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愛する人 
2011年02月21日 (月) | EDIT |
 TOHOシネマズ シャンテにて鑑賞
愛する人愛する人/MOTHER AND CHILD
2009年/アメリカ、スペイン/126分
監督: ロドリゴ・ガルシア
出演: ナオミ・ワッツ/アネット・ベニング/ケリー・ワシントン/ジミー・スミッツ/デヴィッド・モース
公式サイト
公開: 2011年01月15日


理学療法士のカレンは、14歳の時に出産した子供を、生まれたその日に里子に出された過去を持っていた。37年が過ぎ、カレンは母親の介護をしながら、娘を手放したことを後悔し、出す当ての無い娘に宛てた手紙を書き続けていた。人付き合いも苦手なカレンは、同僚のパコに好意を示されても上手く対応することが出来ずにいた。
生まれてすぐに里子に出され、養親からも愛情を得られずに育った弁護士のエリザベスは、キャリアには恵まれていたが、上司のポールや隣人スティーヴンと刹那的な関係を持つという生活を送っていた。
ルーシーは夫ジョセフとの間に子供が出来ず、養子をもらうことを考えていた。養子縁組を行っている教会で、ルーシーは妊娠6ヶ月のレイと引き合わされる。レイとの信頼関係も築かれ、レイの出産日が迫っていた―――――


ロドリゴ・ガルシアの新作ってことで、気にはなっていたのですが、なかなか行けなくて。やっと観てきました。
やっぱり、ロドリゴ・ガルシアは女性を描くのが上手いなあ~
わたしはこの人の優しい目線というか、映画の雰囲気がとても好みです

カレンとエリザベス、そしてルーシーの3人の女性の話を絡めて進んでいって、カレンとエリザベスの関係はすぐにわかるけど、ルーシーがどう繋がっていくのかわからなかった。最後でこうくるのかーと合点はいったけど、敢えて入れなくても良かったかもね。

アネット・ベニングがすごく良かった  カレンは、最初は本当に頑なで気難しくて、ぎすぎすしたおばはんという感じだったのに、パコと心通わせるようになって、母親が生きているうちにちゃんと話をするのだった…と思って娘を探し始めてから、すごく顔つきが穏やかになってくる。本当に別人みたい。家政婦との関係性も全然違ってくるし。個人的には、子供を勝手に連れてきたり、その子がお菓子を物色していたりする点でクビと思うけど(苦笑)

エリザベスも、おそらく生い立ちが影響して、男とはああいう関係しか結べなかったのに、子供が出来て産もうと決めてから変わっていくのが自然な感じで良かった。まー誰の子よ? (;・∀・) とは思いましたが。
ナオミ・ワッツは実際にこの時妊娠していたんだって。
エリザベスが報われない終わり方だったので、カレンがエラと会えたシーンに (ノД`)シクシク 台詞がなくてBGMだけなのも良かった。

ルーシーもかなり気の毒。結婚したら子供がいるのが当たり前と責められるのは辛いよね。実子にこだわらなくても、養子も選択のひとつと思うし、割り切って子供がいない生活を選択するのも全然ありだと思うけど、それを許してくれない風潮はまだ残っているし、ジョセフみたいに本人がどうしても実子が持ちたいと思っていたら、それも仕方ない感情だし…
ルーシーは結局ジョセフと別れてしまったのかしら。。。

養子縁組って難しい問題だよね。レイのような、いらないと言うよりはやむなく手放さなきゃいけない場合、土壇場で翻すことはありそう。代理母でもそういう話はあるしね。
JUNO ジュノ」の割り切り方もどうかと思うけど。

評価:★★★★(4.0)
いい映画でした。好きです。ナオミ・ワッツとサミュエル・L・ジャクソンのベッドシーンは観たくなかったけども
しかし何でこの内容でこの邦題なんだろう。。。原題とも違うし。もうちょっと考えて欲しかったわ。


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監督:ロドリゴ・ガルシア
出演者:ナオミ・ワッツ、 アネット・ベニング、 ケリー・ワシントン、 サミュエル・L・ジャクソン
収録時間:125分
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Story
『彼女を見ればわかること』のロドリゴ・ガルシア監督が、ナオミ・ワッツほか実力派俳優の共演で描いたヒューマンドラマ。37年間、お互いの顔も名前も知らずに生きてきた母・カレンと娘・エリザベスは、ある出来事をきっかけに会うことを決意する。PG12 (詳細はこちら

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THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:ロドリゴ・ガルシア ナオミ・ワッツ アネット・ベニング ケリー・ワシントン ジミー・スミッツ デヴィッド・モース サミュエル・L・ジャクソン 
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