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週に1本は劇場で映画を観る!が合言葉。 主に映画、時々小説の感想を脳内垂れ流しで書きなぐるブログ。ネタバレあり。
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籠の中の乙女 
2012年09月06日 (木) | EDIT |
 シアター・イメージフォーラムにて鑑賞
籠の中の乙女籠の中の乙女/DOGTOOTH
2009年/ギリシャ/96分
監督: ヨルゴス・ランティモス
出演: クリストス・ステルギオグル/ミシェル・ヴァレイ/アンゲリキ・パプーリァ/マリー・ツォニ/クリストス・パサリス
公式サイト
公開: 2012年08月18日


ギリシャのある裕福な一家。両親と息子、娘2人という一見ごく普通の家庭だったが、両親は子供たちに、外の世界が如何に恐ろしいものかを説き、独自のルールを設けて外界に触れさせず、高い外壁に囲まれた自宅の中だけで育てていた。子供たちはそれに従い、すくすくと育っていったが、ある日、父親は年頃になった息子の性欲処理のため、クリスティーナという女性を金で雇い、連れてくる。初めて家族以外の人間と接する子供たち、特に長女はクリスティーナに興味津々。そしてこれまでの平穏な生活は綻びを見せ始める…


第83回米アカデミー賞で外国語映画賞にノミネートされた作品。映画の日を狙って行ってきました。さすが1000円の日、満席でした。
めっちゃシュールでブラック。基本的に不条理劇は苦手なんだけど、わかっていて観たので、そんなに駄目という感じでもなかった。
でも、何というかちょっと惜しい。料理の腕はまだまだかなーという感じ。上手く言えないけど。

予告はすっごく怖かったんだけど、話の流れで観ると結構笑えるシーンもある。あのダンスのシーンとか。
言葉の意味をわざと違えて教えるのは、全部じゃなくて、少しだけなのね。まぁ、外で話せば (-"-;) ??な顔をされるでしょうが。
あとは痛い! クリスティーナからもらったビデオ で長女が殴られたり、あと犬歯!!  犬歯痛い~~~~

息子の性欲は処理してあげるけど、娘のは無頓着なのねえ…。息子第一だけど、でも両親には娘を犠牲にしているという意識もなさそう。

この両親が一番優先しているのは、外界から子供を守ること。歪んでいるし方法が間違っているけど、その原動となるものは子供たちへの深い愛情。そこが怖い。両親は、これが子供たちのためだと心から信じているから。
だけどこれから先どうするんだろ。両親が生きている間はいいけど、いずれ親は先に死ぬし…心中するしか方法はないような…

どこの家族でも、その家族ならではのルールがある。この家族は極端だけど、傍から見るとウチの家族もおかしいのかも…??

評価:★★(2.0)
変な映画っていうか…観終わった後、誰とも語り合えない感じ(笑) ま、単館上映は妥当です。題材は悪くないと思うんですけどね。観終わった直後は ( ゚Д゚)ポカーン なんだけど、後でじわじわくる。今後に期待、かな。


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【ぽすれん】

監督:ヨルゴス・ランティモス
出演者:クリストス・ステルギオグル、 ミシェル・ヴァレイ、 アンゲリキ・パプーリァ、 マリー・ツォニ
収録時間:96分
レンタル開始日:2013-02-08

Story
第62回カンヌ国際映画祭“ある視点部門”でグランプリを獲得した不条理家族ドラマ。ギリシャ郊外の豪邸に暮らすとある裕福な家庭。親の方針により、ずっと家の中だけで育てられた3人の子供たちは生まれてから一度も外の世界に出たことがなく…。R18+ (詳細はこちら

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THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:ヨルゴス・ランティモス クリストス・ステルギオグル ミシェル・ヴァレイ アンゲリキ・パプーリァ マリー・ツォニ クリストス・パサリス 第83回米アカデミー賞 
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