HOME > 小説 著者:は~ほ
2014年12月15日 (月) | EDIT |

著 者: 誉田哲也
出版年: 2009年
出版社: 光文社
日本最大の指定暴力団、大和会系石堂組傘下の仁勇会に所属しているチンピラ、小林充の刺殺体が見つかる。警視庁捜査一課殺人犯十係の警部補、姫川玲子は、十係長の今泉春男警部から、捜査上で“柳井健斗”なる名前が浮かんでも、決して捜査をしてはならないと命じられる。実は匿名で柳井が犯人だというタレこみがあったのだが、柳井は、9年前に姉の千恵を殺され、当時重要参考人とされていた父親が警官の銃を奪って自殺するという事件の遺族だった。小林は当時千恵の恋人であったため、柳井が小林が千恵殺しの犯人という証拠を見つけ、復讐のために殺したのであれば、警察の失態が明らかになるため、上層部はこれを隠そうとしたのだった。しかし現場には理由をはっきり告げられずにいたため、姫川はこれに反発し、コンビを組んだ中野署の下井正文刑事と離れ、単独捜査を始める。柳井の現住所となっているアパートの近くで張り込みを続けていた姫川の前に、柳井の知り合いだという槇田功一という男が現れる。柳井の情報を得るために連絡先の交換をするが、姫川は槇田に心惹かれてる自分を感じていた。しかし捜査を続けるうちに、仁勇会の幹部、藤元英也が殺され、姫川は、槇田が実は石堂組の傘下である極清会の会長、牧田勲と知る―――――
また姫川玲子シリーズです。仕事も混んできて、飲み会も続いて、あんまり映画を観に行けてないので… (^^ゞ 書き溜めていた記事の中から。
これは映画化されたんだよね。まだ観ていないけど。
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2014年12月04日 (木) | EDIT |

著 者: 誉田哲也
出版年: 2011年
出版社: 光文社文庫/光文社
警視庁捜査一課の主任刑事、姫川玲子は、4年前に亡くなった先輩、木暮利光の墓参りに訪れた時、若い女性とすれ違う。それは6年ほど前、まだ玲子が品川署の強行班捜査係の巡査刑事で巡査部長の木暮とコンビを組んでいた頃、品川東高等学校で生徒の転落事故が起こり、死んだ生徒と同じ水泳部に所属していた多田美代子だった。玲子は、美代子の存在を訝しく思う木暮の妻、景子に、事件の概要を説明する―――――(「東京」)
他「過ぎた正義」「右では殴らない」「シンメトリー」「左だけ見た場合」「悪しき実」「手紙」収録
これも随分前に読んだのですが。姫川玲子シリーズ3冊目、今回は短編集です。
2014年11月17日 (月) | EDIT |

著 者: 誉田哲也
出版年: 2009年
出版社: 光文社文庫/光文社
多摩川土手の路上に放置されていたワンボックスカーの荷台から、人間の左手首が発見される。同時に、近所にある高岡工務店が借りているガレージに大量の血痕があると通報があり、高岡工務店の従業員である三島耕介が、手首は高岡工務店の社長、高岡賢一のものであると証言したことから、警視庁は高岡は殺されたものとみて死体なき殺人事件として捜査を始める。警視庁捜査一課の警部補、姫川玲子は、高岡を親代わりと慕っていた耕介の事情聴取担当に名乗りを上げようとしたが、天敵、日下守警部補の策略により、耕介の恋人、中川美智子の事情聴取に当たる羽目に。彼女の父親は2か月前に建設現場で転落死したことを聞いた玲子は、彼女が何らかの暴力に怯えている様子を見て、何か隠していることがあるのではと思う。一方、日下は耕介の事情聴取の裏を取るため、9年前に父親を建設現場でなくした耕介を引き取った施設を訪ねていく。耕介の父親が亡くなった事故が、保険金詐欺ではないかと疑った日下は、9年前の事件を掘り下げていくが…
かなり前に読んでいたんだけど、記事にするのがすっかり遅くなってしまって、再度読み直しました。
2013年04月30日 (火) | EDIT |

著 者: 誉田哲也
出版年: 2008年
出版社: 光文社文庫/光文社
東京都葛飾区の都立水元公園の釣り堀の近くで、腹部に大きな創傷のある男性の遺体がビニールシートに包まれたままの状態で発見される。警視庁捜査一課殺人犯捜査十係の姫川玲子警部補は現場に急行し、4人の部下、石倉保巡査部長、菊田和男巡査部長、大塚真二巡査、湯田康平巡査、そして所轄の井岡博満巡査らとともに捜査に当たる。玲子は遺体につけられた腹部の創傷の意味を考えるうち、監察医の國奥定之助から聞いていた変死体との関連性を感じ取る。これは水元公園の釣り堀に沈められようとしていたもので、何らかのトラブルでそれが出来なくなったために遺棄された形になった、他にも犠牲者が沈んでいるのではないかと推測した玲子は、釣り堀を浚うことを提案する。かくして2人目の遺体が発見され、事件は連続殺人へと発展する。被害者たちの共通点は、毎月第2日曜日にどこかへ出かけており、行先を家族も知らないということ。捜査を進める中、大塚は被害者の友人から“ストロベリーナイト”という言葉を耳にする。事件との関連性を確信出来ない大塚は、姫川に内緒で違法捜査をしようと考え、巻き込まないためにペアを組んでいた北見昇警部補にも黙って捜査を進める。するとあるアングラサイトの存在が浮かび上がってくるが―――――
連ドラを観ていたので、原作を読んでみるか、くらいな感じで図書館で予約してみました。
2009年11月02日 (月) | EDIT |

著 者: 東野圭吾
出版年: 2008年
出版社: 文春文庫/文藝春秋
旧江戸川の堤防で、顔をつぶされ指紋を焼かれた身元不明の死体が、盗難自転車と共に発見される。ほどなく死体の身元は富樫慎二と言う男だと判明、警視庁捜査一課の刑事、草薙俊平は、参考人として富樫の元妻である花岡靖子の元に事情聴取に訪れ、その際に靖子の隣に住む数学教師の石神哲哉と遭遇する。石神が手にしていた郵便物から、彼が帝都大学のOBであると知った草薙は、大学時代の同期である帝都大学物理学科助教授、湯川学に話をすると、石神は、湯川が天才数学者と認めるただ1人の男だと言う。懐かしさにかられ、湯川は石神と17年ぶりの再会を果たすが―――――
これもかなり前に読み終わっていたんだけど、なかなか記事に出来ずにいました。






THEMA:東野圭吾
GENRE:小説・文学
TAG:東野圭吾 「このミステリーがすごい!」2006年版
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2009年10月11日 (日) | EDIT |

著 者: 東野圭吾
出版年: 2008年
出版社: 角川文庫/角川書店
妻を亡くし、男手一つで娘の絵摩を育ててきた長峰重樹を、ある日、花火大会に出かけた絵摩が遺体で発見されるという悲劇が襲う。嘆き悲しむ長峰のもとに、匿名で、絵麻を殺した犯人の名前と住まいを告げる1本の電話が入る。長峰は半信半疑で犯人だと告げられた伴崎敦也のアパートに忍び込むが、そこで、絵麻が陵辱されている様子の映ったビデオと絵麻の浴衣を見つける。そこへ最悪のタイミングで敦也が帰宅したため、怒りの余り自分を見失っていた長峰は敦也を殺してしまう。そして、敦也と一緒に絵麻を襲った菅野快児が長野に逃げたことを聞き出すと、自らの手で復讐を遂げるべく、長峰は快児の後を追って長野に向かう。
絵麻の事件を担当していた警視庁捜査一課の刑事、織部孝史は、敦也の死体発見現場に残された指紋などから、長峰を重要参考人として追わざるを得ない立場に。織部は絵麻の事件の状況から、長峰に同情する気持ちが沸いてしまい、迷いながら長峰を追うが―――――
しばらく前に読み終わっていたのですが、映画化を前にやっとレビューを書きました。
2007年11月18日 (日) | EDIT |

著 者: 林真理子
出版年: 2002年
出版社: 角川書店
佐伯ユリ子は、今まさにこの世の春を謳歌していた。銀行員の夫、達也はユリ子の仕事には寛大で口を出さず、16歳の息子、圭児は名門高校に入学しユリ子の自慢の種であった。大学へ行かずにユリ子のアシスタントをしている19歳の娘の美果だけはユリ子の理解の外であったが、料理研究家として4冊目の本を出版し、女性誌の編集長である緑川を愛人としている彼女には、取るに足らないことであった。
しかし、ユリ子の知らないところで家族はそれぞれに問題を抱えており、そしてある日突然、それは圭児が殺人を犯すという行動によって崩壊する―――――
林真理子って、昔はエッセイをよく読んでいたんだけど、小説はほとんど読んだことがなかったんだよね。イマイチ肌に合わなくて。これは友だちが面白かったと言っていたので、読んでみました。
2007年10月14日 (日) | EDIT |


著 者: トマス・ハリス
訳 者: 高見浩
出版年: 2007年
出版社: 新潮文庫/新潮社
1944年、リトアニアのレクター伯爵は、ドイツ軍の襲撃から逃れるために家族と共に城から脱出し、近くの森にあるロッジに避難していた。3年半、彼らはそこで生き延びたが、シュトゥーカ爆撃機に襲撃され、幼いハンニバルと妹ミーシャを残し、家族は全員死んでしまう。その後2人のいるロッジに残兵たちが逃げ込んで来て、ミーシャは殺されてしまった。
2年後、ハンニバルは孤児収容所となったレクター城に引き取られていたが、妹の死がトラウマなって言葉を失い、毎夜悪夢にうなされていた。ある日、フランスにすむ父親の弟ロベールがハンニバルを迎えに来る。ハンニバルは、叔父と叔父の妻である日本人の紫、そして下男、家政婦たちとしばらくは穏やかな日々をすごす。ハンニバルはある日、叔母と出かけた市場で、肉屋のポールが彼女をひどく侮辱したのに腹を立て、ポールを手にかける。フランス警察のポピール警視はハンニバルがポールともめていたことを聞き、彼を疑うが―――――
映画がちょっとアレだったんで…どうしようかと思ったんだけど、とりあえず読まねばなるまい。でも、全作手元にあるわけじゃないので(あ、「羊たちの沈黙」だけはあるか)、少々細かいところは忘れております。






THEMA:映画原作・ノベライズ
GENRE:小説・文学
TAG:トマス・ハリス 「ハンニバル・レクター[小説]」シリーズ
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2007年04月12日 (木) | EDIT |

著 者: 平山夢明
出版年: 2006年
出版社: 光文社
町の外れに住む社長の息子たろうは、大きな声で挨拶の出来るいい子で、町の人にも好かれていた。しかしある日を境に、たろうは市長の妾の子だという少年に何かと絡まれるようになり、友達は一緒に虐められることを怖れて、たろうから離れていってしまった。たろうは家の反対側にある湖の畔で、テントで暮らす小柄な老人と出会う。たろうが部屋から湖を眺めていると、老人が湖で水浴びを始め、たろうは老人の体にある異変を見付ける―――――(「C10H14N2(ニコチン)と少年―乞食と老婆」)
他「
2007年版「このミステリーがすごい!」1位の作品。第59回日本推理作家協会賞(短編部門)も受賞しとります。
ちなみに、ユニバーサル横メルカトルって何だろって思ってたら、地図のことなのね。そういや、メルカトル図法って習ったな。これは、メルカトル図法とは異なるらしいが。






THEMA:ミステリ
GENRE:小説・文学
TAG:平山夢明 「このミステリーがすごい!」2007年版 日本推理作家協会賞
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2006年11月08日 (水) | EDIT |

著 者: 東野圭吾
出版年: 2006年
出版社: 文春文庫/文藝春秋
武島剛志は、たった1人の弟、直貴の大学進学費用を何とかしようとして、盗みに入った家で家人を殺してしまう。そして直貴は、犯罪加害者の家族として生きることを余儀なくされ、色々なものを諦めてきた。大学への進学、プロミュージシャンへの夢、そして初めて愛した女性、朝美―――――。いつでも、夢を見た瞬間に兄から届く手紙がすべてを壊してきた。そんな中で、いつも変わらぬ態度で接してくれる由実子と結ばれた直貴は、彼女と家庭を持ち、ささやかな幸せを味わっていた。しかし、また剛志の存在が直貴の幸せを阻もうとしていた。それが家族に及ぼうとしていると知った時、直貴は剛志に決別の手紙を書く―――――
映画(公式サイト)絶賛公開中。しかし、映像化はどうも怖いんだわ。未だ観る勇気がない。