2012年07月17日 (火) | EDIT |

著 者: 皆川博子
出版年: 2011年
出版社: 早川書房
18世紀、ロンドン。聖ジョージ病院の外科医ダニエル・バートンは、内科医の兄ロバートの財力により自宅に私的解剖室を設置、容姿端麗エドワード・ターナー、天才細密画家ナイジェル・ハート、
皆川博子の本って初めて読みました。このミス2012年版で3位だったからなんだけど、この方かなりのベテランなんですね。1929年生まれって!!

元々、海外を舞台にした小説をあまり読まないせいもあるかもしれないけど、最初はものすごく読みにくくて、なかなか進みませんでした

あらすじを書くためにぱらぱら見直してみたら、最初の方が結構バタバタで、色々な人が入れ代わり立ち代わりやってくるので、何がなんだか ┐(´д`)┌ 状態。登場人物が多くて(ダニエルの部下にしても5人いる)、出てくるキャラクターたちはかなり個性的できちんと書き分けられているのだけど、なんかこちゃこちゃしているというか。途中からは進むようになるんですけどね。この時代の背景に詳しくないから余計にそう思うのかな。
何というか、全体的に耽美なニオイがすると言いますか。ほとんど女性が出てこなかったり、物語の核となるエドが美青年であるとか、ナイジェルとの結びつきの深さとか、どうにもこう…BL的な雰囲気が漂っているというか。BLと耽美が合わさると、ちょっと個人的には合わないんだよなぁ
謎解き自体は別にどうということもなく。意外な犯人ではあったけど、どうも動機が弱いというか…弱くはないけど、そのためにそこまでする?というのが、わたしにはちょっと理解しがたいところがありました。
先にも書いたように、登場人物が多い割にそれぞれきちんとキャラが立っているのはすごい。個人的には、盲目の治安判事ジョン・フィールディングが良かったです(ここでもオヤジ好きが…
)。
評価:★★☆(2.5)
最初の読みにくさを乗り切っちゃえばすいすい進むし、面白くなくはないのだけど、自分にはいまいち合わないかな。もう何冊か読まないと判断は出来ないけど、今のところちょっと手が伸びそうにありません。。。
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あらすじを書くためにぱらぱら見直してみたら、最初の方が結構バタバタで、色々な人が入れ代わり立ち代わりやってくるので、何がなんだか ┐(´д`)┌ 状態。登場人物が多くて(ダニエルの部下にしても5人いる)、出てくるキャラクターたちはかなり個性的できちんと書き分けられているのだけど、なんかこちゃこちゃしているというか。途中からは進むようになるんですけどね。この時代の背景に詳しくないから余計にそう思うのかな。
何というか、全体的に耽美なニオイがすると言いますか。ほとんど女性が出てこなかったり、物語の核となるエドが美青年であるとか、ナイジェルとの結びつきの深さとか、どうにもこう…BL的な雰囲気が漂っているというか。BLと耽美が合わさると、ちょっと個人的には合わないんだよなぁ

謎解き自体は別にどうということもなく。意外な犯人ではあったけど、どうも動機が弱いというか…弱くはないけど、そのためにそこまでする?というのが、わたしにはちょっと理解しがたいところがありました。
先にも書いたように、登場人物が多い割にそれぞれきちんとキャラが立っているのはすごい。個人的には、盲目の治安判事ジョン・フィールディングが良かったです(ここでもオヤジ好きが…


評価:★★☆(2.5)
最初の読みにくさを乗り切っちゃえばすいすい進むし、面白くなくはないのだけど、自分にはいまいち合わないかな。もう何冊か読まないと判断は出来ないけど、今のところちょっと手が伸びそうにありません。。。
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THEMA:ミステリ
GENRE:小説・文学
TAG:皆川博子 「このミステリーがすごい!」2012年版
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