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天使のナイフ 
2007年05月19日 (土) | EDIT |
天使のナイフ天使のナイフ
著  者: 薬丸岳
出版年: 2005年
出版社: 講談社

4年前、少年3人によって妻祥子を殺された桧山貴志は、残された4歳の娘愛実と2人で暮らしていた。そこへ祥子の事件を担当していた刑事、三枝が訪れ、祥子の事件の犯人、少年Bこと沢村和也が殺されたと告げる。沢村が殺された現場が、桧山が経営しているカフェの近くであったため、沢村に恨みを抱いていた桧山が疑われていたのだった。桧山は、沢村は祥子の事件の後、結局は更正出来ずに自堕落な生活を送っていたから殺されたのか、それともそうでなく何か理由があるのかを知りたいと思い、沢村が事件後に送致された更正施設を訪ねる。桧山は、沢村の幼なじみで恋人だったという加藤友里から、沢村が「これから本当の贖罪をしなければいけない」と漏らしていたと聴き、その意図を確かめるために祥子の事件の犯人、少年A、Cこと八木将彦と丸山純と連絡を取ろうとするが―――――


薬丸岳は今まで全く読んだことがなくって、名前さえ知らなかったんだけど、知人が誉めていたので読んでみることにしました。まずは、第51回江戸川乱歩賞を獲ったこの作品から。
これは上手い!
手紙」と同じく、犯罪者の更正、贖罪がベースになっているけど、それだけではなくて、大元となる事件(祥子が殺された事件)の犯人が少年であったために、少年犯罪の扱いについてと、プラスその犯人が殺された事によって自分が疑われるというミステリ仕立てになっています。
こう書くとものすごく盛り沢山に見えるけど、話自体は非常に読みやすく、するすると読めました。
手紙」とは違ってミステリにしているところもいい。ま、乱歩賞だからね、当たり前か(笑)
少しづつ明らかになっていく事件の背景も、ちょっと無茶かと思うところも無い訳ではないけど、そこは読ませてしまう勢いもありました。

評価:★★★★★(5.0)
ちょっと甘めかな? でも、処女作でこの出来はすごい。
新しい作家を開拓できて嬉しいな~ ピンクハート

乱歩賞を獲った作品なので、最後に選考結果と選評が収録されているんだけど、その中で結構コケコケにされている作品があって、逆にちょっと読んでみたいと思わせました(笑)


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THEMA:ミステリ
GENRE:小説・文学
TAG:薬丸岳 江戸川乱歩賞 
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2009年01月21日 (水) 03:01:00 |  粋な提案
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