2012年01月13日 (金) | EDIT |
■ 新宿武蔵野館にて鑑賞
サラの鍵/ELLE S'APPELAIT SARAH
2010年/フランス/111分
監督: ジル・パケ=ブランネール
出演: クリスティン・スコット・トーマス/メリュジーヌ・マヤンス/ニエル・アレストリュプ/エイダン・クイン/フレデリック・ピエロ
公式サイト
公開: 2011年12月17日
パリに住むアメリカ人ジャーナリストのジュリア・ジャーモンドは、夫ベルトラン・テザックが子供の頃に住んでいたというアパートへの引っ越しが決まる。ジュリアは、1942年にパリで起こった自転車冬季競技場 事件についての記事を書くことになるが、アパートのある地区がユダヤ人地区だったこと、ベルトランの祖父がアパートを手に入れた時期が事件の直後であることを思い起こし、もしやユダヤ人が住んでいた部屋ではないかと思い、気になったジュリアはアパートの持ち主を辿って行く。
1942年07月16日の朝、10歳のサラ・スタルジンスキが住むアパートに、突然フランス警察が足を踏み入れる。ただ事ではない雰囲気を感じ取ったサラは、幼い弟ミシェルを守るため、ミシェルを納戸に隠し「すぐに戻る」と言い置いて両親と3人でヴェル・ディヴに連行される。サラは何とか隙を見てミシェルの元へ戻ろうとするものの、果たせないままに収容所へ送られることになってしまう―――――
2012年初めの映画鑑賞です。ていうか、観たのは1週間以上前ですが


2010年/フランス/111分
監督: ジル・パケ=ブランネール
出演: クリスティン・スコット・トーマス/メリュジーヌ・マヤンス/ニエル・アレストリュプ/エイダン・クイン/フレデリック・ピエロ
公式サイト
公開: 2011年12月17日
パリに住むアメリカ人ジャーナリストのジュリア・ジャーモンドは、夫ベルトラン・テザックが子供の頃に住んでいたというアパートへの引っ越しが決まる。ジュリアは、1942年にパリで起こった
1942年07月16日の朝、10歳のサラ・スタルジンスキが住むアパートに、突然フランス警察が足を踏み入れる。ただ事ではない雰囲気を感じ取ったサラは、幼い弟ミシェルを守るため、ミシェルを納戸に隠し「すぐに戻る」と言い置いて両親と3人でヴェル・ディヴに連行される。サラは何とか隙を見てミシェルの元へ戻ろうとするものの、果たせないままに収容所へ送られることになってしまう―――――
2012年初めの映画鑑賞です。ていうか、観たのは1週間以上前ですが


「黄色い星の子供たち」は、フランスにもこういう過去があったという描き方だけど、こちらは現代を生きるジュリアと上手く絡めたミステリ仕立てになっていて、ミシェルを助け出せるのか? サラは今どうしているのか?とか、引き込み方が上手いなと思いました。現代と戦時中が結構頻繁に転換するんだけど、混乱することもなかったし。
自分が死にたくないとかではなく、とにかく弟を助け出さなきゃ!と、何としてでも家に戻ろうとするサラの気持ちが痛いほど伝わってきた。アパートにたどり着いたシーンでは思わず息をのみました。
弟を守ろうとしてやったことだし、まさか家を出て、そのまま命を奪われることになるとは誰も想像していなかった訳だから…と言っても、やっぱり彼女は自分を責めただろう、それが事故にもつながっているのかなあと思いました。
すっかり性格も変わってしまって、デュフォール夫妻がサラを育てながらも、いつか出ていってしまうだろうと思っていたのが切ない。
サラが長じてからの描写があまりないので、もう少しその辺も描いて欲しかった。
結局、テザック家は不正にアパートを手に入れた訳でもなく、それどころかサラの援助をしていたことを知って、ジュリアの疑問は解けたはずだけども、その後もサラを追い続けた。真実を知りたいと思うのは、人間の性なのか…
自分が知るだけならばいいけれど、継母の許可があったとは言え、ウィリアムに話すのはなあ。。。

かなり深刻な病状っぽかったリチャードが、突然起きて歩いたりするのには笑った。全然死にそうじゃない(笑) その辺はもう少しなんとかしてほしかったわ。
クリスティン・スコット・トーマスはやっぱり上手いですね。
サラ役のメリュジーヌ・マヤンスちゃんは「Ricky リッキー」でリッキーの姉リザをやっていた子。将来有望です。
評価:★★★★(4.0)
ミステリ仕立ての構成が上手くて、ぐいぐい引き込まれました。オススメです。
原作はベストセラーらしいので、読んでみたいな。
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【ぽすれん】
監督:ジル・パケ=ブレネール
出演者:クリスティン・スコット・トーマス、 メリュジーヌ・マヤンス、 エイダン・クイン
収録時間:111分
レンタル開始日:2012-06-15
Story
タチアナ・ド・ロネのベストセラー小説を映画化した感動作。パリで暮らすアメリカ人女性記者・ジュリアは45歳で待望の妊娠を果たすが、夫から受けたのは思いも寄らぬ反対だった。そんな人生の岐路に立った彼女は、ある取材で衝撃的な事実に出会う。 (詳細はこちら)
タチアナ・ド・ロネのベストセラー小説を映画化した感動作。パリで暮らすアメリカ人女性記者・ジュリアは45歳で待望の妊娠を果たすが、夫から受けたのは思いも寄らぬ反対だった。そんな人生の岐路に立った彼女は、ある取材で衝撃的な事実に出会う。 (詳細はこちら)
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THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:ジル・パケ=ブランネール クリスティン・スコット・トーマス メリュジーヌ・マヤンス ニエル・アレストリュプ エイダン・クイン フレデリック・ピエロ
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素晴らしくて見応えのある作品でした。
2012年01月18日(水) 01:30:25 | だらだら無気力ブログ!
1942年、ナチス占領下のパリ。
フランス当局によるユダヤ人一斉検挙が始まり、10歳のサラは、弟を納戸に隠して鍵を閉める。
一家はヴェルディヴに連れていかれるが…。
2009年。
パリに暮らすアメリカ...
2012年02月27日(月) 02:50:46 | 心のままに映画の風景
★★★★★4.5“二人の女性の人生が時代を越えてつながっていく運命の不思議さに魅せられます” 映画は現代を生きるジュリアと、ヴェル・ディブ事件やその後のサラが交互に描かれています。 ベルトランはジュリアに“家族がアパートに関する真実を知ることを恐れている”?...
2012年03月29日(木) 11:32:19 | 映画とライトノベルな日常自販機
フランスでユダヤ人が迫害されていたという事実。そういう事実があったことは知ってはいましたが、詳しくは知らなかった自分が恥ずかしいですね。とてもよく出来ている作品でした。
現代、ジャーナリストのジュリアは、夫が祖父母から譲り受けたアパートに、かつてユダヤ...
2012年07月05日(木) 18:09:16 | いやいやえん
【ELLE S'APPELAIT SARAH】 2011/12/17公開 アメリカ 111分監督:ジル・パケ=ブランネール出演:クリスティン・スコット・トーマス、メリュジーヌ・マヤンス、ニエル・アレストリュプ、エイダン・クイン、フレデリック・ピエロ
ただ、伝えたい。決してあなたを忘...
2012年07月17日(火) 13:22:21 | 新・映画鑑賞★日記・・・
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