HOME > 小説 著者:な~の
2007年07月02日 (月) | EDIT |

著 者: 乃南アサ
出版年: 2001年
出版社: 新潮文庫/新潮社
警視庁の第三機動捜査隊立川分駐所に勤務する音道貴子は、ある日、近所に住むという米屋の女房から、息子のスピード違反を何とかして欲しいと声をかけられる。自分の勤務先を明らかにしていない貴子が不審に思い問い質すと、貴子宛の葉書を偶然拾ったのだと言う。それは貴子が不必要だと判断したため、細かく破って捨てた葉書を張り合わせたものだった。米屋から、葉書は張り合わせた形で落ちていたのだと聞き、貴子は誰かが自分のゴミを漁ったらしいと察する。そしてその後も貴子のゴミは漁られ、貴子は職場の仲間にそれとなく相談を持ちかけるが―――――(「あなたの匂い」)
他「冬の軋み」「花散る頃の殺人」「長夜」「茶碗酒」「雛の夜」収録
音道貴子シリーズの第2作です。
今日は映画サービスデーだったけど、お天気もイマイチだったし、昨日も出かけていたので、大人しく家にいました。最近、休日に録画した映画を片付ける気力ナシ…
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2007年06月19日 (火) | EDIT |

著 者: 乃南アサ
出版年: 2000年
出版社: 新潮社文庫/新潮社
深夜のファミリーレストランで、火事が起きた。火は、レストランの客である1人の男から発火し燃え広がったことがわかり、男は発火装置の仕込まれたベルトを着けていた。すぐさま捜査本部が設置され、警視庁第三機動捜査隊立川分駐所の音道貴子は、立川中央署の滝沢保とコンビを組んで事件にあたることになる。男社会の警察で、たたき上げの刑事である滝沢は、女刑事である貴子を徹底無視して行動し始め、貴子はそれに憤慨しながらも滝沢に食らいついていく。被害者の身体には大型の獣の咬み痕が残されていたが、同じ獣によると思われる咬殺事件が相次いで起こる。その獣が狼と犬を掛け合わせたウルフドッグではないかと推測した貴子と滝沢は、姿の見えない犯人を追い続けるが―――――
「嗤う闇」を読んだんだけども、どうもシリーズの詳細を忘れてしまっていたので、改めて最初から読み直してみることにしました。
2007年06月01日 (金) | EDIT |

著 者: 乃南アサ
出版年: 2004年
出版社: 新潮エンターテイメント倶楽部SS/新潮社
音道貴子、34歳、バツイチ、恋人あり。
警視庁第三機動捜査隊にいた貴子は、巡査部長に昇進したことに伴って、隅田川東署に異動になる。貴子が夜勤に当たった日、アパートを経営する関根芙佐子という主婦が、就寝中に何者かに殴られ意識不明の重体という110番通報が入る。貴子はコンビを組んでいる玉城警部補と捜査にあたるが、芙佐子は誰からも好かれるいい人で、悪く言う者は誰もいない。犯人の見当がつかず、事件は膠着状態に陥るが、芙佐子の入院する妙員を訪れた際、夫、息子とともに、芙佐子に良くしてもらっていたというアパートの住民、白石が訪れているのを見て、玉城が何かをひらめいて―――――(「その夜の二人)
他「残りの春」「木綿の部屋」「嗤う闇」収録
「凍える牙」からなる女刑事音道貴子のシリーズです。シリーズは前に読んでるはずと思っていたら、どうも途中何冊かすっとばしているみたい orz オマケに細かい設定はすっかり忘却の彼方に。
また最初から読み直そうかなあ。。。
2006年10月21日 (土) | EDIT |


著 者: 乃南アサ
出版年: 2004年
出版社: 新潮文庫/新潮社
小滝橋警察署の阿久津刑事の元に、ある女性が財産をだまし取られたと相談にやってきた。山崎元子と言うその女性は、結婚を約束した男がいたが、突然連絡が取れなくなったと訴える。相手は、ゲームソフトの開発会社を経営し、有名私大の非常勤講師も務めていた橋口雄一郎という男で、最初は元子の勤めるクラブに客としてやってきたと言う。橋口と連絡が取れなくなってから、元子が会社や大学に電話を入れてみると、全て出鱈目で、橋口が持っていた連絡用のポケベルも既に解約されていた。そして元子は、橋口に580万ものお金を渡していた。阿久津は元子に被害届を出させた後に調べたところ、他の署にも同じ橋口雄一郎を相手とした被害届が出されていることがわかる。プロの結婚詐欺師の匂いを感じ取った警察は、捜査本部を結成し、阿久津たちは橋口の洗い出しを始める。
その頃、橋口は新たな女性を毒牙にかけていた―――――
結婚詐欺って昔は耳にしたけれど、今もあるのかなあ。。。
2006年10月08日 (日) | EDIT |

著 者: 貫井徳郎
出版年: 2000年
出版社: 新潮文庫/新潮社
ある日突然、妻、絢子が書き置きを残し、迫水の元を去っていった。迫水は絢子を探そうとするが、彼女の過去を何一つ知らなかったことに気付く。絢子の以前の職場である喫茶店を訪ね、友人の志村明代から絢子に腹違いの兄弟がいることと、絢子を喫茶店に連れてきたという新井という男の連絡先を聞いた迫水は、新井の元を訪ねようとするが、顔に大きな傷跡のあるヤクザにつけられていた。新井から繋がる細い細い糸をたどる迫水は、絢子の異母妹、横内秋絵が、渡辺組という暴力団の組長狙撃事件を調べていることを知る。事件は絢子の失踪と関わりがあるのか?更に渡辺組だけでなく神和会という暴力団も関わっており、迫水は絢子を追ううちに、自分とはまったく関わりの無かった世界に足を踏み入れていく―――――
貫井徳郎は「慟哭」を読んだことがあるくらいかな。好きでも嫌いでもないという感じなんだけど、旅行に行くのに何か持って行かねばと、図書館で適当に手に取った物の1つです。
2006年06月18日 (日) | EDIT |

著 者: 野沢尚
出版年: 2002年
出版社: 講談社
官庁街連続爆発事件を起こした新興宗教“メシア神道”の教祖、坂上輪水の死刑判決が下った瞬間、渋谷のスクランブル交差点で無差別爆弾テロが起こる。殺人を犯し、刑務所で服役する妻を持つ刑事、鳴尾良輔は事件現場で爆弾に混入していたと見られるビーズを発見する。獄中の妻、籐子が秘密裏に行ったプロファイルとビーズ絡みの事件を調べた結果、容疑者として照屋礼子という1人の女が浮かび上がる。彼女は、当局の命を受けてメシア神道に潜入した公安刑事だった。礼子が潜入刑事だったことを悟られたくない公安部は、彼女の存在を明らかにしようとしない。そんな警察をあざ笑うかのように、礼子は次々と爆破を繰り返していく―――――
野沢尚、結構好きで何作か読んでいます。本当に亡くなったのが残念。
2005年10月13日 (木) | EDIT |
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