週に1本は劇場で映画を観る!が合言葉。 主に映画、時々小説の感想を脳内垂れ流しで書きなぐるブログ。ネタバレあり。
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悪党 
2013年08月17日 (土) | EDIT |
悪党悪党
著  者: 薬丸岳
出版年: 2009年
出版社: 角川書店

元警官、佐伯修一は、不祥事が元で懲戒免職となり、同じく元警官である木暮正人が経営する小さな探偵事務所に勤めていた。ある日、佐伯の勤める探偵事務所を、細谷という初老の夫婦が訪れる。11年前に1人息子の健太を殺した犯人、坂上洋一が、出所後どうしているのかを調べて欲しいというものだった。佐伯は、坂上の居場所と現在振り込め詐欺をやっていることを調べ上げ、細谷夫妻に報告したところ、細谷夫妻は「坂上を赦すべきか赦すべきでないのか判断材料が欲しい」という。中学生の時に、姉のゆかりを乱暴された上に殺された過去を持つ佐伯は、未成年だったために比較的軽い罪で裁かれた3人の犯人、榎木和也、寺田正志、田所健二を未だに赦せずにおり、坂上にどうしても赦せるに足る材料を見つけることが出来なかった。佐伯はそのことを細谷夫妻に告げるが―――――


図書館で見つけたら必ず手に取ってしまう作家の1人です。しばらく前に読んでいたものですが。
この人のテーマなのかなあ。過去3作でも犯罪被害者遺族が出てくるけど、今回の主人公佐伯も、姉を殺された犯罪被害者遺族。その後の展開のさせ方は、もちろん作品によって違うけど、今回は連作短編のような作りになっていて、サスペンスというよりも“赦し”をメインに押し出しているように感じました。

赦すって難しい。そうすれば自分が楽になるのは分かっているけど、そんな簡単にはいかない。探偵として犯罪被害者遺族の依頼を受け、自分と同じ立場の人たちに接する複雑な佐伯の気持ちは、すごく伝わってきました。
色々な犯罪被害者遺族が出てくるけれど、ネグレクトを受けていた早見の話が結構きましたね…。やった方って大抵覚えていないものだけれど、直接手を下したのではなくても、自分の行動が息子を殺したのに、忘れて別の男の子供を生もうと思えるって、理解不能だわ。自分が女だから余計にそう思うのかもしれないけど。

まぁ、田所と寺田は馬鹿同士が潰し合ってザマミロ な最期だと思うけど、榎木の最期とか考えると、考えちゃうよね。榎木が癌になったのは因果応報と言いたいけれど、榎木なりに自分の犯した罪を受け止めていたようにも思う。ちょっと寺田とは違うのね、その辺が。
最後、救いが見えるラストなので、ちょっとホッ としました。

評価:★★★☆(3.5)
あまり作品数が多くないけど、上手い作家だと思う。そろそろ、違うテーマの作品も読んでみたいかな。


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THEMA:ミステリ
GENRE:小説・文学
TAG:薬丸岳 
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