2010年05月20日 (木) | EDIT |
■ TOHOシネマズ シャンテシネにて鑑賞
プレシャス/PRECIOUS: BASED ON THE NOVEL PUSH BY SAPPHIRE
2009年/アメリカ/109分
監督: リー・ダニエルズ
出演: ガボレイ・シディベ/モニーク/ポーラ・パットン/マライア・キャリー/シェリー・シェパード
公開: 2010年04月24日
公式サイト
1987年、ハーレムに住むクレアリース・プレシャス・ジョーンズは、16歳でまだ中学に通っており、更に父親からの性的虐待の末に出来た2人目の子供を妊娠中だった。生活保護を頼りに暮らす母親のメアリーは、女としての嫉妬心から日々プレシャスを虐待し、プレシャスは辛い現実から逃避するために妄想する癖があった。ある日、プレシャスは妊娠していることが学校にばれてしまい退学処分を受けるが、校長は彼女にフリースクールを紹介する。メアリーはプレシャスが学校に行くことを好まなかったが、プレシャスはフリースクールに通い始める。そこには個性豊かな仲間たちと、彼女たちに勉強を教えてくれるミズ・レインがいた。プレシャスは少しずつ仲間たちと打ち解け、勉強に打ち込むようになる―――――
2009年のサンダンス映画祭でグランプリと観客賞の両方を獲ったというとこで、かなり期待していたのだけど、不幸てんこ盛りの展開に「ケータイ小説みたいだ」と評しているのを読んだことがあって、ちょっと萎えちゃっていました。

2009年/アメリカ/109分
監督: リー・ダニエルズ
出演: ガボレイ・シディベ/モニーク/ポーラ・パットン/マライア・キャリー/シェリー・シェパード
公開: 2010年04月24日
公式サイト
1987年、ハーレムに住むクレアリース・プレシャス・ジョーンズは、16歳でまだ中学に通っており、更に父親からの性的虐待の末に出来た2人目の子供を妊娠中だった。生活保護を頼りに暮らす母親のメアリーは、女としての嫉妬心から日々プレシャスを虐待し、プレシャスは辛い現実から逃避するために妄想する癖があった。ある日、プレシャスは妊娠していることが学校にばれてしまい退学処分を受けるが、校長は彼女にフリースクールを紹介する。メアリーはプレシャスが学校に行くことを好まなかったが、プレシャスはフリースクールに通い始める。そこには個性豊かな仲間たちと、彼女たちに勉強を教えてくれるミズ・レインがいた。プレシャスは少しずつ仲間たちと打ち解け、勉強に打ち込むようになる―――――
2009年のサンダンス映画祭でグランプリと観客賞の両方を獲ったというとこで、かなり期待していたのだけど、不幸てんこ盛りの展開に「ケータイ小説みたいだ」と評しているのを読んだことがあって、ちょっと萎えちゃっていました。
泣けるのかなと思っていたんだけど、プレシャスの置かれた状況があまりに特殊すぎて、感情移入するのは非常に難しかった。プレシャスは辛い現実を見ないようにするためか、常に無表情だったし。
何も考えずに、ただただ日々が過ぎていくのを待っていただけのプレシャスが、フリースクールに通うようになって、ミズ・レインと出会い、仲間たちを得て、段々“生きている”という感じの表情になっていく様が良かった。
プレシャスが学校に行きたいと思わなければ、彼女の人生はそのまま過ぎていったんだろうな。勉強するって大事なんだよね。勉強したことによって、彼女は自分が置かれた現実と向き合えるようになったんだから。
プレシャスが日々メアリーに虐待されながらもされるがままだったのは、無知だったせいもあるだろうけど、子供にとって母親って絶対だから。
ミセス・ワイスの前で対峙した母と娘、そこでメアリーの気持ちが初めてわかる。
日本でも、子供が子供を産んだんだね…としか思えないような虐待事件とか起きているけど、メアリーの場合はまた事情が違う。宝物、“プレシャス”と名付けた娘に性的虐待を行う夫に対して、娘を庇えなかったメアリーも多分恵まれた家庭に育っていなかったんだろうな。。。
自分を傷つけ続けた親と決別して、でもこれでめでたしめでたしではなく、これからプレシャスと子供たちにはあまり明るくない未来と現実が待っている…でも信頼しあえる仲間たちと出会い、プレシャスは強くなった。
待っているだけじゃ駄目なんだよね。幸せは自分で引き寄せないと、黙っていてもやっては来ない。ラスト、子供たちと歩いていくプレシャスの姿に、希望が見えました。
虐待って、実の親からのものが最多なんだという記事をYahoo!ニュースで読みました。これは藤沢市だけの調査なので全体的にそうだとは言えないのですが。モニーク自身も幼い頃に性的虐待を受けていたそうです。
そのモニークは、自身の経験を活かして鬼母メアリーを熱演
ガボレイ・シディベもすっぴんのマライア・キャリーも良かったけど、ミズ・レイン役のポーラ・パットンも良かったです。
評価:★★★(3.0)
設定は非常に重くて悲惨な話なんだけど、何故かそんなに重く感じなかった。ケータイ小説みたいだというのもわかるような(最後の不幸がなければまだ良かったんだけども)。アカデミー賞候補としては、う~ん…
という感じだけど、悪くはなかったです。
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【ぽすれん】
何も考えずに、ただただ日々が過ぎていくのを待っていただけのプレシャスが、フリースクールに通うようになって、ミズ・レインと出会い、仲間たちを得て、段々“生きている”という感じの表情になっていく様が良かった。
プレシャスが学校に行きたいと思わなければ、彼女の人生はそのまま過ぎていったんだろうな。勉強するって大事なんだよね。勉強したことによって、彼女は自分が置かれた現実と向き合えるようになったんだから。
プレシャスが日々メアリーに虐待されながらもされるがままだったのは、無知だったせいもあるだろうけど、子供にとって母親って絶対だから。
ミセス・ワイスの前で対峙した母と娘、そこでメアリーの気持ちが初めてわかる。
日本でも、子供が子供を産んだんだね…としか思えないような虐待事件とか起きているけど、メアリーの場合はまた事情が違う。宝物、“プレシャス”と名付けた娘に性的虐待を行う夫に対して、娘を庇えなかったメアリーも多分恵まれた家庭に育っていなかったんだろうな。。。
自分を傷つけ続けた親と決別して、でもこれでめでたしめでたしではなく、これからプレシャスと子供たちにはあまり明るくない未来と現実が待っている…でも信頼しあえる仲間たちと出会い、プレシャスは強くなった。
待っているだけじゃ駄目なんだよね。幸せは自分で引き寄せないと、黙っていてもやっては来ない。ラスト、子供たちと歩いていくプレシャスの姿に、希望が見えました。
虐待って、実の親からのものが最多なんだという記事をYahoo!ニュースで読みました。これは藤沢市だけの調査なので全体的にそうだとは言えないのですが。モニーク自身も幼い頃に性的虐待を受けていたそうです。
そのモニークは、自身の経験を活かして鬼母メアリーを熱演

評価:★★★(3.0)
設定は非常に重くて悲惨な話なんだけど、何故かそんなに重く感じなかった。ケータイ小説みたいだというのもわかるような(最後の不幸がなければまだ良かったんだけども)。アカデミー賞候補としては、う~ん…

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【ぽすれん】
監督:リー・ダニエルズ
出演者:ガボレイ・シディベ、 モニーク、 ポーラ・パットン、 マライア・キャリー
収録時間:109分
レンタル開始日:2010-11-05
Story
過酷な家庭環境で生きる黒人少女が、人生に希望を見出していく姿を描いた感動の人間ドラマ。87年のニューヨーク・ハーレム。父親の子供を身ごもり、学校を退学させられた16歳のプレシャスは、新たに通い始めたフリースクールでひとりの教師と出会う。R15+ (詳細はこちら)
過酷な家庭環境で生きる黒人少女が、人生に希望を見出していく姿を描いた感動の人間ドラマ。87年のニューヨーク・ハーレム。父親の子供を身ごもり、学校を退学させられた16歳のプレシャスは、新たに通い始めたフリースクールでひとりの教師と出会う。R15+ (詳細はこちら)
【TSUTAYA DISCUS】 | 【DMM.com】 |
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THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:リー・ダニエルズ ガボレイ・シディベ モニーク ポーラ・パットン マライア・キャリー シェリー・シェパード サンダンス映画祭 第82回米アカデミー賞
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2010年05月24日(月) 11:36:21 | 我想一個人映画美的女人blog
あなたは、愛されるべき特別な存在。
2010年06月05日(土) 21:08:20 | 悠雅的生活
映画『プレシャス』に出演したモニークという俳優が、アカデミー賞助演女優賞を獲得しているというので、それならばいい映画に違いないと見込んでTOHOシネマズ・シャンテで見てきました。
(1)この作品の主人公プレシャスは、恐ろしいほどの肥満体質に加えて、読み書き?...
2010年06月17日(木) 06:32:03 | 映画的・絵画的・音楽的
2人目の子供を身ごもり、愛を受けずに育った少女。
2010年08月13日(金) 11:23:04 | Addict allcinema おすすめ映画レビュー
社会の底辺、人生の底辺、いや、ドン底にもほどがあるだろうと、ガツンドカンとやられる。
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実父によって妊娠を2度させられ、母親(モニーク)からは精神的にも肉体的にも虐待を受ける16歳の少女プレシャ?...
2010年12月08日(水) 20:34:44 | 国内航空券【チケットカフェ】社長のあれこれ
最近少し避けていたのもあって、
久々にヘビーな映画
内容も体重もヘビーだ
プレシャスとは宝物という意味
わたしの宝物
人は生まれるとき誰しも何かになれる可能性と
愛される未来を含んでいる
宝物という名の子供
それがこの映画の主人公、16?...
2011年02月06日(日) 01:48:51 | ハクナマタタ
あらすじ1987年のニューヨーク、ハーレム。16歳の少女プレシャスのお腹の中には子供がいた・・・。感想アカデミー賞脚色賞『ファット・ガール 愛はサイズを超える』のモニー...
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