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ストロベリーナイト 
2013年04月30日 (火) | EDIT |
ストロベリーナイト (光文社文庫)ストロベリーナイト
著  者: 誉田哲也
出版年: 2008年
出版社: 光文社文庫/光文社

東京都葛飾区の都立水元公園の釣り堀の近くで、腹部に大きな創傷のある男性の遺体がビニールシートに包まれたままの状態で発見される。警視庁捜査一課殺人犯捜査十係の姫川玲子警部補は現場に急行し、4人の部下、石倉保巡査部長、菊田和男巡査部長、大塚真二巡査、湯田康平巡査、そして所轄の井岡博満巡査らとともに捜査に当たる。玲子は遺体につけられた腹部の創傷の意味を考えるうち、監察医の國奥定之助から聞いていた変死体との関連性を感じ取る。これは水元公園の釣り堀に沈められようとしていたもので、何らかのトラブルでそれが出来なくなったために遺棄された形になった、他にも犠牲者が沈んでいるのではないかと推測した玲子は、釣り堀を浚うことを提案する。かくして2人目の遺体が発見され、事件は連続殺人へと発展する。被害者たちの共通点は、毎月第2日曜日にどこかへ出かけており、行先を家族も知らないということ。捜査を進める中、大塚は被害者の友人から“ストロベリーナイト”という言葉を耳にする。事件との関連性を確信出来ない大塚は、姫川に内緒で違法捜査をしようと考え、巻き込まないためにペアを組んでいた北見昇警部補にも黙って捜査を進める。するとあるアングラサイトの存在が浮かび上がってくるが―――――


連ドラを観ていたので、原作を読んでみるか、くらいな感じで図書館で予約してみました。
Amazonでは結構酷評されているんだねえ、これ。恐る恐る読んでみたのですが、そんなに酷評する程でもないかなぁという印象。でも、色々言いたくなる気持ちもわからないではない。
ドラマを観ていて、姫川ってカンに頼りすぎているなぁと思っていたけど、原作でも同じ。確かに刑事としての勘は大事だけど、姫川はあまりに直感しかなく、刑事としてはどうかと思うレベルなので(そこは日下や勝俣なんかにも、注意というか警告されているけれど)、これまでに刑事が主役の推理物を幾つか読んでいると、どうしても違和感が残る。
犯人像についても、意外な展開を狙ったのかもしれないけど、そもそもドラッグ、レイプ、殺人、悪の限りを尽くした人間が警察官僚になれるものか? そりゃ試験に通りゃなれるんだろうが…。顔を隠して行動していた訳じゃないので、すぐわかっちゃうと思うんだけど。どうもその辺りが、説得力が薄いんだよな

一番気になったのは、姫川の過去設定。高校生の時に連続暴行事件の被害者となったっていう、わざわざそんな気分の悪い設定ぶっこむ必要あるか?って感じるくらいに活かされていない。
姫川が犯人を殺したいと思う被害者の気持ちがわかるというならともかく、それが高じて、被害者側ではなく犯人側の心理に寄り添い過ぎて犯人の気持ちが理解出来るというのは、ちょっと無茶な理論かなと思うけど。

高校生だった姫川に親身になって対応してくれた刑事が犯人に殺されてしまって、それをきっかけに事件と向き合うことを決心して、姫川が裁判で犯人を糾弾した時に、傍聴席で刑事たちが敬礼していたというのも、なんだかなー…。無理矢理、感動エピソードねじ込みましたみたいな。それが元で姫川が刑事を目指すようになったというのも、ちょっと違和感。
レイプ被害にあった高校生の女の子が、刑事が親身になってくれたからって、そう簡単に立ち直れるものだろうか。男性恐怖症になってもしょうがないくらいだと思うけど、そういう描写もあんまりないのよね…。
菊田にも、気持ちはあるけれど怖くて恋愛関係になれないという感じじゃないんだもん。菊田とは明らかに思いあっているのにもびっくりした。ドラマではそこまであからさまじゃなかったので。

犯人に囚われた姫川が体を弄ばれた時にも、何というか違和感があった。レイプ事件の被害者がまた同じような状況に陥ったことに対して、「いやらしい音を立てている」という表現を使うところが、男が書いているなーという感じがすごくした。
勝俣も、最後には刑事としては評価できるということになっているけど、レイプ事件の被害者に向かって、そのことを知っていると匂わせる言葉を吐く時点で、人間として最悪の部類だと思うけど。しかもその理由が「なんか美人で気取っているから」って中学生じゃあるまいし。

ドラマを見ていたおかげで、キャラクターは非常に浮かびやすかったですね。まぁ、姫川や保なんかはともかく、菊田は全然イメージ違うけど。あんなイケメンじゃないし

姫川が、どんな死体でも顔を近づけて観察するというところ、どうも「アンフェア」と似通っている気がするなぁ。「アンフェア」はドラマしか観ていませんが。

評価:★★(2.0)
ドラマを観ている人が原作を読む分にはいいんじゃないでしょうか。読みやすいし。ただ、刑事が主役の推理物としては、勘で推理をしないでくれよ、とは思う。


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THEMA:ミステリ
GENRE:小説・文学
TAG:誉田哲也 「姫川玲子」シリーズ 
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最近お気に入りの作家、誉田哲也さんの姫川玲子シリーズの第一作「ストロベリーナイト
2013年05月11日 (土) 08:37:41 |  はらやんの映画徒然草
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