HOME > 小説 著者:か~こ
2012年05月14日 (月) | EDIT |


著 者: 貴志祐介
出版年: 2010年
出版社: 文藝春秋
特設サイト
町田市にある晨光学院町田高校の英語教師、蓮実聖司は生徒からの信頼も厚く、問題児を複数抱えた2年4組の担任をそつなくこなしていた。しかし蓮実はこれまで、人当たりのよい笑顔の裏で邪魔な人間を排除してきたという過去があった。2年4組を自分の思い通りとなる自分の王国とするため、蓮実は裏から手を回し、生徒や教師を操っていく―――――
2011年のこのミス1位です。第144回直木賞の候補にも挙がっていたのですね。図書館で予約していたのがやっと来まして…って1年後かよ!
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THEMA:ミステリ
GENRE:小説・文学
TAG:貴志祐介 「このミステリーがすごい!」2011年版
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2011年11月14日 (月) | EDIT |

著 者: 今野敏
出版年: 2010年
出版社: 新潮社
警察庁のキャリア伊丹俊太郎は、福島県警本部刑事部長から警視庁の刑事部長へと異動が決まり、この地で過ごした3年間を思い起こしていた。後任の時任が到着する前日、いわき市内で変死代が発見され、捜査本部が設置された。現場主義を自負する伊丹は現場を引き継ごうとするが、時任は伊丹のやり方を踏襲するつもりはないと帰宅してしまう。事件が解決するまではと福島に留まる伊丹をよそに、時任はさっさと着任を済ませ、福島県警の刑事部長としての仕事を始めていた。警視庁に着任の手続きをしていない伊丹は中途半端な立場となり、しかし現場を離れたくないと悩んだ伊丹は、小学校時代の同級生で同期の竜崎伸也に電話をし、事情を話すが―――――(「指揮」)
ほか「初陣」「休暇」「懲戒」「病欠」「冤罪」「試練」「静観」収録
これは「隠蔽捜査」シリーズのスピンオフです。3.5となっているので、なんで?と思ったら、伊丹が主役の短編集だったのね。
2011年10月23日 (日) | EDIT |

著 者:今野敏
出版年:2009年
出版社:新潮社
大森署の署長である東大卒のキャリア竜崎伸也のもとに、3か月後に来日するアメリカ大統領の警備体制が届けられる。それは、警察庁の警視正が着くべき方面警備本部長に、一所轄の署長である竜崎を任命するというものだった。竜崎は、何かの間違いではと理由を探り、警察庁の落合警備企画課長と第二方面本部の野間崎管理官が、何らかの思惑を持ってこの人事を決めたらしいことを知る。2人が自分の失脚を狙っていると感じた竜崎は、方面警備本部を大森署に置くことを条件に、方面警備本部長を引き受ける。大統領来日を1か月後に控え方面警備本部が立ち上がる日、警察庁から、8年前に研修生として面倒をみた女性キャリア畠山美奈子が竜崎の秘書官としてやってくる。8年前とは見違えるほどに大人っぽく更に美しくなった彼女に、竜崎は、これまでの自分からは信じられないほど心を奪われてしまう。大統領テロ計画があるという情報が流れ、自分の失敗を待ち受ける落合たちの視線の中、竜崎は畠山を気にするあまり冷静な判断を下せなくなっていく―――――
「隠蔽捜査」シリーズの3作目。結構このシリーズ好きなんです。
2011年07月18日 (月) | EDIT |

著 者: 桐野夏生
出版年: 2009年
出版社: 集英社
公式サイト
女流作家の鈴木タマキは、不倫をした主人公と妻の壮絶な愛憎の日々を描いた、緑川未来男の小説「無垢人」に出てくる、愛人“○子”を主人公とし、恋愛における抹殺をテーマにした「淫lという小説を書こうとしていた。「無垢人」は実際の未来男と妻千代子をモデルにしたと言われていたが、愛人○子が誰であったか、未来男も文壇の誰も口にせず謎のままとされており、タマキは○子を特定し、自分が緑川家の平和を壊す単なる記号として描かれたことをどう思っているのか、是非インタビューしたいと考えていた。その傍ら、タマキは1年半前に別れた彼女の愛人、元担当編集者の阿部青司との激動の日々を思い起こし、自分たちの恋愛の涯てを見極めたいという思いに捕らわれていた―――――
「OUT」は面白かった。そのサイドストーリー的なものかと思って、図書館で見かけたので借りてみました。
2011年07月09日 (土) | EDIT |

著 者: 桐野夏生
出版年: 2004年
出版社: 集英社
児童養護施設“星の子学園”の元保育士である門田美佐江と25歳年下の夫、稔は、結婚20周年の食事に出かけた焼肉屋で松島アイ子と再会する。稔もアイ子も星の子学園出身の子供で、置屋で育てられたアイ子は他の子供とは様子が違っており、稔はアイ子を悪しざまに罵ったが、美佐江は懐かしさに駆られてアイ子をスナックに誘う。しかしスナックではなく美佐江の家に突然現れたアイ子は、灯油を撒き、火をつけて逃走する。
星の子学園から養育家庭として里子を引き受けていた狐久保隆造は、美佐江と稔の葬式に参列し、そこで昔預かっていた康夫と幸子と再会し、アイ子の話題になる。強烈な印象で隆造の記憶に残っていたアイ子には、盗癖がある問題児だったからだった。数日後、警察が焼肉屋に現れて聞き込みを行う。身の危険を悟ったアイ子は焼肉屋から逃げ出し、横須賀へ向かう―――――
たまたま図書館で目についたので、借りてみました。
2011年06月27日 (月) | EDIT |

著 者: 貴志祐介
出版年: 2008年
出版社: 角川書店
レスキュー法律事務所の弁護士、青砥純子は、軽井沢でのバカンスに向かう途中で、先輩弁護士の今村から無理矢理依頼を入れられ、急きょ長野県荒神村へ向かっていた。村に住む西野真之の娘の愛実が死体で見つかり、外出から帰ってきた第一発見者の西野が重要参考人として捕らえられており、青砥はその弁護を頼まれたのだった。家が密室状態であったこと、家から金のインゴットが盗まれていたという状況からも、防犯コンサルタントの榎本径を頼った方が良さそうだと判断した青砥は、榎本を呼び出すが…(「狐火の家」)
他「黒い牙」「盤端の迷宮」「犬のみぞ知る」収録
「硝子のハンマー」の榎本・純子コンビの第2弾。まさかシリーズ化するとは、びっくり

2011年06月22日 (水) | EDIT |

著 者: 貴志祐介
出版年: 2008年
出版社: 角川書店/角川文庫
年末も押し迫ったある日曜日、港区にある12階建てのオフィスビル、通称ロクセンビルでこと六本木センタービルで、テナントである介護サービス会社“ベイリーフ”の社長が撲殺される。室内に社長以外の姿はなく、社長室の前に設置されていた監視カメラにも出入りした者の姿は映っておらず、社長室は完全に密室状態となっていた。内扉から社長室に出入りすることが出来たため、専務の久永篤二が容疑者として逮捕されるが、本人は犯行を否定、その時間は眠っていたと主張していた。新米弁護士の青砥純子は久永の弁護を依頼されるが、久永の容疑を解く手がかりは見つからない。煮詰まった純子は、先輩弁護士から紹介された防犯ショップの店長、榎本径を訪ねる。久永以外の人間が部屋に侵入できたことを証明するため、2人は社長室を調べるが―――――
昔々読んだんですよね。調べたら続編が出ているとのことで、中身をすっかり忘れていたので読み直してみました。






THEMA:ミステリ
GENRE:小説・文学
TAG:貴志祐介 「防犯探偵・榎本」シリーズ 日本推理作家協会賞
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2011年03月06日 (日) | EDIT |

著 者: 今野敏
出版年: 2006年
出版社: 文藝春秋
元KGBのスパイ、ヴィクトル・タケオビッチ・オキタは、日本での事件の後、元マフィアの情婦であったエレーナを連れてロシアを離れていた。エレーナを娘のように思うヴィクトルは、ロシアに戻った後も彼女を同じ部屋に住まわせ、穏やかな日常を過ごしていた。そんなある日、KGB時代の同僚マレンコフに再会し、彼が経営する警備会社に誘われてボディガードとして働くことになる。ヴィクトルは貿易商ペデルスキーのボディガード兼通訳として、1週間ほど日本に滞在する。しかし、ペデルスキーが会談した外務省職員・河中が、2人の帰国後不審な死を遂げたため、以前ヴィクトルが起こした事件を知る警視庁公安部の倉島達夫は、ヴィクトルがこの件に関わっているのではないかと調査を始めるが―――――
もう随分前に読んだんだけど、すっかり後回しに…
「曙光の街」の続編。ヴィクトルのその後が描かれています。これも以前読んだんだけど忘れちゃったので再読。
2010年11月23日 (火) | EDIT |

著 者: 今野敏
出版年: 2005年
出版社: 文春文庫/文藝春秋
元KBGのヴィクトル・タケオビッチ・オキタは、ソ連崩壊後にKGBを解雇されてから極貧生活を送っていた。そこへ10年ぶりに、KGB時代の上官アレクサンドル・オギエンコが訪ねてくる。KGBを解雇された後、マフィアとなっているオギエンコは、日本人とロシア人のハーフであるヴィクトルを見込んで、自分から大事なものを奪ったと言う日本のヤクザ津久茂行雄の暗殺を依頼する。生活に困窮しているヴィクトルは、金のために止む無くこれを引き受ける。ヴィクトルは偽名で日本へ入国し、津久茂のことを調べながら何とか近付く術を探っていた。
一方、警視庁公安部の倉島達夫警部補は、直属の上司である滝栄一に呼ばれ、ヴィクトル・タケオビッチ・オキタという人物がヤクザの組長を狙っているという暗殺計画を聞かされる。倉島は不用意な一言から、ヴィクトルを確保するという仕事を押し付けられる。最初は事の重大さを認識していなかった倉島だったが、ヴィクトルを探しているうちに、次第に本気でこの案件に取り組み始める―――――
しばらーく前に読み終わっていたのだけど、記事にするのに後回しにしていたら、細かいところを忘れてしまいました(笑)ので、再び読み直し。
2008年04月26日 (土) | EDIT |

著 者:今野敏
出版年:2007年
出版社:新潮社
息子邦彦の不祥事によって、警察庁長官官房総務課長から大森署長へと異動させられた、東大卒のキャリア竜崎伸也。その大森署の隣の署の管轄内で消費者金融強盗事件が発生、緊急配備が敷かれたが、3人のうち1名を取り逃がしてしまう。その後、管轄内の小料理屋で銃声が聞こえたとの通報があり、署員が駆けつけると、強盗事件の犯人のうちの1人による立てこもり事件が起きていた。刑事部捜査一課の
「隠蔽捜査」の続編。こちらは、2008年版の「このミス」4位を獲得しています。
実は、このシリーズを読むまで今野敏って全然知らなかったんだけど、1978年デビューの結構なベテランのようです。






THEMA:ミステリ
GENRE:小説・文学
TAG:今野敏 「隠蔽捜査」シリーズ 「このミステリーがすごい!」2008年版
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