HOME > 荻原浩
2007年02月11日 (日) | EDIT |

著 者: 荻原浩
出版年: 2004年
出版社: 光文社
広告代理店に勤める佐伯雅行は、最近、物や人の名前を忘れることが多くなっていた。今年50歳になる雅行は、それを歳のせいだと深く考えていなかったが、取引先との打合せの時間を忘れたりすることが度重なり、また酒量が増え、眩暈や不眠が続いたために、妻の枝実子に勧められて精神科の門をくぐる。そこで下されたのは、若年性アルツハイマーとの診断だった。父親がアルツハイマーでなくなったため、ある程度病気に対して知識のあった雅行は絶望するが、何とか記憶の欠落をくい止めようと、枝実子と共に努力を始める。しかし徐々に病気は進行していき、ついに会社にも雅行の奇行が噂になり始める。娘の梨恵の結婚式までは、何とか持ちこたえようとする雅行だったが、病状は急速に進行していた…
図書館で予約していたのが、ようやくやってきました。
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2006年08月22日 (火) | EDIT |

著 者: 荻原浩
出版年: 2006年
出版社: 新潮社文庫/新潮社
「レインマンという殺人鬼が外国から日本に来ている。レインマンに襲われた女の子は足首を切り取られてしまう。だけど、ミリエル社の香水を付けていると狙われない」
渋谷をホームグラウンドとする女子高生を発信源として広まったこの噂は、実はミリエル社が新ブランドの香水を売り出すために、広告代理店と仕掛けたものだった。香水のモニターとなった女子高生たちから広がった噂は、この香水を爆発的にヒットさせるが、やがて噂と同じように足首を切られた女子高生の死体が発見される。この事件で被害者の交友関係の洗い出しを担当した小暮刑事は、娘と同年代である若者たちの文化に戸惑いながらも、コンビを組んだ名島と共に犯人を突き止めようとするが―――――
また荻原浩にチャレンジです。これも、ヘー太さんの評価が高かったものをチョイスしてみました。
2006年06月29日 (木) | EDIT |

著 者: 荻原浩
出版年: 2005年
出版社: 新潮文庫/新潮社
高3の夏。渡辺光也の所属する高校の野球部は甲子園を夢見る前にあっさりと負け、光也は野球部を引退した。ある日、光也は、幼なじみの山岸亮太に2ヶ月ぶりに呼び出されて、中2の時のクラスメイトが次々と不審な事故に見舞われているという、妙なことを聞かされる。植村弘樹はコンビニで通り魔に襲われて鎖骨を骨折し、全治4ヶ月。神野葵は中傷ビラをばらまかれる。どちらも、不気味な犯行予告のようなメールが届いていた。弘樹は犯人はトロ吉に違いないと主張する。トロ吉こと廣吉剛史は、中2の時、クラスでいじめを受けていた。担任である野口でさえも廣吉をやり玉に挙げる始末。光也自身はいじめには積極的に加わっていなかったものの、見て見ぬ振りをしていたという負い目があった。光也と亮太、そして清水群平も加わった“北中防衛隊”は、トロ吉を探し出して復讐を止めさせようと夜の街の見回りを続ける。トロ吉の影を見たりはするものの、なかなか本人を捕まえることは出来ず、そしてある日、ついに事件は起きる―――――
「明日の記憶」の原作者ということで、ヘー太さんのオススメでしたので読んでみました。荻原浩は初挑戦です。
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