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その男、凶暴につき 
2012年03月25日 (日) | EDIT |
 WOWOWにて鑑賞
その男、凶暴につきその男、凶暴につき
1989年/日本/103分
監督: 北野武
出演: ビートたけし/白竜/川上麻衣子/佐野史郎/芦川誠

刑事の我妻諒介は、犯罪を解決するためなら暴力も厭わないところがあり、上層部からは危険視されていた。ある日、麻薬の密売人・柄本の惨殺体が見つかる。我妻と新人刑事の菊地は、別の売人を追っている時に、防犯課係長の岩城が麻薬を横流ししていると聞かされる。やがて岩城は自殺、岩城の名前を出した売人も命を落とす。我妻は事件を追ううちに、レストラン経営者の仁藤が黒幕であり、仁藤が飼っている殺し屋・清弘が岩城を殺したと知る。我妻は清弘を証拠をねつ造して別件逮捕し、清弘を殴って岩城殺しを自白させようとするが、清弘に妹・灯の精神病のことを言及されて激怒し、署内で発砲したために免職となってしまう。それでも我妻は、1人で清弘を追う決意をする―――――


キタノ映画ってあまり観たことありません。「菊次郎の夏」と「アウトレイジ」くらい。この作品は前から観たいなーとは思っていたのですが、観れずじまい。で、WOWOWで放映したので鑑賞~
たけしが若ーい  ま、当たり前ですが。この時42歳くらいか。遠藤憲一とか寺島進もちょい役で出ているんですねえ。みんな若い若い。

公開当初は、コメディアンのたけしがこんな暴力描写を というギャップもあったんだろうな。
全体的には、何だか粗いなあという印象。処女作なので、しょうがない部分はありますけどね。
東銀座で我妻を狙った清弘ともみ合いになって、清弘が発砲したら通行人が撃たれたシーンはギャグかと思ったわ。
逃げた男を追うドタバタのところもちょっと受け付けなかった。

主人公が暴力刑事ってのはよくあるのでそこは別にいいんだけど、この我妻にどうも共感できないんだなあ  後輩に金をせびるとかどうなの。
岩城の敵討ちは心情的にわからなくもないけど、そもそも岩城自身がヤクの横流しをやっていた悪徳刑事な訳で、その敵討ちと言われてもねえ…。清弘を別件逮捕する時に、証拠をねつ造するのもいただけない。その後、ロッカールームで殴るってのもどうかと。
ラストで我妻が灯を撃つのはいいなと思ったけど、その後の菊地の件が陳腐だなー。あれいらなかったと思う。

元々は深作欣二が監督するはずだったのが、スケジュールの関係で降板、奥山和由がたけしに監督を打診して実現したという経緯があるとか。その辺の話も全然知りませんでした。しかも脚本が野沢尚なのね。もっとも、たけしが監督するにあたってかなり脚本を改変しているらしいのですが。
元の野沢脚本のままのものも読みたいな。「烈火の月」というタイトルで小説にしているようなので、今度見つけたら読んでみよう。

評価:★☆(1.5)
評価が高いので、期待しすぎたかな。暴力描写自体はどうも思わなかったのですが、やっぱりわたしはキタノ映画が合わないのかも。


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監督:北野武
出演者:ビートたけし、 川上麻衣子、 白竜、 佐野史郎、 芦川誠、 岸部一徳
収録時間:103分
レンタル開始日:2007-07-04

Story
ビートたけしが北野武名義で初監督を果した記念的作品。当初、ビートたけし主演、深作欣二監督で進められていた企画だったが、スケジュールが折り合わずたけしがメガフォンをとることになった。暴力的な異端刑事の我妻が麻薬組織の真相を探る為、組織や殺し屋たちと繰り広げる闘いを描く。 (詳細はこちら

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THEMA:WOWOW/スカパーで観た映画の感想
GENRE:映画
TAG:北野武 ビートたけし 白竜 川上麻衣子 佐野史郎 芦川誠 遠藤憲一 寺島進 
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