2011年09月07日 (水) | EDIT |
■ ヒューマントラストシネマ渋谷にて鑑賞
ゴーストライター/THE GHOST WRITER
2010年/フランス、ドイツ、イギリス/128分
監督: ロマン・ポランスキー
出演: ユアン・マクレガー/ピアース・ブロスナン/キム・キャトラル/オリヴィア・ウィリアムズ/トム・ウィルキンソン
公開: 2011年08月27日
公式サイト
あるフリーライターの元に、イギリスの元首相アダム・ラングの自叙伝のゴーストライターの仕事が持ち込まれる。政治に興味がなく、また前任者である側近のマカラが船から落ちて溺死したと聞き、不安を抱くものの、破格の金額を示されたこともあってこれを引き受ける。マカラが残した原稿は持ち出し・コピー禁止となっていたため、アダムと妻ルース、アダムの専属秘書であるアメリア・ブライ他数人が暮らすアメリカの東海岸にあるアダムの屋敷の近くのホテルに滞在しながら仕事を進めることになる。アダムにインタビューをしながら執筆を進めていた時、元外相ライカートが、アルカイダと疑われ逮捕された人間がCIAに拷問された事件について、アダムが指示したとして国際刑事裁判所に調査を訴え、アダムはこのスキャンダルから逃れるためにNYに避難する。マカラの部屋から、アダムの昔の写真を見つけた男は、アダムのインタビューに矛盾を感じ、そこに書き残されていた電話番号に電話をかけてみると、ライカートにつながる。マカラとライカートはつながっていた? 男はマカラの死の真相を調べ始めるが…
予告が面白そうだったので、結構楽しみにしていました。ポランスキーの映画って初めてかも。(「ローズマリーの赤ちゃん」は観た気もするけど…記憶はおぼろげ)

2010年/フランス、ドイツ、イギリス/128分
監督: ロマン・ポランスキー
出演: ユアン・マクレガー/ピアース・ブロスナン/キム・キャトラル/オリヴィア・ウィリアムズ/トム・ウィルキンソン
公開: 2011年08月27日
公式サイト
あるフリーライターの元に、イギリスの元首相アダム・ラングの自叙伝のゴーストライターの仕事が持ち込まれる。政治に興味がなく、また前任者である側近のマカラが船から落ちて溺死したと聞き、不安を抱くものの、破格の金額を示されたこともあってこれを引き受ける。マカラが残した原稿は持ち出し・コピー禁止となっていたため、アダムと妻ルース、アダムの専属秘書であるアメリア・ブライ他数人が暮らすアメリカの東海岸にあるアダムの屋敷の近くのホテルに滞在しながら仕事を進めることになる。アダムにインタビューをしながら執筆を進めていた時、元外相ライカートが、アルカイダと疑われ逮捕された人間がCIAに拷問された事件について、アダムが指示したとして国際刑事裁判所に調査を訴え、アダムはこのスキャンダルから逃れるためにNYに避難する。マカラの部屋から、アダムの昔の写真を見つけた男は、アダムのインタビューに矛盾を感じ、そこに書き残されていた電話番号に電話をかけてみると、ライカートにつながる。マカラとライカートはつながっていた? 男はマカラの死の真相を調べ始めるが…
予告が面白そうだったので、結構楽しみにしていました。ポランスキーの映画って初めてかも。(「ローズマリーの赤ちゃん」は観た気もするけど…記憶はおぼろげ)
わたしの理解力が足りないのか、この原稿の重要性というか何故狙われているかがわからないんだよなー。
そもそも、アダムが「暴露本書きます」と言っている訳ではなく、単なる自叙伝。それなのに、何故原稿を持ち出し・コピー禁止にする必要があるのかがわからない。例えばマカラとアダム、アメリアたちが共謀して、ルースがCIAの諜報員でアダムは騙されていたということを暴露する内容になっているならともかく、そういう訳ではない。マカラは暗号を仕掛けていたけど、誰もそれに気付いていない。ルースが自叙伝の暗号に気付いているなら、マカラの原稿の直しとかではなくて最初から書き直させればいいのに、それもしていない。それにしても、アメリカ政府(CIA)はルースを通じて中身を知ることは出来る訳だし…。例えばライカートが「こういう暗号が隠されていたんだ!」と言ったとしても、証拠がない。何を言っているんだ?で終わる気がするんだよね。出版したからなんだという気がしてしょうがないのですが。
しかも、原稿を持ち出し禁止にするなら、最初からゲストルームに泊まらせれば持ち出しの危険性はかなり減るのに、なんで別に宿を取らせるんだ?という点でも、どうも原稿の重要性が感じられなかった。
そこが感じ取れなかったせいか、どうも主人公が何故こんなに謎解きにのめり込んだのかが理解できず、最後まで入り込めませんでした。ただ単に知りたかっただけ、なら、まさに“知りすぎた男”ってことで、自業自得と言うか、行き過ぎた興味が身を滅ぼしたってことですね。何が本当なのかわからないのに、Googleで調べたことだけでライカートをあっさり信じるのはちょっと浅はかすぎるし…
マカラの死体がここに流れ着く訳がないということがわかって、車のナビからマカラの行先を突き止めたり、フェリーのシーンは緊迫感があったけど、あそこだけかな。
ラストで事故のシーンを直接見せないのは良かったですね。
ユアンはこういう感じの役、最近多くないですか? そんなに彼の出演作を観ている訳ではないですが。
何気に脇が豪華。ピアース・ブロスナンは元英国首相、結構ハマってましたよ。
評価:★☆(1.5)
うーん…Googleってすごいなあって話?(笑) 何でも出てくるのねーってか、この主人公、自分で何も調べてない気がするけど。個人的には、細かなことに引っかかってしまって、乗り切れませんでした。
DVDの購入はコチラ
【amazon】
レンタルはコチラ
【ぽすれん】
そもそも、アダムが「暴露本書きます」と言っている訳ではなく、単なる自叙伝。それなのに、何故原稿を持ち出し・コピー禁止にする必要があるのかがわからない。例えばマカラとアダム、アメリアたちが共謀して、ルースがCIAの諜報員でアダムは騙されていたということを暴露する内容になっているならともかく、そういう訳ではない。マカラは暗号を仕掛けていたけど、誰もそれに気付いていない。ルースが自叙伝の暗号に気付いているなら、マカラの原稿の直しとかではなくて最初から書き直させればいいのに、それもしていない。それにしても、アメリカ政府(CIA)はルースを通じて中身を知ることは出来る訳だし…。例えばライカートが「こういう暗号が隠されていたんだ!」と言ったとしても、証拠がない。何を言っているんだ?で終わる気がするんだよね。出版したからなんだという気がしてしょうがないのですが。
しかも、原稿を持ち出し禁止にするなら、最初からゲストルームに泊まらせれば持ち出しの危険性はかなり減るのに、なんで別に宿を取らせるんだ?という点でも、どうも原稿の重要性が感じられなかった。
そこが感じ取れなかったせいか、どうも主人公が何故こんなに謎解きにのめり込んだのかが理解できず、最後まで入り込めませんでした。ただ単に知りたかっただけ、なら、まさに“知りすぎた男”ってことで、自業自得と言うか、行き過ぎた興味が身を滅ぼしたってことですね。何が本当なのかわからないのに、Googleで調べたことだけでライカートをあっさり信じるのはちょっと浅はかすぎるし…
マカラの死体がここに流れ着く訳がないということがわかって、車のナビからマカラの行先を突き止めたり、フェリーのシーンは緊迫感があったけど、あそこだけかな。
ラストで事故のシーンを直接見せないのは良かったですね。
ユアンはこういう感じの役、最近多くないですか? そんなに彼の出演作を観ている訳ではないですが。
何気に脇が豪華。ピアース・ブロスナンは元英国首相、結構ハマってましたよ。
評価:★☆(1.5)
うーん…Googleってすごいなあって話?(笑) 何でも出てくるのねーってか、この主人公、自分で何も調べてない気がするけど。個人的には、細かなことに引っかかってしまって、乗り切れませんでした。
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【ぽすれん】
監督:ロマン・ポランスキー
出演者:ユアン・マクレガー、 ピアース・ブロスナン、 キム・キャトラル、 オリヴィア・ウィリアムズ
収録時間:128分
レンタル開始日:2012-02-02
Story
『戦場のピアニスト』などで知られる巨匠ロマン・ポランスキー監督によるサスペンス。元イギリス首相のゴーストライターとして雇われた平凡な男が、国家機密に巻き込まれていく様を、巧みな演出と緊張感のある映像によって描く。ユアン・マクレガー主演。 (詳細はこちら)
『戦場のピアニスト』などで知られる巨匠ロマン・ポランスキー監督によるサスペンス。元イギリス首相のゴーストライターとして雇われた平凡な男が、国家機密に巻き込まれていく様を、巧みな演出と緊張感のある映像によって描く。ユアン・マクレガー主演。 (詳細はこちら)
【TSUTAYA DISCUS】 | 【DMM.com】 |
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THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:ロマン・ポランスキー ユアン・マクレガー ピアース・ブロスナン キム・キャトラル オリヴィア・ウィリアムズ トム・ウィルキンソン
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この記事へのコメント
あらら、、、、これもダメだった??
最近はりおさんなんだか全滅って感じだねー
これはポランスキーの独特な雰囲気が好き。
最近はりおさんなんだか全滅って感じだねー

これはポランスキーの独特な雰囲気が好き。
2011年09月20日(火) 18:13 |
| mig #-[ EDIT]
コメントありがとうございます
> あらら、、、、これもダメだった??
> 最近はりおさんなんだか全滅って感じだねー
全滅って訳でもないよー。
絶賛ってのは少ないけど、そこそこ当たり、ってのは結構あります。
> これはポランスキーの独特な雰囲気が好き。
これは、ポランスキーの映画を観ていないのが敗因なのかなあ…。
どうも古臭いというか、乗り切れなかったわ。

> あらら、、、、これもダメだった??
> 最近はりおさんなんだか全滅って感じだねー

全滅って訳でもないよー。
絶賛ってのは少ないけど、そこそこ当たり、ってのは結構あります。
> これはポランスキーの独特な雰囲気が好き。
これは、ポランスキーの映画を観ていないのが敗因なのかなあ…。
どうも古臭いというか、乗り切れなかったわ。
2011年09月21日(水) 17:01 |
| りお(管理人) #xPbS6JcU[ EDIT]
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【ネタバレ注意】
この映画は面白い。
あなたがまだ『ゴーストライター』を観ていないのなら、それだけ知れば充分だろう。
これは上質なサスペンスであり、芳醇なワインを味わうように渋みを楽し...
2011年09月11日(日) 01:04:21 | 映画のブログ
巨匠かつ拘束されたことが有名な、ロマン・ポランスキーが監督。
このため、かっちりラストまでハラハラさせてくれる。
サスペンスものとしては上々か。
まんまとうまく騙されてしまった(笑)
前任の急死によって、突然巻き込まれる主人公(ユアン・マグレガー)
スキ...
2011年09月15日(木) 15:48:15 | 日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
ランキングクリックしてね←please click
いろいろありすぎたロマン・ポランスキー監督去年チューリッヒ映画祭の授賞式出席で滞在中のスイスで、33年前の少女強姦関連でスイス当局から身柄を拘束され、 4億円の保釈金を払って自宅監禁になった久々の新作、主...
2011年09月20日(火) 18:12:33 | 我想一個人映画美的女人blog
『ゴーストライター』をヒューマントラストシネマ有楽町で見ました。
(1)この映画を制作したロマン・ポランスキー監督の作品は、『戦場のピアニスト』(2003年)に感動したこともあり〔その後の『オリバー・ツイスト』(2006年)はあまりいいとは思いませんでしたが〕...
2011年09月24日(土) 06:31:35 | 映画的・絵画的・音楽的
「ゴースト・ライター」★★★☆
ユアン・マクレガー 、 ピアース・ブロスナン、
キム・キャトラル 、オリヴィア・ウィリアムズ出演
ロマン・ポランスキー監督、
128分 、2011年8月27日全国順次(名古屋では10月1日から)
2010年 フランス=ドイツ=イギリス |
(原題:...
2011年10月14日(金) 20:37:05 | soramove
ゴーストライダーとは名前は似ているけど全く違う作品でした。(当たり前か。)と言うわけで、ゴーストライターを見てきました。
っていうか、自称映画ブログのくせに映画の記事は20日ぶり・・・。見たのは1ヶ月以上前・・・orz
2011年10月30日(日) 02:37:05 | よしなしごと
11-58.ゴーストライター■原題:The Ghost Writer■製作年・国:2011年、イギリス・ドイツ・フランス■上映時間:128分■鑑賞日:9月10日、ヒューマントラストシネマ渋谷(渋谷)■料金:1,800円□監督・脚本・製作:ロマン・ポランスキー□原作・脚本:ロ...
2011年11月12日(土) 14:42:11 | kintyre's Diary 新館
名匠ロマン・ポランスキー監督が、2010年のベルリン国際映画祭で銀熊賞(最優秀監督賞)を受賞した話題の映画『ゴーストライター』。
元ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナンが元英国首相役を、そして元オビ・ワン・ケノービのユアン・マクレガーが、その元英国首...
2011年11月15日(火) 15:00:45 | Viva La Vida! <ライターCheese の映画やもろもろ>
これは最後まで見応えあるサスペンス・ミステリーでした。
2012年01月18日(水) 01:26:31 | だらだら無気力ブログ!
DVD観賞
解説
『戦場のピアニスト』などの巨匠ロマン・ポランスキー監督が、
ロバート・ハリスの小説を映画化したサスペンス。
元イギリス首相のゴーストライターとして雇われた平凡な男が、
ある秘密に吸い寄せられていくさまを鮮やかなタッチで描く。
主人?...
2012年02月09日(木) 22:36:34 | A Day In The Life
ゴーストライター
'10:フランス=ドイツ=イギリス
◆原題:THE GHOST WRITER
◆監督:ロマン・ポランスキー「戦場のピアニスト」
◆出演:ユアン・マクレガー、ピアース・ブロスナン、キム・キャトラル、オリヴィア・ウィリアムズ、トム・ウィルキンソン
◆STORY◆?...
2012年02月09日(木) 23:05:50 | C’est joli~ここちいい毎日を♪~
THE GHOST WRITER/10年/仏・独・英/128分/ミステリー・サスペンス/劇場公開
監督:ロマン・ポランスキー
過去監督作:『ローズマリーの赤ちゃん』
製作:ロマン・ポランスキー
原作:ロバート・ハリス『ゴーストライター』
脚本:
◆ロバート・ハリス
◆ロマン?...
2012年02月18日(土) 20:00:20 | 銀幕大帝α
元英国首相の自叙伝を、前任者が謎の死を遂げたため、引き継いで書き上げることになった「ゴーストライター」が主人公です。
身の危険を感じながら、偶然(?)見つけた「疑惑」を調べ始めるというお話ですが、古典的なサスペンスの中に現代的な事件が絡む。テンポよく謎...
2012年02月21日(火) 10:20:22 | いやいやえん
監督 ロマン・ポランスキー 主演 ユアン・マクレガー 2010年 フランス/ドイツ/イギリス映画 128分 サスペンス 採点★★★★ 小学生の頃、県の読書感想文コンクールで入選した事がある私。うちの親なんかは未だにそのことに触れ、「昔は文才あったのに…」とか言…
2012年02月25日(土) 13:41:29 | Subterranean サブタレイニアン
本日2012年9月29日(土曜日)はレンジで焼き芋を作ろうとして、炭を作ってしまったピロEKです
…ヤバかったなぁ
早速ですが、以下は映画観賞記録
もちろんヤッツケて書きました(
2012年09月30日(日) 17:36:19 | ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画
ゴーストライター
元英国首相の自伝小説の執筆を依頼された
ゴーストライターが米CIAの陰謀に巻き込まれる...
【個人評価:★★☆ (2.5P)】 (自宅鑑賞)
原作:ロバート・ハリ
2012年11月11日(日) 21:56:50 | cinema-days 映画な日々
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