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祖谷物語―おくのひと― 
2013年10月22日 (火) | EDIT |
 第26回東京国際映画祭にて鑑賞
祖谷物語―おくのひと―祖谷物語―おくのひと―
2013年/日本/169分
監督: 蔦哲一朗
出演: 武田梨奈/田中泯/大西信満/クリストファー・ペレグリーニ/山本圭祐
公式サイト
公開: 2014年02月15日

徳島県西部にある山深い里、祖谷。赤ん坊の頃に事故でただ1人生き残った春菜は、現場を通りかかったお爺に引き取られ、お爺と2人で人里離れた山奥で暮らしていた。2人が暮らす山奥から少し下ったところにある村ではトンネルの建設が進んでおり、そのせいか、最近畑の獣害が多くなってきていた。自然保護のため、トンネル建設反対を訴えるマイケルたちが暮らす家に、東京から工藤という青年がやってくる。ある日、工藤は道に迷い込み、お爺と春菜の家にたどり着く。2人の暮らしに触れた工藤は、手入れのされていない畑を耕し、自給自足の生活を目指しはじめる。一方、高校生になった春菜は、卒業後の進路に悩んでいた。お爺を置いて祖谷を出ていくことは考えもしなかったが、お爺の体調が悪化してくるにつれ、春菜の心に不安が生まれてくる―――――


何故この作品を観ようと思ったのかというと、祖谷へ旅行する予定があるから(笑) 正直、169分という上映時間にビビった のですが、ま、せっかくの機会なので鑑賞。舞台挨拶と、上映終了後に質疑応答がありました。
祖谷の厳しい自然 (山の四季が感じ取れたのは良かった)、1時間かけて山を下りて学校へ通ったり、社へお神酒をあげにいったり、便利さとは程遠いけれどそれでいいという、今でもああいう暮らしをしている人がいるというのはすごいなあと素直に思った。まぁ、春菜とお爺、工藤の触れ合いに限定しておけば良かったのに、自然保護団体みたいの(「ザ・コーヴ」を思い出した)とか、ちょっと色々詰め過ぎているかなーとは思ったものの、前半は悪くなかったと思う。
しかし、後半に行くにつれて…なんだこりゃ ( ゚Д゚)ポカーン な展開に。お爺が病気?になる辺りから、ホラーかファンタジーか?みたいな方向へいってしまって、春菜が東京で起きた 時、夢オチかと思いましたよ…(友だちも同じことを言っていた)
東京編は、そもそも撮る予定はなくて、撮影を進めていくうちに撮ろうと思ったらしいが、はっきりいって蛇足だと思う。

山での暮らしは決して楽そうではなかったし、貯金もありそうな感じしなかったし、何よりお爺がどうなったのかわからないのに、春菜がどうやって東京へ出てきたのか、春菜は東京で企業の研究室みたいなところに勤めていたけど、高校でそんな勉強してる感じしなかったけど…とか、色々ツッコミどころはあるのですが、一番ワケがわからないのは、人形の件。
あの人形たち、超シュールで怖かった。最初は案山子の代わりかと思ったけど(それなら理解は出来る)、そうでもなさそうだし…それが動き出した日には (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル ですよ。ホラーなのかこの映画と思いました。あれ、いったいナニ?
その後も、春菜があの人形を見つけて、東京から徳島まで移動したり(しかも裸足… )、ただのイカれ女ですよ。それとも、琴美も琴美の母親もあの人形を完全無視しているってことは、あれは春菜の幻想なの? その辺もさっぱり分からなかった。メモにはひたすら、なんなの? なんなの?って書いてある(笑)

お爺の台詞が全くなく、最初は台詞なしとまでは考えていなくて、ただあまりしゃべらせたくないとは思っていたとのことですが、結局一言も発さなかった。キャラクターには合っていたし、これはこれでいいかなと思いました。
エンドロールで河瀬直美の名前を見て、ちょっとびっくり。外見は記憶になかったけど、出演者の年齢的にあの研究者かなあと思っていたら、やっぱりそうでした。

どうでもいいんだけど、春菜がアキラから原チャリ を貰う時、おい! 免許は! ( ・_・)┌θ☆( >_<) ドカッ と思いました…もちろん事前に取っているという設定だと思うが…

評価:★☆(1.5)
前半と後半のストーリーが変わりすぎてついていけず。祖谷編の前半にリアリティがあっただけに残念。そして169分もいらないでしょ。少なくとも、東京編はいらなかったと思う。


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監督:蔦哲一朗
出演者:武田梨奈、 田中泯、 大西信満、 村上仁史
収録時間:169分
レンタル開始日:2015-08-04

Story
日本三大秘境のひとつと言われる徳島県・祖谷(いや)を舞台に、時代に翻弄されながらもたくましく生きる人々の姿を描いたドラマ。自給自足生活を夢見て祖谷にやって来た青年・工藤は、山奥でひっそりと暮らすお爺と春菜に出会う。主演は武田梨奈。 (詳細はこちら

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THEMA:東京国際映画祭
GENRE:映画
TAG:蔦哲一朗 武田梨奈 田中泯 大西信満 クリストファー・ペレグリーニ 山本圭祐 第26回東京国際映画祭 
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