週に1本は劇場で映画を観る!が合言葉。 主に映画、時々小説の感想を脳内垂れ流しで書きなぐるブログ。ネタバレあり。
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天使の分け前 
2013年05月28日 (火) | EDIT |
 銀座テアトルシネマにて鑑賞
天使の分け前天使の分け前/THE ANGELS' SHARE
2012年/イギリス、フランス、ベルギー、イタリア/101分
監督: ケン・ローチ
出演: ポール・ブラニガン/ジョン・ヘンショウ/ガリー・メイトランド/ウィリアム・ルアン/ジャスミン・リギンズ
公開: 2013年04月13日
公式サイト

スコットランドのグラスゴーで暮らすロビー・エマーソンは、劣悪な家庭環境で育ち、これまで暴力沙汰を繰り返していたが、レオニーと付き合うようになってから徐々に変わり始める。そしてレオニーがロビーの子供を妊娠、ロビーが変わろうとした矢先、親の代からの因縁の相手であるクランシーと喧嘩の挙句怪我を負わせてしまい、刑罰の代わりに300時間の社会奉仕で罪を償うことに。レオニーと産まれた息子に、今後暴力沙汰は起こさないことを誓い、社会奉仕に精を出すロビー。社会奉仕の指導者であるハリーは、何かとロビーの力になってくれていた。ある日、ハリーは課外活動と称して、社会奉仕に従事している面々を連れてウィスキーの蒸留所へやってくる。そこでロビーはテイスティングの才能を発揮、一緒に社会奉仕をしているアルバート、ライノ、モーたちとウィスキーテイスティングの腕を磨いていく。そんな時、ハリーに誘われ、エジンバラで開催されるウィスキーの会へ5人で出かけるが、希少価値のあるモルト・ミルの樽が発見され、オークションにかけられることを知る。どん底の生活から抜け出すため、ロビーは、とんでもない高値が付くと予想されるこのモルトを何とか手に入れようとするが―――――


ケン・ローチの新作です。混んでいそうだったので、平日に別件で休みを取ったついでに観てきました。
ウィスキーを蒸溜させている間、年が経つごとに少しずつ中身が蒸発して減っていく。それを天使の分け前 と呼ぶ素敵なエピソードを絡めつつ、ケン・ローチらしく、貧困層というか、いわゆる底辺に生きる若者を生き生きと描いている、ほのぼの暖かいコメディ。
…なんですが。ちょっと引っかかったのは、ロビーがこの状況から抜け出す手段として、モルトを盗んだということ。
自力ではどうにもならない、反則しなきゃ大逆転はあり得ないということは頭ではわかるけど、反則してめでたしめでたしで終わられてもねえ… という気になりました。

モルトの使い方としては、悪くないと思いますよ。法外な値を要求するでなく、ロビーに至っては就職を世話して欲しいというものだし、最後に、自分に新しい道を開くきっかけを作ってくれたハリーへ“天使の分け前”が届けられるのは、いいエピソードだと思う。
でもね…
カタいですかね、わたし。ロビーたちがモルトを盗むんじゃなくて、別の手段だったら良かったんだけど。ちゃんと金を払って競り落とした人が気の毒だなーと思ってしまう。

社会奉仕メンバーは、それぞれいいキャラだった。特にアルバート&ライノコンビはすごく可愛かったー  でもあの後、3人はどうなっちゃうんだろうかねえ。アルバートは完全にアル中でしょ? モーの盗癖も病気ですよね。あれはきちんと治療しないと治らないでしょ。結局、また同じことを繰り返してしまうんじゃないの?って気がする。その辺もちょっとモヤモヤするところ。

ロビーには申し訳ないが、レオニーのパパの言い分の方が理解できるわ。ロビーを殴ってボコボコにするのはどうかと思うけど、でも自分の娘がろくでなしと付き合ってたら、反対するのは当たり前だと思う。

ロビー役のポール・ブラニガンって演技未経験なんですって。ビックリ。大抜擢ですね。

評価:★★☆(2.5)
これが銀座テアトルシネマのクロージング作品。
全体的に観て悪くはない、心温まる要素はあるけれど、モルトを盗んだというのがどうも引っかかっちゃって。。。


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監督:ケン・ローチ
出演者:ポール・ブラニガン、 ジョン・ヘンショー、 ガリー・メイトランド、 ウィリアム・ルアン
収録時間:101分
レンタル開始日:2013-11-08

Story
ケン・ローチ監督によるハートフルコメディ。恋人と生まれてくる子どものために人生をやり直そうとしていたロビーはトラブルを起こし社会奉仕活動を命じられる。彼は現場の指導者でウイスキー愛好家のハリーと出会い、テイスティングの才能に目覚め…。 (詳細はこちら

【TSUTAYA DISCUS】【DMM.com】
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GENRE:映画
TAG:ケン・ローチ ポール・ブラニガン ジョン・ヘンショウ ガリー・メイトランド ウィリアム・ルアン ジャスミン・リギンズ 
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