週に1本は劇場で映画を観る!が合言葉。 主に映画、時々小説の感想を脳内垂れ流しで書きなぐるブログ。ネタバレあり。
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贖罪 
2012年08月28日 (火) | EDIT |
贖罪贖罪
著  者: 湊かなえ
出版年: 2009年
出版社: ミステリ・フロンティア/東京創元社
公式サイト

空気がきれいなだけが取り柄の小さな田舎町で、ある夏の日、東京から転校してきた少女エミリが何者かに強姦、殺害される。その時一緒にいた、同級生の紗英、真紀、晶子、由佳は、警察の事情聴取を受けるが犯人の顔が思い出せず、結局犯人逮捕には至らなかった。やがて4人が中学1年生になった夏、エミリの母、麻子に呼び出される。
「わたしはあんたたちを絶対に許さない。時効までに犯人を見つけなさい。それができないのなら、わたしが納得できるような償いをしなさい。そのどちらもできなかった場合、わたしはあんたたちに復讐するわ」
麻子にそう告げられた4人は、心に深く傷を負ったまま成長する―――――


告白」が面白かったし、たまたまWOWOWでドラマをやっていたので、原作を読んでみようと思ったのがきっかけです(ドラマはあまりにつまらなくて観るのを途中で止めちゃった・笑)。何作か読まないとわからないしね。
告白」と同じく、複数人の独白からなる形式。紗英の麻子への手紙「フランス人形」、真紀がPTAの前で演説する「PTA臨時総会」、晶子が受けるカウンセリング「くまの兄妹」、由佳が麻子に語る「とつきとおか」、麻子の独白「償い」、そして終章。終章だけは独白ではなく、この中の2人の会話になっています。
読み終わって思ったのは、この人、これ以外の形式で書けないのかしらってこと。だったら作家として致命的だと思うけど。特に「終章」には唖然 とした。こんな書き方あり?

読後感は良くないけど(特に「くまの兄妹」と事件の真相はね…)、個人的にはこういうのは好きなので、悪くなかったと思う。まぁ、フリースクールを開こうと田舎を訪れた南条がたまたま見た別荘に、ことの真相となる宝物が隠されていたとか、ちょっと偶然が過ぎるかなー (^_^;) とも思うけど。

そもそもの発端は、好きな女と引き裂かれて挙句の果てに死なれてしまった男が、すべてを奪った女に復讐を遂げるためにやって来た。紗英たち4人+エミリはそれに巻き込まれただけ。それぞれエミリに対して内に秘めた思いがあったとしても、その日たまたまエミリと一緒にいた紗英たちが償いをしなければならない理由がないのに、中学1年生が大人から「あんたたちは人殺しだ」と言われりゃ、そりゃトラウマにもなるって…。麻子がその辺無自覚なのも怖い。
南条も、秋恵を忘れられなかったにせよ、一応麻子と付き合ってやることやっていた訳だよね。麻子に促されたとはいえ、自ら飲酒運転して事故ったんだし。麻子は悪くないとは言わないけど、秋恵の遺書を読んだからとはいえ、全て麻子に責任転嫁して、自分勝手だなあと思わずにいられない。復讐の矛先を、麻子ではなく彼女の幼い娘に向けるのも、潔くないよなあ。

評価:★★★(3.0)
1人称なので、読みやすいのは読みやすい。割とするすると読めてしまうので、これはこれで魅力かなと思います。後味は非常によろしくないけど。


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監督は黒沢清。合わないはずだわ(笑)

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THEMA:ミステリ
GENRE:小説・文学
TAG:湊かなえ 
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