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2006年08月11日 (金) | EDIT |

著 者: 伊坂幸太郎
出版年: 2003年
出版社: NON NOVEL/祥伝社
銀行強盗をするには、4人が適当。そしてまず、警報ボタンを押させないこと。金を手に入れたら素早く逃げる。それさえ抑えれば銀行強盗は簡単だ。
人の嘘を感じ取る能力のあるリーダー格の成瀬、口から産まれてきたような演説好きの響野、天才的な腕前のスリ久遠、1秒も狂わない体内時計を持つ雪子。ひょんな成り行きで知り合った4人は、それぞれに事情があったために銀行強盗をすることに。4人は抜群のチームワークで何度か銀行強盗を成功させていたが、ある日、いつものように銀行を襲った帰り道で、4人が乗った車は、横から飛び出してきた車と接触事故を起こす。相手の車は、最近巷を騒がせている現金輸送車ジャックだった。銀行から奪ってきた4千万円を、現金輸送車ジャックにまんまと奪われてしまった4人。しかし、久遠が犯人の1人の財布をスっていたことから、住まいを割り出して訪ねてみると、そこには死体が1つ―――――
映画(公式サイト)は未見です。いまいち、キャスティングとストーリーに興味が持てなかったし。






THEMA:伊坂幸太郎
GENRE:小説・文学
TAG:伊坂幸太郎 「陽気なギャング」シリーズ 「このミステリーがすごい!」2004年版
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2006年07月18日 (火) | EDIT |

著 者: 石持浅海
出版年: 2005年
出版社: ノン ノベル/祥伝社
成城にある高級ペンションで、大学の軽音楽部内の有志、別名“アル中分科会”の同窓会が開かれる。集まったのは、伏見亮輔、伏見と同期でこのペンションの管理人である安藤章吾、1年先輩の上田五月、1年後輩の新山和宏と大倉礼子(旧姓:碓氷)、2年後輩の石丸孝平、礼子の妹、碓氷優佳の7人。個人の部屋に引き上げ、夕食までの短い時間を思い思いに過ごすことになったその間、伏見は新山を事故に見せかけて殺し、密室を作り上げる。なかなか部屋から出てこない新山を、翌日の朝まで発見されないように何とか上手く誘導しようとする伏見。しかし、メンバーの中には、人一倍勘の鋭い優佳がいた。扉を開けさせたくない伏見と、扉を開けさせようとする優佳の攻防が始まる―――――
宝島社「このミステリーがすごい!」2006年版の第2位でした。図書館で予約したのは2月。予約した本は忘れた頃にやってくるのです。






THEMA:ミステリ
GENRE:小説・文学
TAG:石持浅海 「このミステリーがすごい!」2006年版
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2006年07月17日 (月) | EDIT |

著 者: 伊坂幸太郎
出版年: 2000年
出版社: 新潮社
コンビニ強盗をして捕まった伊藤は、すんでの所でパトカーから逃げ出し、目が覚めると荻島という見知らぬ島に来ていた。この島は江戸時代から“鎖国”をしており、誰にも知られていない孤島で、島独自の文化を築いていた。ここには未来がわかるという喋るカカシ・優午がおり、島の人々の支えとなっていた。しかし翌日、優午はバラバラにされて“殺される”。未来を知る優午は、何故自分の死を予測できなかったのか? 優午を“殺した”犯人を捜そうとする伊藤だったが…
本当は「陽気なギャングが地球を回す」を借りに行ったのだけど、ちょうど見あたらなくて、時間もなかったので、たまたまあったこれを手にとって出てきたのでした。
2006年06月29日 (木) | EDIT |

著 者: 荻原浩
出版年: 2005年
出版社: 新潮文庫/新潮社
高3の夏。渡辺光也の所属する高校の野球部は甲子園を夢見る前にあっさりと負け、光也は野球部を引退した。ある日、光也は、幼なじみの山岸亮太に2ヶ月ぶりに呼び出されて、中2の時のクラスメイトが次々と不審な事故に見舞われているという、妙なことを聞かされる。植村弘樹はコンビニで通り魔に襲われて鎖骨を骨折し、全治4ヶ月。神野葵は中傷ビラをばらまかれる。どちらも、不気味な犯行予告のようなメールが届いていた。弘樹は犯人はトロ吉に違いないと主張する。トロ吉こと廣吉剛史は、中2の時、クラスでいじめを受けていた。担任である野口でさえも廣吉をやり玉に挙げる始末。光也自身はいじめには積極的に加わっていなかったものの、見て見ぬ振りをしていたという負い目があった。光也と亮太、そして清水群平も加わった“北中防衛隊”は、トロ吉を探し出して復讐を止めさせようと夜の街の見回りを続ける。トロ吉の影を見たりはするものの、なかなか本人を捕まえることは出来ず、そしてある日、ついに事件は起きる―――――
「明日の記憶」の原作者ということで、ヘー太さんのオススメでしたので読んでみました。荻原浩は初挑戦です。
2006年05月28日 (日) | EDIT |

著 者: 大沢在昌
出版年: 1997年
出版社: 角川文庫/角川書店
アメリカで、密かに研究が進められていた
これは、たまたま図書館で見付けて借りたものですね。
2006年05月14日 (日) | EDIT |

著 者: J.オースティン
訳 者: 中野好夫
出版年: 1813年(原書)/1997年(翻訳)
出版社: 新潮文庫/新潮社
18世紀末、イギリスの田舎町。5人の姉妹が居るベネット家の隣に、資産家のビングリーが妹2人と友人のダーシーを伴ってロンドンからやってくる。ベネット夫人が娘たちのどれかをビングリーの元に嫁がせようと躍起になる中、ビングリーは、舞踏会でベネット家の穏和で美しい長女・ジェーンを見て一目惚れ。内気なジェーンもまたビングリーに好意を抱く。快活で誰にでも好かれるビングリーとは反対に、その親友であるダーシーは気むずかし屋で気位が高く、人を寄せ付けない。ベネット家の次女・エリザベスは、ダーシーを「プライドの高い男」と思い、反感を抱く。また、エリザベスは、ダーシーの昔なじみの将校、ウィッカムから、彼がダーシーに受けた仕打ちを聞き、ますますダーシーへの反感を募らせる。ダーシーはエリザベスに好意を持っていたが、プライドの高さゆえに言葉には出せずにいた―――――
01月にこの映画を観たので、原作を借りてみました。普段は英米文学はほとんど読まないし、これは古典と言ってもいい古さなので、ちょっとどうかなと思っていたのですが…
2005年12月23日 (金) | EDIT |


著 者: 大沢在昌
出版年: 2005年
出版社: カッパノベルス/光文社
類い希なる美貌を持つ麻薬取締官、神崎アスカ。実は脳移植手術により、瀕死の状態となった河野明日香刑事の脳を、麻薬組織「クライン」のボスの愛人だった神崎はつみの身体へ移し、新しく生まれ変わった姿だったのだ。このことは警視庁でもトップシークレット扱いとなり、アスカが明日香とはつみだったことは、明日香の相棒であり恋人であった“仁王”こと古芳刑事の他、数人しか知らないことだった。しかし、アスカを手術した医者、コワルスキーがロシアに亡命したことから、唯一の脳移植者であるアスカを狙って
これは「天使の牙」の続編です。続編が出てるなんて、図書館で、偶然この本を見付けるまで知らなかった。
「天使の牙」は、以前映画化されてますね(映画公式サイト)。観てないけど。
ていうか、仁王が大沢たかお??? (;・∀・) 何か間違っとるのでは…
2005年10月28日 (金) | EDIT |

著 者: 奥田英朗
出版年: 2005年
出版社: 角川書店
東京、中野に住む小学校6年生、上原次郎は、父・一郎が頭痛のタネ。フリーライターと名乗ってはいるが、本当かどうかわかったものじゃない。国家や法律が大嫌いで、区役所の人や次郎の学校の先生に論争をふっかけたり、問題ばかり起こしている。不良中学生にカツアゲされたり、小学生にもそれなりの事件があるのだが、ある日、次郎の家に父の知り合いだというアキラが居候することになる。次郎は、父が元過激派集団の一員で、伝説の闘士と呼ばれていることを知り仰天する。アキラはその時の仲間だったのだ。アキラは、対立する分派の指導者が居るマンションに踏み込み、その相手を殺してしまう。アキラが居候していたために、家宅捜索を受けた上原家。一郎は激怒して大暴れし、そのために、とうとう家を追い出されることになってしまった。そして上原一家は、一路南を目指すことに―――――
サウスバウンドとは、「南へ向かう, 南回りの.」という意味だそうな。(goo辞書より)
2005年09月09日 (金) | EDIT |


著 者: 奥田英朗
出版年: 2004年
出版社: 講談社文庫/講談社
及川恭子はサラリーマンの夫と2人の子供を持つ平凡な主婦。夫の勤務先で放火事件があり、それをきっかけに、今までの夫の行動の不審さに気付いてしまう。
久野薫は所轄勤務の警部補。7年前、交通事故で妻を亡くしてから不眠症になっているが、配置換えを恐れて周りには隠している。八王子に住む義母と、妻、子を亡くした心をお互いに慰め合い、支え合っている。
渡辺裕輔は授業をサボり、街で遊ぶ高校生。しかし、高校を中退している遊び仲間の将来を考えると、高校を辞めてしまう勇気も持てない。
及川の会社で起こった放火事件をきっかけに、3人の運命は微妙に絡まり合い、動いていく…
かなり良かったです。よく「最悪」と比べる人がいるようですが、個人的には「最悪」よりこちらの方が好き。
ちょっとしたきっかけでどんどん悪い方へ悪い方へ流れてしまうというのは、どちらも同じですが。






THEMA:奥田英朗
GENRE:小説・文学
TAG:奥田英朗 「このミステリーがすごい!」2002年版
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2005年08月21日 (日) | EDIT |