2012年09月12日 (水) | EDIT |
■ シネ・リーブル池袋にて鑑賞
桐島、部活やめるってよ
2012年/日本/103分
監督: 吉田大八
出演: 神木隆之介/橋本愛/大後寿々花/東出昌大/清水くるみ
公式サイト
公開: 2012年08月11日
金曜日。映画部の前田は、職員室で泣きだしたバレー部のマネージャーを顧問がなだめているところに居合わせる。そこへ、友弘が、バレー部のキャプテン桐島が部活を辞めたという噂を聞きこんでくる。桐島の親友の宏樹や彼女である梨紗でさえその事実を知らなかった。宏樹や理沙たちは桐島と連絡を取ろうとするが、メールも電話もつながらず、動揺は増すばかり。そしてそれは次第に、桐島とは特に親しい訳ではなかった前田や、宏樹に思いを寄せる吹奏楽部の沢島らにも波及していく―――――
原作はすばる新人賞だっけ。作者が大学生の時に獲ったんだよね。原作は正直全く興味なかったので未読ですが(だいたい、タイトルがどうにも (^_^;) )、映画は何となく観に行ってみました。

2012年/日本/103分
監督: 吉田大八
出演: 神木隆之介/橋本愛/大後寿々花/東出昌大/清水くるみ
公式サイト
公開: 2012年08月11日
金曜日。映画部の前田は、職員室で泣きだしたバレー部のマネージャーを顧問がなだめているところに居合わせる。そこへ、友弘が、バレー部のキャプテン桐島が部活を辞めたという噂を聞きこんでくる。桐島の親友の宏樹や彼女である梨紗でさえその事実を知らなかった。宏樹や理沙たちは桐島と連絡を取ろうとするが、メールも電話もつながらず、動揺は増すばかり。そしてそれは次第に、桐島とは特に親しい訳ではなかった前田や、宏樹に思いを寄せる吹奏楽部の沢島らにも波及していく―――――
原作はすばる新人賞だっけ。作者が大学生の時に獲ったんだよね。原作は正直全く興味なかったので未読ですが(だいたい、タイトルがどうにも (^_^;) )、映画は何となく観に行ってみました。
すごく好きだなーこの映画

話自体は、はっきり言えばものすごくどうでもいいこと。この学校のバレーボール部のキャプテン桐島が部活を辞めた、という噂が流れた。その噂に右往左往するクラスメイトたち。それだけ。それだけなのに、同じ金曜日の出来事を視点を変えて、時間軸をずらせていたり、見せ方が上手いんだなあ。ものすごく観入っちゃった。観終わった後、これ、103分?嘘でしょ、って感じでした。
桐島っていうのはマクガフィンなんだね。最後まで声すら出てこない。これがすごく上手く作用している。
桐島は、バレー部のキャプテン
で可愛い彼女もいて、どの学校でも必ずいると思うけど、派手目な“イケてる”グループの1人。彼の行動、しかも部活を辞めたってだけなのに、周りの人間だけならともかく、まるで関係なかった前田たちにも影響していくのが面白かった。
この、イケてる連中とイケてない連中の描き方も上手かったですね。女子のグループ内の微妙な力関係とかも。自分の高校時代を思い出して、そうそう、こんな感じだった、みたいな。
しかしあの宏樹の彼女、めっちゃ根性悪いな
元女子高生としては、すごくわかる。いるんだよね、ああいうの。でも男は気づかないんだよなあ。ま、高校生だからしょうがないけどね。気付かないというか、どうでもいいのかもしれないけど。
映画部のオタク2人がぶつぶつ言ってるのは可愛らしかったなー。イケてるグループから見たら、何アレ、なんだろうけど、イケてないグループだって普通に学校生活楽しんでいるし、青春しているのだ。
終盤、屋上でイケてるグループとイケてない映画部の面々が一堂に会するシーン。撮影を邪魔された前田がとうとう怒りを爆発させて、イケてるグループに襲い掛からせる(タイトルが「生徒会・オブ・ザ・デッド」というのも笑えた。仮にも映画部の顧問なら、ロメロぐらい知ってろよってのは同意です)。前田は撮影しながら、イケてるグループをゾンビが滅茶苦茶に食い尽くす様を妄想する、そのBGMに、イケてない方のグループに入るであろう沢島が所属する、吹奏楽部の合奏
が流れているのがすごく良かった。
部活を続けることの意味を、宏樹はキャプテンの言葉や屋上で前田と話して理解する。こういうラストへのつなぎ方も上手いなと思いました。
神木くんはダサメガネ
をかけて、見事オタクに変身。でも可愛いけどね~。東出昌大はちょっと妻夫木入ってて格好いいです。
個人的には、大後寿々花がえーこんなんなっちゃったの!?って感じで悲しい…
「SAYURI」の時はめっちゃ可愛かったのに…まー地味めな役柄ってのもあるでしょうけどね。
これ、本で読んだらどうなんだろう。「告白」みたいに、原作が上手いんだろうって感じはしないんだよなあ、なんとなく。機会があれば読んでみますが。
評価:★★★★☆(4.5)
そんなに期待していなかったせいもあるかもしれないけど、個人的にはかなりアタリ
でした。この監督の映画、他にも観てみたいな。
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話自体は、はっきり言えばものすごくどうでもいいこと。この学校のバレーボール部のキャプテン桐島が部活を辞めた、という噂が流れた。その噂に右往左往するクラスメイトたち。それだけ。それだけなのに、同じ金曜日の出来事を視点を変えて、時間軸をずらせていたり、見せ方が上手いんだなあ。ものすごく観入っちゃった。観終わった後、これ、103分?嘘でしょ、って感じでした。
桐島っていうのはマクガフィンなんだね。最後まで声すら出てこない。これがすごく上手く作用している。
桐島は、バレー部のキャプテン

この、イケてる連中とイケてない連中の描き方も上手かったですね。女子のグループ内の微妙な力関係とかも。自分の高校時代を思い出して、そうそう、こんな感じだった、みたいな。
しかしあの宏樹の彼女、めっちゃ根性悪いな


映画部のオタク2人がぶつぶつ言ってるのは可愛らしかったなー。イケてるグループから見たら、何アレ、なんだろうけど、イケてないグループだって普通に学校生活楽しんでいるし、青春しているのだ。
終盤、屋上でイケてるグループとイケてない映画部の面々が一堂に会するシーン。撮影を邪魔された前田がとうとう怒りを爆発させて、イケてるグループに襲い掛からせる(タイトルが「生徒会・オブ・ザ・デッド」というのも笑えた。仮にも映画部の顧問なら、ロメロぐらい知ってろよってのは同意です)。前田は撮影しながら、イケてるグループをゾンビが滅茶苦茶に食い尽くす様を妄想する、そのBGMに、イケてない方のグループに入るであろう沢島が所属する、吹奏楽部の合奏

部活を続けることの意味を、宏樹はキャプテンの言葉や屋上で前田と話して理解する。こういうラストへのつなぎ方も上手いなと思いました。
神木くんはダサメガネ

個人的には、大後寿々花がえーこんなんなっちゃったの!?って感じで悲しい…

これ、本で読んだらどうなんだろう。「告白」みたいに、原作が上手いんだろうって感じはしないんだよなあ、なんとなく。機会があれば読んでみますが。
評価:★★★★☆(4.5)
そんなに期待していなかったせいもあるかもしれないけど、個人的にはかなりアタリ

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【ぽすれん】
監督:吉田大八
出演者:神木隆之介、 橋本愛、 大後寿々花、 東出昌大
収録時間:103分
レンタル開始日:2013-02-15
Story
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の吉田大八監督が朝井リョウの同名小説を映画化。ありふれた時間が流れる金曜日の放課後。誰もが認めるバレーボール部のスター・桐島退部のニュースが駆けめぐったことから、校内の人間関係が静かに変化していく。 (詳細はこちら)
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の吉田大八監督が朝井リョウの同名小説を映画化。ありふれた時間が流れる金曜日の放課後。誰もが認めるバレーボール部のスター・桐島退部のニュースが駆けめぐったことから、校内の人間関係が静かに変化していく。 (詳細はこちら)
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大後寿々花が可愛くなってたなぁ。
2012年09月17日(月) 19:12:06 | だらだら無気力ブログ!
完全にノーマークというかスルーしていた作品なんですが、映画のツイッター仲間が絶賛。と言うわけで見に行ってきました。と言うわけで桐島、部活やめるってよの記事です。
2012年10月23日(火) 07:59:51 | よしなしごと
○吉田大八[監督]『桐島、部活やめるってよ』(2012年)を観た。 先日ラジオで
2012年10月26日(金) 01:01:34 | ラジオ批評ブログ――僕のラジオに手を出すな!
全員、他人事じゃない。
−感想−
もうね、作品に対して難癖付け様が無くて完敗っすわ。
だけど1つだけ声を大にして言える事がある。
それは
ファインダー越しに前田が妄想するゾ
2013年02月17日(日) 03:08:12 | 銀幕大帝α
タイトルの桐島君自体はきちんと出てこない作品です。
学校内における上、下の階層なんかはリアルだったなあ。友達関係の中でもあるゴタゴタとかさ。不自由な閉鎖空間の中で生きて
2013年04月25日(木) 09:28:51 | いやいやえん
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