2012年12月26日 (水) | EDIT |
■ 銀座テアトルシネマにて鑑賞
声をかくす人/THE CONSPIRATOR
2011年/アメリカ/122分
監督: ロバート・レッドフォード
出演: ジェームズ・マカヴォイ/ロビン・ライト/ケヴィン・クライン/エヴァン・レイチェル・ウッド/ダニー・ヒューストン
公式サイト
公開: 2012年10月27日
1865年04月14日、時のアメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンが暗殺される。主犯のジョン・ウィルクス・ブースは逃げ込んだ隠れ家で射殺され、共犯者たちもすぐに捕らえられる。北軍の英雄と言われたフレデリック・エイキンは、除隊してから本来の職業である弁護士として活動していたが、元司法長官のリヴァディ・ジョンソン上院議員に呼び出され、暗殺の共犯の1人であるメアリー・サラットの弁護をするよう頼まれる。メアリーは2年前に夫を亡くしてから下宿屋を営んでいたが、下宿人の中に、ブースを始めとする暗殺犯たちがおり、彼らにアジトを提供していたとみなされ逮捕されていた。エイキンはリンカーン暗殺犯の弁護は出来ないと拒むものの、民間人であるメアリーが軍法会議で裁かれること、そして彼女にも弁護を受ける権利があることを説かれ、やむなく引き受ける。裁判は、暗殺犯憎しという軍の人間で固められており、メアリーに不利に進められようとしているのが明らかだった。自分は無実であると主張し、毅然とした態度を取るメアリーと接しながら、平気で証人を買収する検察のやり方に腹立ちを覚えたエイキンは、彼女が正当な裁判を受けられるように助力するが―――――
レッドフォード監督作はあんまり観ていないのですが、前作「大いなる陰謀」が正直
な感じだったので、どうかとは思ったのですが、気になったので観てきました。

2011年/アメリカ/122分
監督: ロバート・レッドフォード
出演: ジェームズ・マカヴォイ/ロビン・ライト/ケヴィン・クライン/エヴァン・レイチェル・ウッド/ダニー・ヒューストン
公式サイト
公開: 2012年10月27日
1865年04月14日、時のアメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンが暗殺される。主犯のジョン・ウィルクス・ブースは逃げ込んだ隠れ家で射殺され、共犯者たちもすぐに捕らえられる。北軍の英雄と言われたフレデリック・エイキンは、除隊してから本来の職業である弁護士として活動していたが、元司法長官のリヴァディ・ジョンソン上院議員に呼び出され、暗殺の共犯の1人であるメアリー・サラットの弁護をするよう頼まれる。メアリーは2年前に夫を亡くしてから下宿屋を営んでいたが、下宿人の中に、ブースを始めとする暗殺犯たちがおり、彼らにアジトを提供していたとみなされ逮捕されていた。エイキンはリンカーン暗殺犯の弁護は出来ないと拒むものの、民間人であるメアリーが軍法会議で裁かれること、そして彼女にも弁護を受ける権利があることを説かれ、やむなく引き受ける。裁判は、暗殺犯憎しという軍の人間で固められており、メアリーに不利に進められようとしているのが明らかだった。自分は無実であると主張し、毅然とした態度を取るメアリーと接しながら、平気で証人を買収する検察のやり方に腹立ちを覚えたエイキンは、彼女が正当な裁判を受けられるように助力するが―――――
レッドフォード監督作はあんまり観ていないのですが、前作「大いなる陰謀」が正直


自分が不勉強なだけでしょうが、「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記lを観ていても、リンカーン暗殺者の名前すら覚えていないし、ましてやこういう背景があったなんて知らなかったので、興味深かったです。
最初はリンカーンとスワードの暗殺計画が同時進行するので、ちょっと混乱したのですが、その後の展開は引き込まれていきました。
最初はメアリーに対して、リンカーン暗殺の共犯を弁護するなんてとんでもないと嫌悪感を持っていたエイキンが、彼女の凛とした態度に触れるにつれ、彼女の盲目的な味方になるという風ではなく、誰にも平等に裁判を受ける権利があるということ、弁護士としての正義に目覚めていくのは良かった。観ている方は感情移入しやすかったですね。
エイキンはその後弁護士を廃業したというテロップが出てくるけど、エイキンの友人が言った「有罪になったら、お前の弁護が悪い。無罪になったら、お前は北部の裏切り者だ」という台詞で、問題の根深さ、エイキンの微妙な立ち位置をよく表していた。
正義って、人によって変わってしまう。
エイキンの側から見たら(というよりはジョンソンだと思うけど)、どんな人間であっても、公平・公正な裁判を受ける権利があるということは、当然の正義なんだけど、スタントンから見たら、大統領を暗殺した犯人とそれに関わった人間を処分することは、国民感情に則った正義なんだよね。大統領令って最後の手段でしょう。スタントンは自らというよりはそうせざるを得なかったんだろうけど、それで無実の(というか死刑に値する程の罪ではない)人間が死んでいい訳じゃない…
メアリーは、自分は無罪だと確信していても、代わりに息子を差し出せば助かると言われれば、それはやっぱり飲めないよね。母親として。最終的にジョンが助かったのなら、メアリーとしては本望とも言えるだろうけど…
しかしなんでしょうねこの邦題。
真実を隠すということであれば、検察側の人間がそうだと言えるけど…だったら“人”じゃなくて“人々”だよねえ。なんか久々に訳のわからん邦題を見た気がする。
メアリーを演じたロビン・ライトがすごく良かったです
タムナスさんは久しぶりに観たかなー。若手俳優の中ではお気に入りの1人なので、頑張って欲しい。
評価:★★★☆(3.5)
地味ながらもいい映画でした。レッドフォードはもしかしたら本人出とらん方がいいのかもしれん(笑)
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【ぽすれん】
最初はリンカーンとスワードの暗殺計画が同時進行するので、ちょっと混乱したのですが、その後の展開は引き込まれていきました。
最初はメアリーに対して、リンカーン暗殺の共犯を弁護するなんてとんでもないと嫌悪感を持っていたエイキンが、彼女の凛とした態度に触れるにつれ、彼女の盲目的な味方になるという風ではなく、誰にも平等に裁判を受ける権利があるということ、弁護士としての正義に目覚めていくのは良かった。観ている方は感情移入しやすかったですね。
エイキンはその後弁護士を廃業したというテロップが出てくるけど、エイキンの友人が言った「有罪になったら、お前の弁護が悪い。無罪になったら、お前は北部の裏切り者だ」という台詞で、問題の根深さ、エイキンの微妙な立ち位置をよく表していた。
正義って、人によって変わってしまう。
エイキンの側から見たら(というよりはジョンソンだと思うけど)、どんな人間であっても、公平・公正な裁判を受ける権利があるということは、当然の正義なんだけど、スタントンから見たら、大統領を暗殺した犯人とそれに関わった人間を処分することは、国民感情に則った正義なんだよね。大統領令って最後の手段でしょう。スタントンは自らというよりはそうせざるを得なかったんだろうけど、それで無実の(というか死刑に値する程の罪ではない)人間が死んでいい訳じゃない…
メアリーは、自分は無罪だと確信していても、代わりに息子を差し出せば助かると言われれば、それはやっぱり飲めないよね。母親として。最終的にジョンが助かったのなら、メアリーとしては本望とも言えるだろうけど…
しかしなんでしょうねこの邦題。
って煽りが付いていますが、メアリーは秘密を守ろうとも声を隠してもないと思うのですが。彼女の罪。それは、最期まで秘密を守ろうとしたこと―――――
真実を隠すということであれば、検察側の人間がそうだと言えるけど…だったら“人”じゃなくて“人々”だよねえ。なんか久々に訳のわからん邦題を見た気がする。
メアリーを演じたロビン・ライトがすごく良かったです

タムナスさんは久しぶりに観たかなー。若手俳優の中ではお気に入りの1人なので、頑張って欲しい。
評価:★★★☆(3.5)
地味ながらもいい映画でした。レッドフォードはもしかしたら本人出とらん方がいいのかもしれん(笑)
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【ぽすれん】
監督:ロバート・レッドフォード
出演者:ジェームズ・マカヴォイ、 ロビン・ライト、 ケヴィン・クライン、 トム・ウィルキンソン
収録時間:122分
レンタル開始日:2013-04-03
Story
ロバート・レッドフォードが監督・製作を手掛け、リンカーン暗殺の謎に迫るミステリーサスペンス。1865年、南北戦争がようやく終結した直後、リンカーン大統領が暗殺される。逮捕された犯人グループの中にいたサラットという女性は無実を主張するが…。 (詳細はこちら)
ロバート・レッドフォードが監督・製作を手掛け、リンカーン暗殺の謎に迫るミステリーサスペンス。1865年、南北戦争がようやく終結した直後、リンカーン大統領が暗殺される。逮捕された犯人グループの中にいたサラットという女性は無実を主張するが…。 (詳細はこちら)
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THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:ロバート・レッドフォード ジェームズ・マカヴォイ ロビン・ライト ケヴィン・クライン エヴァン・レイチェル・ウッド ダニー・ヒューストン
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