2011年11月27日 (日) | EDIT |
■ TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて鑑賞
フェア・ゲーム/FAIR GAME
2010年/アメリカ/108分
監督: ダグ・リーマン
出演: ナオミ・ワッツ/ショーン・ペン/サム・シェパード/デヴィッド・アンドリュース/ブルック・スミス
公開: 2011年10月29日
公式サイト
CIA職員のヴァレリー・プレイムは優秀な工作員として、世界各地で作戦を実行していた。2002年12月、副大統領室から、イラクがニジェールからウラン鉱石を大量に購入し核兵器を開発しているらしいとの情報がもたらされる。証拠固めのためのチームが編成され、これに加わったヴァレリーは、上司から頼まれ、元ニジェール大使の夫ジョー・ウィルソンにニジェールへ出向いての証拠獲得を依頼する。ジョーはニジェールで知り合いの元政府高官となどと会い話を聞き、自らも動いて調べ、ニジェールがイラクへウランを売った形跡はなく、情報は嘘であると確認する。ヴァレリーは複数の視点から情報を確認するため、イラクの物理学者ハマッド博士の妹サハラがアメリカにいることを調べ、イラクへ入国して兄に情報の真偽を確認するよう彼女に協力を頼む。そして兄と会ったサハラから、イラクの核兵器開発計画はないと聞いたヴァレリーはそのように報告するが、副大統領主席補佐官のルイス・“スクーター”・リビーはこれを聞き入れず、CIAの報告を握りつぶす。そしてブッシュ大統領はイラクが大量破壊兵器を保有していると答弁、2003年、ついに開戦へと至る。ホワイトハウスが情報操作して開戦したことに怒りを感じたジョーは、自分の得た情報を新聞に暴露するが、ホワイトハウスはこの報復にヴァレリーがCIA工作員だとマスコミにリークし、ヴァレリーはあらゆる作戦から外されてしまう。その中には、ハマッドたち科学者たちをイラクから脱出させる作戦も含まれていた。沈黙を守るヴァレリーに、ジョーはメディアに出て反論すべきだと説くが―――――
11月は出かけることが多くて、なかなか時間が合わなくて、やっと行ってきました。これは予告編を観てから気になっていた作品。

2010年/アメリカ/108分
監督: ダグ・リーマン
出演: ナオミ・ワッツ/ショーン・ペン/サム・シェパード/デヴィッド・アンドリュース/ブルック・スミス
公開: 2011年10月29日
公式サイト
CIA職員のヴァレリー・プレイムは優秀な工作員として、世界各地で作戦を実行していた。2002年12月、副大統領室から、イラクがニジェールからウラン鉱石を大量に購入し核兵器を開発しているらしいとの情報がもたらされる。証拠固めのためのチームが編成され、これに加わったヴァレリーは、上司から頼まれ、元ニジェール大使の夫ジョー・ウィルソンにニジェールへ出向いての証拠獲得を依頼する。ジョーはニジェールで知り合いの元政府高官となどと会い話を聞き、自らも動いて調べ、ニジェールがイラクへウランを売った形跡はなく、情報は嘘であると確認する。ヴァレリーは複数の視点から情報を確認するため、イラクの物理学者ハマッド博士の妹サハラがアメリカにいることを調べ、イラクへ入国して兄に情報の真偽を確認するよう彼女に協力を頼む。そして兄と会ったサハラから、イラクの核兵器開発計画はないと聞いたヴァレリーはそのように報告するが、副大統領主席補佐官のルイス・“スクーター”・リビーはこれを聞き入れず、CIAの報告を握りつぶす。そしてブッシュ大統領はイラクが大量破壊兵器を保有していると答弁、2003年、ついに開戦へと至る。ホワイトハウスが情報操作して開戦したことに怒りを感じたジョーは、自分の得た情報を新聞に暴露するが、ホワイトハウスはこの報復にヴァレリーがCIA工作員だとマスコミにリークし、ヴァレリーはあらゆる作戦から外されてしまう。その中には、ハマッドたち科学者たちをイラクから脱出させる作戦も含まれていた。沈黙を守るヴァレリーに、ジョーはメディアに出て反論すべきだと説くが―――――
11月は出かけることが多くて、なかなか時間が合わなくて、やっと行ってきました。これは予告編を観てから気になっていた作品。
これは実際にあった事件、プレイム事件を元に作られています。恥ずかしながら、この事件のことは知りませんでした。新聞なんかにもちょっと載ったらしいですね。
どこかに、イラク侵攻したい人たちがいた。そのために都合の悪い事実は隠蔽され、その事実を知る人間の方を攻撃した。ブッシュがどこまでこの事実を知っていた(知らされていた)のかはわからないけど。
国家ぐるみで情報操作されたら、一般人にはどうしようもないよなあ。真実を知りようもない訳で、真実を知る人間はつぶされる。ジョーは反撃する手段を持っていたけれど、普通の人ならそのままつぶされて終わりでしょう。
こういう国家の陰謀をテーマにした映画は数多くあるけれど、これが現実にあるというのは…。あるだろうと思ってはいても、現実に見せられるとちょっと衝撃ですね。
9.11の後、国民の心を一つにするために憎しみの対象を作ることが手っ取り早いのは、やり方として理解出来なくはないけど、やっていいことではないから、それが表沙汰になるのがまずいのはわかる。
でも、事実を隠蔽して、政府が、政府の諜報機関に属するスパイの身元をばらすってあり得ないよね。スパイの身元が割れるとどんなことになるか、一目瞭然なのに。(「ミッション:インポッシブル」の設定はあり得ないわ
)
個人のために国家があるべきなのに、国家が個人をつぶそうとする。
国家って何のためにあるんだろうね…
ナオミとショーンは3度目の共演ですね。こういう社会派の作品に使うにはちょうどいい2人ということなのかな。2人とも、あまり娯楽性の高い作品にはそんなに出ないよね。
評価:★★★☆(3.5)
現実の事件(しかもそう遠くない昔)を題材にしているのもあって、かなり社会派の作品。ドキュメンタリーに近く、こういう社会派の作品が好きな人にはいいと思う。
ただ、割と淡々と進むので、一瞬気が遠くなりかけました(笑)
最後にヴァレリー本人が証言した時の映像が流れます。事件の顛末には、本当に良かったね、と思う。
DVDの購入はコチラ
【amazon】
レンタルはコチラ
【ぽすれん】
どこかに、イラク侵攻したい人たちがいた。そのために都合の悪い事実は隠蔽され、その事実を知る人間の方を攻撃した。ブッシュがどこまでこの事実を知っていた(知らされていた)のかはわからないけど。
国家ぐるみで情報操作されたら、一般人にはどうしようもないよなあ。真実を知りようもない訳で、真実を知る人間はつぶされる。ジョーは反撃する手段を持っていたけれど、普通の人ならそのままつぶされて終わりでしょう。
こういう国家の陰謀をテーマにした映画は数多くあるけれど、これが現実にあるというのは…。あるだろうと思ってはいても、現実に見せられるとちょっと衝撃ですね。
9.11の後、国民の心を一つにするために憎しみの対象を作ることが手っ取り早いのは、やり方として理解出来なくはないけど、やっていいことではないから、それが表沙汰になるのがまずいのはわかる。
でも、事実を隠蔽して、政府が、政府の諜報機関に属するスパイの身元をばらすってあり得ないよね。スパイの身元が割れるとどんなことになるか、一目瞭然なのに。(「ミッション:インポッシブル」の設定はあり得ないわ


個人のために国家があるべきなのに、国家が個人をつぶそうとする。
国家って何のためにあるんだろうね…
ナオミとショーンは3度目の共演ですね。こういう社会派の作品に使うにはちょうどいい2人ということなのかな。2人とも、あまり娯楽性の高い作品にはそんなに出ないよね。
評価:★★★☆(3.5)
現実の事件(しかもそう遠くない昔)を題材にしているのもあって、かなり社会派の作品。ドキュメンタリーに近く、こういう社会派の作品が好きな人にはいいと思う。
ただ、割と淡々と進むので、一瞬気が遠くなりかけました(笑)
最後にヴァレリー本人が証言した時の映像が流れます。事件の顛末には、本当に良かったね、と思う。
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【ぽすれん】
監督:ダグ・リーマン
出演者:ナオミ・ワッツ、 ショーン・ペン、 サム・シェパード、 デヴィッド・アンドリュース
収録時間:108分
レンタル開始日:2012-03-02
Story
ハリウッドを代表する演技派、ナオミ・ワッツとショーン・ペン共演で贈るクライムサスペンス。CIAエージェントのヴァレリーと夫のジョーは、ブッシュ政権のイラク大量破壊兵器に関する真実を告発したために、政府から自分たちの素性をリークされ…。 (詳細はこちら)
ハリウッドを代表する演技派、ナオミ・ワッツとショーン・ペン共演で贈るクライムサスペンス。CIAエージェントのヴァレリーと夫のジョーは、ブッシュ政権のイラク大量破壊兵器に関する真実を告発したために、政府から自分たちの素性をリークされ…。 (詳細はこちら)
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