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2012年08月28日 (火) | EDIT |

著 者: 湊かなえ
出版年: 2009年
出版社: ミステリ・フロンティア/東京創元社
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空気がきれいなだけが取り柄の小さな田舎町で、ある夏の日、東京から転校してきた少女エミリが何者かに強姦、殺害される。その時一緒にいた、同級生の紗英、真紀、晶子、由佳は、警察の事情聴取を受けるが犯人の顔が思い出せず、結局犯人逮捕には至らなかった。やがて4人が中学1年生になった夏、エミリの母、麻子に呼び出される。
「わたしはあんたたちを絶対に許さない。時効までに犯人を見つけなさい。それができないのなら、わたしが納得できるような償いをしなさい。そのどちらもできなかった場合、わたしはあんたたちに復讐するわ」
麻子にそう告げられた4人は、心に深く傷を負ったまま成長する―――――
「告白」が面白かったし、たまたまWOWOWでドラマをやっていたので、原作を読んでみようと思ったのがきっかけです(ドラマはあまりにつまらなくて観るのを途中で止めちゃった・笑)。何作か読まないとわからないしね。
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2012年06月18日 (月) | EDIT |

著 者:湊かなえ
出版年:2008年
出版社:双葉社
終業式の後のホームルームにて、1年B組の担任、森口悠子は、今月いっぱいで教員を退職すると生徒たちに語りかける。そしてその原因として、1か月ほど前に、4歳の娘、愛実が学校のプールで溺死したことと、それが事故ではなく、このクラスの生徒AとBに殺されたためだと衝撃の告白を始める。仮名であるものの、誰だかわかるように話しているため、Aが渡辺修哉、Bが下村直樹であることは明白だった。そして、少年法により彼らが正当に裁かれないことに憤りを感じた森口は、愛実の父親は、テレビで熱血教師として親しまれている桜宮正義であり、彼がHIVに感染していることが判明したため、娘の将来を案じて別れることを決めシングルマザーとなったこと、そして「2人がいい子になるように」桜宮の血をAとBの飲む牛乳に混入したことを告白し、学校を去る。
そして春休みが終わるが、HIVに感染したと思い込んだ直樹は家に引きこもって不登校となり、修哉はクラスメイトから壮絶ないじめを受け始める。新しい担任である寺田良輝は事情を知らないために空気を読まない行動を繰り返し、委員長の北原美月は修哉へのいじめに積極的に加わらないからとして彼女もまた攻撃を受けるようになり、そして修哉と心を通わせていく。しかし、直樹は次第に心を病んでいき、ある日、下村家で悲劇が起きる―――――
映画を観て、ストーリーが本当に良くできているな、これは原作がいいんだろうと思ったので、前々から読んでみようと思っていました。ちょっと時間は経っちゃいましたが。






THEMA:ミステリ
GENRE:小説・文学
TAG:湊かなえ 「このミステリーがすごい!」2009年版
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