていることを知り仰天する。アキラはその時の仲間だったのだ。アキラは、対立する分派の指導者が居るマンションに踏み込み、その相手を殺してしまう。アキラが居候していたために、家宅捜索を受けた上原家。一郎は激怒して大暴れし、そのために、とうとう家を追い出されることになってしまった。そして上原一家は、一路南を目指すことに―――――
サウスバウンドとは、「南へ向かう, 南回りの.」という意味だそうな。(goo辞書より)
2005年09月09日 (金) | EDIT |


著 者: 奥田英朗
出版年: 2004年
出版社: 講談社文庫/講談社
及川恭子はサラリーマンの夫と2人の子供を持つ平凡な主婦。夫の勤務先で放火事件があり、それをきっかけに、今までの夫の行動の不審さに気付いてしまう。
久野薫は所轄勤務の警部補。7年前、交通事故で妻を亡くしてから不眠症になっているが、配置換えを恐れて周りには隠している。八王子に住む義母と、妻、子を亡くした心をお互いに慰め合い、支え合っている。
渡辺裕輔は授業をサボり、街で遊ぶ高校生。しかし、高校を中退している遊び仲間の将来を考えると、高校を辞めてしまう勇気も持てない。
及川の会社で起こった放火事件をきっかけに、3人の運命は微妙に絡まり合い、動いていく…
かなり良かったです。よく「最悪」と比べる人がいるようですが、個人的には「最悪」よりこちらの方が好き。
ちょっとしたきっかけでどんどん悪い方へ悪い方へ流れてしまうというのは、どちらも同じですが。






THEMA:奥田英朗
GENRE:小説・文学
TAG:奥田英朗 「このミステリーがすごい!」2002年版
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2005年08月21日 (日) | EDIT |
2005年08月10日 (水) | EDIT |

著 者: 奥田英朗
出版年: 2002年
出版社: 講談社文庫/講談社
全く別々の人生を歩んでいる3人が、ひょんなことで同じ犯罪に関わり合うことになってしまう。まず3人それぞれの視点で展開されるので、まぁどこかでぶつかるんだろうな~と思って読んでいると、共通の人物が出てきてある場所で一堂に会する。
そこからは怒濤の展開なんだけど、そこまでがちょっと長かったかな。
個人的には、町工場の社長が一番身につまされたなー


友だちからのオススメだったんだけど、面白かった。ま、今、奥田英朗にハマってるせいもあるかもしれません。
評価:★★★(3.0)
工場のオヤジに完全に感情移入してました。
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GENRE:小説・文学
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