週に1本は劇場で映画を観る!が合言葉。 主に映画、時々小説の感想を脳内垂れ流しで書きなぐるブログ。ネタバレあり。
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インシテミル 
2013年01月20日 (日) | EDIT |
インシテミルインシテミル
著  者: 米澤穂信
出版年: 2010年
出版社: 文春文庫/文芸春秋

大学生の結城理久彦は、車が欲しかった。車の購入代金を稼ごうと、コンビニでアルバイト情報誌をめくっていたところ、上品で美しい女性、須和名祥子に声をかけられる。須和名が結城に見せたアルバイト情報誌には、ある人文科学的実験の被験者として、1週間の短期で、三食つき、ただしその間は外部と接触できないが、時給112,000円というモニターのバイトが書かれていた。結城は半信半疑で応募するが見事に採用され、案内された建物で、同じように集められた12人の中に須和名の姿を見つける。24時間監視、途中で中止は出来ない、食事、病気や怪我の治療、そして殺人等の不法行為の責も保証するという実験の条件が説明された後、12人は実験用施設“暗鬼館”へと案内される。夜0時になり、とりあえず個室へと引き上げる面々。結城の選んだ部屋には、《殴殺》と書かれたメモと火かき棒が置いてあった。そして翌日、実験のルールが説明される。夜0時以降個室の外に出ることは禁止、ここで何らかの“事件”が起こった場合には皆で推理して解決に導き、その時の役割に応じてボーナスが加算される。そして1週間後か生存者が2名になった時点でゲームオーバーとなると言う。翌日、メンバーは、何もしなければ皆大金を貰えるのだから何もせずにいようと話すが、メンバーの1人、西野岳が銃殺された姿で発見される――――― 


映画を観たのは公開時なので、2010年ですか。面白かったという訳ではないのだけど、たまたま原作が図書館にあったので借りてきました。2008年版の「このミステリーがすごい!」にランクインしているんですよね一応。
映画は劇場公開時に観たきりなので、詳細はすっかり忘れてしまった (^^ゞ が、大筋はほとんど同じかな。ただ、映画の方は俳優ありきでキャスティングしているので、人数を12人から10人に絞っていたり、2人の人格が1人になっていたり、少々設定が違っています。

映画を観ているせいもあって、すらすら進むのは進むんだけど…あんまり面白くはないかなー。
展開が中途半端と言うか。途中はともかく、結城がミステリ研出身で、そのミステリ研絡みの知り合いがこの中にいたなんて、偶然にも程があるでしょう。それが判明してから、結城がいきなり名探偵になってしまうのもちょっと違和感。最初から小出しにしていても全然問題ないと思うが…突然、実はミステリ詳しいんですって言われても、 ハァ? って思ってしまう。唐突過ぎるんだよなあ。
そのせいか、犯人がわかっても、 ( ´・∀・`)へー で終わってしまう感じ。動機もよくわからないし(もちろん動機は金なんだけど、何のために必要なのかが明かされていない)。( ´_ゝ`)フーン 以外に言葉が出てこない。

クローズドサークルで12人という人数は、多いか少ないかは何とも言えないところだけど、どうにも12人をきちんと書き分けているようには読めなかったので、もう少し人数が少なくても良かったんじゃないかな。
せっかくミステリに関する小物(火かき棒だったり、インディアン人形だったり)を揃えているのに、あんまり活かされていない気もするし。
その辺も、いまいち入りきれなかった原因かもしれない。

評価:★☆(1.5)
正直ミステリとしては、例えば綾辻の館シリーズなんかに比べたら、だいぶ落ちるのは否めない。普段ミステリを読みなれている、本格が好きという人にはかなり物足りない作品だと思う。

 映像化作品のレビューはコチラ インシテミル 7日間のデス・ゲーム


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THEMA:映画の原作
GENRE:小説・文学
TAG:米澤穂信 「このミステリーがすごい!」2008年版 映画原作 
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