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週に1本は劇場で映画を観る!が合言葉。 主に映画、時々小説の感想を脳内垂れ流しで書きなぐるブログ。ネタバレあり。
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手紙 
2006年11月08日 (水) | EDIT |
手紙手紙
著  者: 東野圭吾
出版年: 2006年
出版社: 文春文庫/文藝春秋

武島剛志は、たった1人の弟、直貴の大学進学費用を何とかしようとして、盗みに入った家で家人を殺してしまう。そして直貴は、犯罪加害者の家族として生きることを余儀なくされ、色々なものを諦めてきた。大学への進学、プロミュージシャンへの夢、そして初めて愛した女性、朝美―――――。いつでも、夢を見た瞬間に兄から届く手紙がすべてを壊してきた。そんな中で、いつも変わらぬ態度で接してくれる由実子と結ばれた直貴は、彼女と家庭を持ち、ささやかな幸せを味わっていた。しかし、また剛志の存在が直貴の幸せを阻もうとしていた。それが家族に及ぼうとしていると知った時、直貴は剛志に決別の手紙を書く―――――


映画(公式サイト)絶賛公開中。しかし、映像化はどうも怖いんだわ。未だ観る勇気がない。
直貴の決断と最後の手紙、被害者の遺族の苦しみ、そして全てを悟った剛志の手紙と刑務所でのライブ。電車の中でクライマックスを迎えたもので、涙がじわ~っと浮かんでくるのを堪えるのに必死でした(笑)

犯罪被害者の家族ももちろん非常に気の毒なんだけど、加害者側の家族は同情されないからなあ…。犯罪を犯した人とその家族は別物とは思っていても、やはり平野が言うように、近付きたくないのが本音。この社長は非常に言いにくいことをずばり直貴に指摘する。直貴をひたすら支える由実子と、耳に痛いことも指摘してくれる平野。平野の言葉と「イマジン」が物語のアクセントになっていて、非常にいい効果を出しています。

評価:★★★★★(5.0)
真の更正って何だろうね…。償いって所詮自己満足なんだろうか? 色々考えてしまいました。

映画なぁ…どうしようかな。悩むなー

2006年11月29日追記
映画、観てきました。
 映像化作品のレビューはコチラ 手紙


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THEMA:東野圭吾
GENRE:小説・文学
TAG:東野圭吾 
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