2009年11月26日 (木) | EDIT |
■ シネマート新宿にて鑑賞
ウェイヴ/DIE WELLE
2008年/ドイツ/108分
監督: デニス・ガンゼル
出演: ユルゲン・フォーゲル/フレデリック・ラウ/マックス・リーメルト/ジェニファー・ウルリッヒ/ヤコブ・マッチェンツ
公式サイト
公開: 2009年11月14日
ドイツのある高校の教師ライナー・ベンガーは、水球部の顧問を務め、生徒ともファースト・ネームで呼び合うほど慕われていた。1週間の特別実習が行われることになり、ライナーは“無政府主義”を受け持ちたかったが、同僚のビーラントが受け持つことになったため、しぶしぶ“独裁制”の実習を引き受ける。ライナーは、「今のドイツで独裁制はありえない」という生徒たちに、身をもって体験させることを思いつく。手始めにリーダーを決め、生徒たちの提案でリーダーとなったライナーは、自分の名前に“様”をつけて呼ばせ、発言する時は挙手・起立を徹底する。始めは面白がっていた生徒たちだったが、この集団に制服を取り入れ、独自のロゴを作ると段々ハマる者が現れ始め、行動がエスカレートしていく。一部の生徒はこの授業を抜け、危険性を訴えるが―――――
「es[エス]」みたいだなーと思って気になっていました。
実話ベースのフィクションで、元は1967年にアメリカの高校で実際に行われた授業だったそうな。1日だけだったはずが次第にエスカレートしていったため、危険を感じた学校側によって5日目で強制終了されたらしいです。

2008年/ドイツ/108分
監督: デニス・ガンゼル
出演: ユルゲン・フォーゲル/フレデリック・ラウ/マックス・リーメルト/ジェニファー・ウルリッヒ/ヤコブ・マッチェンツ
公式サイト
公開: 2009年11月14日
ドイツのある高校の教師ライナー・ベンガーは、水球部の顧問を務め、生徒ともファースト・ネームで呼び合うほど慕われていた。1週間の特別実習が行われることになり、ライナーは“無政府主義”を受け持ちたかったが、同僚のビーラントが受け持つことになったため、しぶしぶ“独裁制”の実習を引き受ける。ライナーは、「今のドイツで独裁制はありえない」という生徒たちに、身をもって体験させることを思いつく。手始めにリーダーを決め、生徒たちの提案でリーダーとなったライナーは、自分の名前に“様”をつけて呼ばせ、発言する時は挙手・起立を徹底する。始めは面白がっていた生徒たちだったが、この集団に制服を取り入れ、独自のロゴを作ると段々ハマる者が現れ始め、行動がエスカレートしていく。一部の生徒はこの授業を抜け、危険性を訴えるが―――――
「es[エス]」みたいだなーと思って気になっていました。
実話ベースのフィクションで、元は1967年にアメリカの高校で実際に行われた授業だったそうな。1日だけだったはずが次第にエスカレートしていったため、危険を感じた学校側によって5日目で強制終了されたらしいです。
「es[エス]」の時にも思ったけど、人間の心理って怖いというか深いというか…
“実験”対象が多感な高校生だったからというのもあると思うけど、ちょっとしたノリで始めたことがどんどんエスカレートしていく様がかなりリアル。講堂のシーンで、皆で敬礼するシーンは怖かった。
集団の中にいると、人間って安心するんだよね。軽い苛めにあっていたティムや疎外感を抱いていた移民のジナンとか家庭が複雑なマルコが、自分の居場所を求めてハマっていったのはわかる気がする。だから最後のティムの行動も理解できるというか…(これはフィクションだと思うけど)
こんな異様な雰囲気の中でも、ちゃんと「これはおかしい」と気付いて訴える生徒が出ているのは救いだけれど…でもモナはともかく、カロは自分が排除されなかったら、おかしいと思わなかったんじゃないかな。最初は嬉々として授業に参加していたしね。
教師ライナー役のユルゲン・フォーゲルは渋いハゲでステキでした
ドイツでは人気俳優らしいです。日本では出演作がほとんど未公開のようで、残念。
評価:★★★☆(3.5)
コンパクトにまとまっているし、なかなか面白かった。日本ではどうなのかな…こういう実験をしたら、やっぱり暴走していくのかなあ。
DVDの購入はコチラ
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【ぽすれん】
“実験”対象が多感な高校生だったからというのもあると思うけど、ちょっとしたノリで始めたことがどんどんエスカレートしていく様がかなりリアル。講堂のシーンで、皆で敬礼するシーンは怖かった。
集団の中にいると、人間って安心するんだよね。軽い苛めにあっていたティムや疎外感を抱いていた移民のジナンとか家庭が複雑なマルコが、自分の居場所を求めてハマっていったのはわかる気がする。だから最後のティムの行動も理解できるというか…(これはフィクションだと思うけど)
こんな異様な雰囲気の中でも、ちゃんと「これはおかしい」と気付いて訴える生徒が出ているのは救いだけれど…でもモナはともかく、カロは自分が排除されなかったら、おかしいと思わなかったんじゃないかな。最初は嬉々として授業に参加していたしね。
教師ライナー役のユルゲン・フォーゲルは渋いハゲでステキでした

評価:★★★☆(3.5)
コンパクトにまとまっているし、なかなか面白かった。日本ではどうなのかな…こういう実験をしたら、やっぱり暴走していくのかなあ。
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【ぽすれん】
監督:デニス・ガンゼル
出演者:ユルゲン・フォーゲル、 フレデリック・ラウ、 マックス・リーメルト、 ジェニファー・ウルリッヒ
収録時間:107分
レンタル開始日:2010-04-28
Story
ドイツのとある高校で行われた心理実験をモチーフとしたシチュエーションサスペンス。やる気のない生徒たちに困った教師のベンガーは、クラスを「独裁国家」に見立てた実験を開始。初めは誰もが嫌悪を示すが、やがてコントロールを失っていき…。PG12 (詳細はこちら)
ドイツのとある高校で行われた心理実験をモチーフとしたシチュエーションサスペンス。やる気のない生徒たちに困った教師のベンガーは、クラスを「独裁国家」に見立てた実験を開始。初めは誰もが嫌悪を示すが、やがてコントロールを失っていき…。PG12 (詳細はこちら)
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THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:デニス・ガンゼル ユルゲン・フォーゲル フレデリック・ラウ マックス・リーメルト ジェニファー・ウルリッヒ ヤコブ・マッチェンツ
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監督 デニス・ガンゼル 主演 ユルゲン・フォーゲル 2008年 ドイツ映画 108分 ドラマ 採点★★★★ 高い失業率から来る将来への不安や社会への不満、外国人に対する嫌悪や恐怖、極端な右翼化とと左翼化。そんなのがグチャグチャに混じり合った重たい空気漂う状況に…
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DIE WELLE/08年/独/107分/サスペンス/PG12/劇場公開
監督:デニス・ガンゼル
原作:モートン・ルー『ザ・ウェーブ』
脚本:デニス・ガンゼル
出演:ユルゲン・フォーゲル、フレデリック・ラウ、マックス・リーメルト
<ストーリー>
やる気のない生徒たちに...
2011年07月06日(水) 00:29:05 | 銀幕大帝α
いかに人間を洗脳するのが簡単なのか、よくわかった。そして恐ろしい。
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2011年07月15日(金) 09:54:03 | いやいやえん
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