2009年12月23日 (水) | EDIT |
■ WOWOWにて鑑賞
実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
2007年/日本/190分
監督: 若松孝二
出演: 坂井真紀/ARATA/並木愛枝/地曵豪/伴杏里
公式サイト
1972年、かつて日本にも革命を叫び、銃を手にした若者たちがいた―――――
1960年代後半に発生した大学闘争は、大量の逮捕者を出しながらも様々な会派を生み出し、全国へと広がっていった。武装闘争を唱える赤軍派はよど号ハイジャック事件、革命左派は上赤塚交番襲撃事件を起こすなどの過激な活動が目立っていたが、大学闘争は徐々に収束に向かっていた。そんな中、赤軍派は革命左派と統合し連合赤軍として活動するようになる。警察の目を逃れるように、山岳ベースに活動の場を移していった連合赤軍は、元赤軍派の森恒夫、元革命左派常任委員代表の永田洋子がメンバーの主導権を握る中で、破滅的な道をたどっていく―――――
知り合いに薦められてはいたんだけど、劇場で観そびれました。しかしこんなに長かったとは…劇場で観なくてよかったかも(笑)

2007年/日本/190分
監督: 若松孝二
出演: 坂井真紀/ARATA/並木愛枝/地曵豪/伴杏里
公式サイト
1972年、かつて日本にも革命を叫び、銃を手にした若者たちがいた―――――
1960年代後半に発生した大学闘争は、大量の逮捕者を出しながらも様々な会派を生み出し、全国へと広がっていった。武装闘争を唱える赤軍派はよど号ハイジャック事件、革命左派は上赤塚交番襲撃事件を起こすなどの過激な活動が目立っていたが、大学闘争は徐々に収束に向かっていた。そんな中、赤軍派は革命左派と統合し連合赤軍として活動するようになる。警察の目を逃れるように、山岳ベースに活動の場を移していった連合赤軍は、元赤軍派の森恒夫、元革命左派常任委員代表の永田洋子がメンバーの主導権を握る中で、破滅的な道をたどっていく―――――
知り合いに薦められてはいたんだけど、劇場で観そびれました。しかしこんなに長かったとは…劇場で観なくてよかったかも(笑)
とにかく長くて疲れました… 
ドキュメンタリータッチにして、前段階を描かないとあさま山荘への道程がわかりづらかったのもわかるけど、あさま山荘事件がそれらしき片鱗を見せるのは2時間半くらい経ってからですよ… orz
わたしには、単なる犯罪者集団にしか観えなかった。自分たちの資金で活動するならともかく、交番襲ったり銀行襲ったり、立派な犯罪だよね。「理想を現実のものとして、より良い日本を作る」ってお題目は立派だと思うけど、その言葉のもとに犯罪を正当化することが理解できない。
最初は理想に燃えていたのだろうけれど、それが、彼らの行動、特に山岳キャンプに入ってから、言っていることが上っ面だけに聞こえてしょうがなかった。遠山が、永田に「もっと自分の言葉で語って!!」と攻められるけど、永田の考えも自分自身の考えじゃなくて通り一遍なものに聞こえた。永田と森のベッドシーンも入れたりしているから、監督にそういう意図があったのかもしれないね。
だから余計に、ほとんどの人は、森と永田が怖くて(次に自分が総括されるかもしれないという)従っていたんじゃないのかなと思えてならなかった。最後、加藤弟が「俺もあんたも勇気がなかったんだよ!!」と叫んだことが、象徴していたように思う。集団の怖さって言うのかな、何かが違うと思いながらも口に出す勇気がなかったことが悲劇を招いたとも言えそう。
「総括」と言う言葉で殺人まで正当化する彼らは、カルト集団みたいというか…まぁ、テロリストってそういうものかもしれないけど。自分たちは正しいと思って行動しているんだもん、誰にもどうにも出来ないよね。その時代にはそぐわないかもしれないけど、いつか、どこかでそれが“正しい”とされることもあるかもしれない。だから厄介なんだろうけど…。
予備知識、少なくとも主要人物くらいは頭に入れてから観ないと、登場人物が多すぎて把握しきれない。わたしは予備知識をほとんど入れずに観たので、最初の方はちんぷんかんぷんで、彼らが言っていることがまったく理解出来ませんでした。最後まで観てから冒頭部分を再度観て、何となくわかってきたって感じかな。それでも、彼らの主張は理解しがたいのですけどね。
俳優陣は、永田役の並木愛枝が秀逸でした。すごく印象的。
評価:★(1.0)
「あさま山荘への道程」とは言え、その道程がとにかく長いのがなあ…。
この時代、事件をリアルで体験した人たちにはまた感想が違うでしょうけど、歴史的な出来事としてしかわからないわたしは、あんまり面白くはなかったかな。
DVDの購入はコチラ
【amazon】
レンタルはコチラ
【ぽすれん】

ドキュメンタリータッチにして、前段階を描かないとあさま山荘への道程がわかりづらかったのもわかるけど、あさま山荘事件がそれらしき片鱗を見せるのは2時間半くらい経ってからですよ… orz
わたしには、単なる犯罪者集団にしか観えなかった。自分たちの資金で活動するならともかく、交番襲ったり銀行襲ったり、立派な犯罪だよね。「理想を現実のものとして、より良い日本を作る」ってお題目は立派だと思うけど、その言葉のもとに犯罪を正当化することが理解できない。
最初は理想に燃えていたのだろうけれど、それが、彼らの行動、特に山岳キャンプに入ってから、言っていることが上っ面だけに聞こえてしょうがなかった。遠山が、永田に「もっと自分の言葉で語って!!」と攻められるけど、永田の考えも自分自身の考えじゃなくて通り一遍なものに聞こえた。永田と森のベッドシーンも入れたりしているから、監督にそういう意図があったのかもしれないね。
だから余計に、ほとんどの人は、森と永田が怖くて(次に自分が総括されるかもしれないという)従っていたんじゃないのかなと思えてならなかった。最後、加藤弟が「俺もあんたも勇気がなかったんだよ!!」と叫んだことが、象徴していたように思う。集団の怖さって言うのかな、何かが違うと思いながらも口に出す勇気がなかったことが悲劇を招いたとも言えそう。
「総括」と言う言葉で殺人まで正当化する彼らは、カルト集団みたいというか…まぁ、テロリストってそういうものかもしれないけど。自分たちは正しいと思って行動しているんだもん、誰にもどうにも出来ないよね。その時代にはそぐわないかもしれないけど、いつか、どこかでそれが“正しい”とされることもあるかもしれない。だから厄介なんだろうけど…。
予備知識、少なくとも主要人物くらいは頭に入れてから観ないと、登場人物が多すぎて把握しきれない。わたしは予備知識をほとんど入れずに観たので、最初の方はちんぷんかんぷんで、彼らが言っていることがまったく理解出来ませんでした。最後まで観てから冒頭部分を再度観て、何となくわかってきたって感じかな。それでも、彼らの主張は理解しがたいのですけどね。
俳優陣は、永田役の並木愛枝が秀逸でした。すごく印象的。
評価:★(1.0)
「あさま山荘への道程」とは言え、その道程がとにかく長いのがなあ…。
この時代、事件をリアルで体験した人たちにはまた感想が違うでしょうけど、歴史的な出来事としてしかわからないわたしは、あんまり面白くはなかったかな。
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【ぽすれん】
監督:若松孝二
出演者:坂井真紀、 ARATA、 伴杏里、 原田芳雄
収録時間:190分
レンタル開始日:2009-02-27
Story
鬼才・若松孝二監督が“あさま山荘事件”を徹底検証していく実録ドラマ。革命にすべてを賭けた若者たちにより結成された連合赤軍は、あさま山荘に立てこもり、警察との銃撃戦を繰り広げる。主演は坂井真紀、ARATAほか実力派俳優らが共演。 (詳細はこちら)
鬼才・若松孝二監督が“あさま山荘事件”を徹底検証していく実録ドラマ。革命にすべてを賭けた若者たちにより結成された連合赤軍は、あさま山荘に立てこもり、警察との銃撃戦を繰り広げる。主演は坂井真紀、ARATAほか実力派俳優らが共演。 (詳細はこちら)
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