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デビルズ・ダブル―ある影武者の物語― 
2012年02月02日 (木) | EDIT |
 TOHOシネマズ みゆき座にて鑑賞
デビルズ・ダブル―ある影武者の物語―デビルズ・ダブル―ある影武者の物語―/THE DEVIL'S DOUBLE
2011年/ベルギー/109分
監督: リー・タマホリ
出演: ドミニク・クーパー/リュディヴィーヌ・サニエ/ラード・ラウィ/フィリップ・クァスト
公式サイト
公開: 2012年01月13日


湾岸戦争の真っただ中、イラク軍中尉として前線にいたラティフ・ヤヒアは、高校のクラスメイトであり、時の権力者サダム・フセイン大統領の息子ウダイに呼び出される。ウダイはラティフに、自分と背格好が似ているため影武者になるよう命じ、ラティフは断ろうとしたものの、家族の命を盾に取られて引き受けざるを得ず、以来、ウダイの影武者としての生活が始まる。ウダイの生活は金と女と麻薬に溺れ、行動は狂気そのものだった。そんな中にあっても、ラティフは自分を見失うまいとし続け、次第にウダイの情婦サラブと心を通わせるようになる―――――


これは予告が面白そうだったので、かなり気になっていました。実際にウダイ・フセインの影武者だったラティフ・ヤヒアの著書が原作になっているんだって。
ウダイが残虐な人間だったということは、かなり有名なんですってね。わたしはあんまりイラクのことを知らないので、もちろんサダム・フセイン元大統領に息子がいたこととその名前くらいは知っていますが、その人物像は全然知りませんでした。こんなイカれた人間だったとは  もちろんある程度脚色はされているでしょうが、父親の側近を殺したのは本当のようですね。気に入った女の子をナンパするのはともかく、脅して側に置き、気に入らなくなったら殺して捨てちゃうってのもすごい。
こんな常軌を逸した人間の側にいたら、自分も引きずられておかしくなってしまいそう…。ラティフがウダイの真似をして、「どう? 似てたでしょ?」みたいな感じにしていたけど、ラティフはウダイの狂気に飲み込まれつつあったのではないかなと思いました。逃げた時、サラブに「ウダイみたい」と言われていたし。。。
ドミニク・クーパーは、全く正反対のウダイとラティフの2人を良く演じ分けていたと思う。特にウダイの方はかなりの熱演でした

映画の大半はウダイの悪事なので、ウダイの狂気はよく感じ取れましたが、それ以外はどうも…うーん  途中の逃避行もちょっと浮いている感じ。
サラブがラティフに付いて逃げておきながら居場所を密告するという行動が良くわからなかったけど、あれは、ラティフを逃がさないため、ウダイに忠誠心を示すために付いて行ったってことかな?
サダムが影武者とテニス をしているシーンがシュールだったなあ。画としてちょっと面白かった。

イラクに結構反フセイン派がいたということに ( ´・∀・`)へー と思いました。まぁ、あれだけ好き放題やってりゃ当たり前か。ウダイの側近であるムネムだって、ウダイにはうんざりしていたようだし。ラティフのパパは残念だったけど、ああいう風に身を賭して意志を貫く人もいたのにね…
権力って、その器ではない人間が持つととんでもないことを引き起こしてしまう。もしくは、権力を持った当初はそうではなかったのに、だんだんその力に溺れてしまうのが人間の性ってことかな。

実話が元だけにウダイの最期は分かっているので、どうやって終わるのかなーと思っていたら、最後に少しだけカタルシスを持たせてくれました。本当にああいう暗殺事件があったのかは不明ですけど。

サニエちゃんが出ていたなんて全然知らなかったのですが、最後まで気づきませんでした。。。

評価:★★★(3.0)
まぁまぁ面白かったけど、ドミニク・クーパーが熱演しすぎて(笑)、ウダイの狂気しか印象に残らないかも。
しかし、イラクが舞台の映画なのに、英語を喋っているのは非常に残念でした。


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監督:リー・タマホリ
出演者:ドミニク・クーパー、 リュディヴィーヌ・サニエ
収録時間:109分
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Story
サダム・フセインの息子、ウダイ・フセインの影武者として生きた男の衝撃の実話を映画化。『キャプテン・アメリカ~』などに出演するドミニク・クーパーがウダイと影武者の一人二役を務める。監督は『ダイ・アナザー・デイ』のリー・タマホリ。R18+ (詳細はこちら

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THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:リー・タマホリ ドミニク・クーパー リュディヴィーヌ・サニエ ラード・ラウィ フィリップ・クァスト 
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