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モールス 
2011年08月14日 (日) | EDIT |
 シネマスクエアとうきゅうにて鑑賞
モールスモールス/LET ME IN
2010年/アメリカ/116分
監督: マット・リーヴス
出演: コディ・スミット=マクフィー/クロエ・グレース・モレッツ/イライアス・コティーズ/リチャード・ジェンキンス/カーラ・ブオノ
公開: 2011年08月05日
公式サイト

1983年3月、ニューメキシコ州、ロス・アラモスで、身元不明の50代の男が、顔に酸を浴び火傷を負った姿で発見される。警察は病院に搬送された男に身元を問いただそうとするが、男の娘が訪ねてきたという連絡を受けていた一瞬の隙をつかれ、男は病室から身投げをしてしまう。
その2週間前、12歳のオーウェンが住むアパートの隣の部屋にオーウェンと同じ年頃の少女とその父親が引っ越してくる。両親が別居して母親に引き取られているオーウェンは、クラスメイトのケニーからその顔立ちを「女の子」とからかわれ苛められており、アパートの住人の部屋を覗いたり、夜中、アパートの中庭で木をケニーに見立ててナイフで刺したりして孤独を紛らわせていた。オーウェンの隣の部屋に住む少女アビーが、夜中に中庭で過ごし始めたことから、2人は急接近する。しかしその頃、街では猟奇的な殺人事件が連続して起こっており、警察が捜査に乗り出していた―――――


ぼくのエリ 200歳の少女」のハリウッド・リメイク版。そんなにオリジナルが良かったという訳ではなかったので、積極的に観る気はなかったのですが、ヒット・ガールことクロエたんが出ているし(笑)、時間も合ったので観ちゃいました。
展開は当然オリジナルと同じだけど、個人的には、こちらの方が好きかなあ。アビーとオーウェンの関係も可愛らしさと切なさとがちょうど良かった。
でもわたしは、主役2人より父親と思われている彼(名前がないんだなこれが)とアビーの関係が、切なくてきゅんきゅん しました。
オリジナルでは完全に主人と下僕というイメージだったけど、こちらは、彼がアビーをとても愛していて、彼女のためにこれまで食料として人を狩ってきたけれど、年もとって腕も鈍ってきてこういう生活に疲れてきた…という彼の気持ちがすごく伝わってきた。病院でアビーに触れて、見つめ合った後に首を差し出すシーンなんかぐっときちゃったわ。これはリチャード・ジェンキンスが演じているからなんでしょうね。

原作との解釈の違いは活かされていて、というかリメイクだから当たり前か。
父親と思われている彼は、少年の時にアビーと出会ったらしき写真が出てきたので、彼は将来のオーウェンの姿だよね。ということは、彼は少年時代、オーウェンと同じようにアビーと逃亡することを決めたのかと思うとホント切ない… (´;ω;`)

オリジナルのエリは中性的な感じで、「女の子じゃない」という台詞は、エリが女でも男でもない半陰陽という意味だというのも納得できる外見だったんだけど、今回のクロエたんは完璧女の子だからねえ。アビーの体についての言及はなかったので(着替えを覗くシーンはない)、「女の子じゃない」は普通にヴァンパイアだからという解釈なんだろうな。

「去って生き延びるかとどまって死ぬか」
2人は去って生き延びる方を選んだ。
最後のモールス、字幕出して欲しかったなあ。あそこキモじゃない? それとも、モールス信号って常識的なことで、わたしが無知なだけなんだろうか。幸せそうな2人が感じ取れるという意味では、訳さなくてもいいっちゃいいけど…

アビーが人を襲う動きが思いっきりCGでこれはちょっと萎えましたね。
あと「モールス」ってタイトルな割に、モールスで思いを交わすシーンが少ない。もうちょっとモールスでのやりとりのシーンがあっても良かったんじゃないかな。(オリジナルはタイトルが違うから、その辺は気にならなかった)

オーウェン役のコディ・スミット=マクフィーくん、顔立ちは幼いのに全身が映ると意外にデカいなと違和感あり。でも他の子と並んだりするとそうでもないということは、顔が小さいのかなあ…
オリジナルではコンニがオスカーを「子豚ちゃん」とからかうのが、今回は「女の子」に変えられています。「子豚ちゃん」にも違和感あったんで、これはいいかな。確かに可愛い顔してるし、クロエたんと一緒にいるとかなり画的に萌えます(笑)

評価:★★★☆(3.5)
リメイクとしてはなかなかいいんじゃないでしょうか。主役2人も可愛いけど、個人的には父親とされている彼とアビーの関係に萌えた。要するにリチャード・ジェンキンス萌えってことですかね?(笑)

追記: 2011年08月15日
「モールス」は邦題でしたね。原題は関係ないからいいのか。失礼。

 オリジナルのレビューはコチラ ぼくのエリ 200歳の少女


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【ぽすれん】

監督:マット・リーヴス
出演者:クロエ・グレース・モレッツ、 コディ・スミット=マクフィー、 リチャード・ジェンキンス、 イライアス・コティーズ
収録時間:116分
レンタル開始日:2012-01-07

Story
『キック・アス』のクロエ・グレース・モレッツ主演によるイノセントスリラー。孤独な少年・オーウェンは隣に引っ越してきた少女・アビーと出会う。ふたりは惹かれ合っていくが、やがてオーウェンはアビーの哀しくも恐ろしい秘密を知ることに。R15+ (詳細はこちら

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THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:マット・リーヴス コディ・スミット=マクフィー クロエ・グレース・モレッツ イライアス・コティーズ リチャード・ジェンキンス カーラ・ブオノ 
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