2011年07月05日 (火) | EDIT |

著 者: 今邑彩
出版年: 2006年
出版社: 中公文庫/中央公論新社
大学に入学が決まり、上京したばかりの萩尾春海は、部屋が見つからず途方に暮れていた時、不動産屋で声をかけてきた西村麗子と意気投合し、2人は初対面ながらも一緒に暮らすことを決める。それから3か月が経った7月、麗子からの家賃の振り込みがなく、麗子と数日顔を合わせていないことに気付いた春海は、麗子の実家に連絡を取る。すると、電話に出たのは西村麗子と名乗る別人だった。春海は麗子の行方を調べるため、彼女の部屋に引いてある電話からリダイヤルをすると、男が電話に出る。春海は、電話に出た松下と名乗る男に事情を説明すると、松下は、内縁の妻・由紀と連絡が取れずにいると言う。どうやら麗子と由紀は同一人物らしいと気づいた春海は、大学の先輩工藤謙介に相談し、手がかりを求めて2人で本物の西村麗子を訪ねることにするが―――――
本屋のPOPで絶賛されていて、気になったので図書館で借りてきました~

冒頭の「モノローグ1」で、マリの名前は出てくるのに“俺”は名前が出てこないので、この時点でかなり“俺”は怪しいと思ってしまうんだよね。こういうの読みなれている人には危険な手法だな。よくあるけど。
それでも麗子が失踪し、実は麗子は別人が騙っていたとわかった時は「火車」っぽくて、おお、これは
と思ったんだけど…
何となーく先が読めてしまうんだなー
パソコン通信とか出てきて、いつの出版なんだと奥付をみたら2006年。2006年でパソコン通信
と思いながらamazonのレビューを見たら、NONNOVELは1997年刊行なんですって。道理で…古臭いのも納得。
いくら若作りでも、42歳が18歳に見えるか? (;・∀・) という疑問はあるけれど、そこはストーリーに勢いがあるのでぐいぐい読ませます。でもね…いくらなんでも、多重人格者同士が偶然! 東京で! 出会うってあるか? それでなくても、地方から出てきた大学生が初対面の人とルームシェアする時点で無理があるのに…
ラストの「モノローグ4」の前で、著者自身が「チョー後味悪いので読むのはオススメしないけど、バッドエンド好きな人はどうぞ」と言っていて、読まない部分があるのも気持ちが悪いので読んだんだけども、正直 (´・ω・`)ガッカリ・・・。わたしはバッドエンド好きだけど、個人的には蛇足だと思います。こんなのなくても、第3部のラストでさりげなく匂わせているんだから、それで十分だと思う。
評価:★★(2.0)
途中までは面白かったけど、絶賛するほどではない。書かれた時代が古いせいもあるけど、この手のものを読みなれている人には読める展開なので、期待せずにどうぞ。
本の購入はコチラ
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それでも麗子が失踪し、実は麗子は別人が騙っていたとわかった時は「火車」っぽくて、おお、これは


何となーく先が読めてしまうんだなー



いくら若作りでも、42歳が18歳に見えるか? (;・∀・) という疑問はあるけれど、そこはストーリーに勢いがあるのでぐいぐい読ませます。でもね…いくらなんでも、多重人格者同士が偶然! 東京で! 出会うってあるか? それでなくても、地方から出てきた大学生が初対面の人とルームシェアする時点で無理があるのに…
ラストの「モノローグ4」の前で、著者自身が「チョー後味悪いので読むのはオススメしないけど、バッドエンド好きな人はどうぞ」と言っていて、読まない部分があるのも気持ちが悪いので読んだんだけども、正直 (´・ω・`)ガッカリ・・・。わたしはバッドエンド好きだけど、個人的には蛇足だと思います。こんなのなくても、第3部のラストでさりげなく匂わせているんだから、それで十分だと思う。
評価:★★(2.0)
途中までは面白かったけど、絶賛するほどではない。書かれた時代が古いせいもあるけど、この手のものを読みなれている人には読める展開なので、期待せずにどうぞ。
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貴ブログを拝読し、ぜひ本が好き!にもレビューをご投稿いただきたく、コメントさせていただきました。
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