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週に1本は劇場で映画を観る!が合言葉。 主に映画、時々小説の感想を脳内垂れ流しで書きなぐるブログ。ネタバレあり。
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接吻 
2009年11月20日 (金) | EDIT |
 WOWOWにて鑑賞
接吻接吻
2006年/日本/108分
監督: 万田邦敏
出演: 小池栄子/豊川悦司/仲村トオル
公式サイト

他人と上手く付き合うことが出来ない地味なOL、遠藤京子は、ある日、自身とは無関係な一家3人を意味もなく殺し、自ら警察に電話をかけマスコミの前で逮捕された坂口秋生の謎の微笑に魅了される。このひとは、自分と同じものだ―――――そう直感した京子は、坂口について書かれた記事を集め、彼についての情報をノートに書き綴る。坂口は黙秘を続けており、国選弁護士として付いた長谷川は、自分は坂口の味方だと告げ、事件の詳細を語るように諭したものの、全く反応のない坂口になすすべもなかった。初公判の日に、長谷川は京子から声をかけられ、坂口に差し入れをしたいので、自分のことを坂口に話して欲しいと頼まれる。坂口のことを自分と重ね合わせ、他人とは思えないのだと言う京子に、始めは坂口の心情を知ろうと近付いた長谷川だったが、いつの間にか彼女に惹かれ始める―――――


劇場で観たかったんだけど、観逃してしまっていた作品です。
ほとんど小池栄子とトヨエツ、仲村トオルの3人しか出てこない映画で、上手く絡み合っていたと思う。
特に小池栄子。今までまともに彼女の演技って観たことがなかったんだけど、こういうのも出来るんだなあ…と見直した。
京子が坂口に惹かれる瞬間はちょっとわかりづらかった(というか理解しがたかった)んだけど、その後、京子が坂口にのめりこんでいく様子はすごく良かった。囚人と獄中結婚する話はたまに聞くし、自分にはそういう人の心情が全く理解できないんだけど、この映画を観て、ああ、こういう心理なのかな…と。要するに思い込みな訳だけど、恋愛なんて結局思い込みだからねぇ。ただ、相手と時間を共有して愛を育む普通の恋愛と違って、京子の場合は坂口と何も共有しておらず、本当に一方的な思い込みなので、だからこそああいうラストに至ったんだろうなぁと妙に納得した。この思い込みの激しさが、あるいは彼女(もしくは彼)を世間から孤立させていたのかもしれないなと思いました。
ある意味、ラストは読めていたという感じ。坂口自身も予感していただろうと思えるくらい。

タイトルの“接吻”はなかなか出てこなくて、最後、ここでそう来るか!って感じで出てきてびっくり びっくり あの“接吻”のせいで、今度は長谷川が京子の立場になってしまった。最後、「僕があなたを弁護します!」と叫んだ長谷川は、京子の狂気の中に完全に取り込まれている…

評価:★★★☆(3.5)
あちこちで小池栄子が誉められているけど、それも納得。とにかく彼女がいい。


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(2009/02/25)
小池栄子豊川悦司
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監督:万田邦敏
出演者:小池栄子、 豊川悦司、 仲村トオル、 篠田三郎
収録時間:108分
レンタル開始日:2009-02-25

Story
『ありがとう』の万田邦敏が監督・脚本を務め、殺人犯とその犯人に惹かれる女、担当弁護士の男女3人が織り成す究極の愛を描いたサスペンス。孤独な日々を送るOL・京子は、ニュースに映し出された殺人犯・坂口に同じ孤独感を見出し惹かれ始める…。 (詳細はこちら

【TSUTAYA DISCUS】【DMM.com】
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THEMA:WOWOW/スカパーで観た映画の感想
GENRE:映画
TAG:万田邦敏 小池栄子 豊川悦司 仲村トオル 
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