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ウィ・アー・ザ・ベスト! 
2013年11月03日 (日) | EDIT |
 第26回東京国際映画祭にて鑑賞
ウィ・アー・ザ・ベスト!ウィ・アー・ザ・ベスト!/VI AR BAST!
2013年/スウェーデン/102分
監督: ルーカス・ムーディソン
出演: ミーラ・バルクハンマル/ミーラ・グロシン/リーヴ・ルモイン

1982年、ストックホルム。親とも上手くいかず、学校でも浮きまくり、13歳のボボとクラーラは反抗期真っただ中。パンク大好きな2人は、ある日、青少年センターでベースとドラムを借りたことがきっかけで、パンクバンドをやろうと思いつく。しかし楽器が出来ない2人は、ただ無茶苦茶な音を出してがなるだけ。そこで、いつも1人でランチを食べているヘドヴィグが、毎年恒例の秋のコンサートでギターの弾き語りをしたのを見て、2人は楽器の指南を彼女に頼み込む。2人よりも1学年上で、敬虔なクリスチャンな家庭に生まれ育ったヘドヴィグは、ボボとクラーラに面食らいながらも、徐々に親しくなっていく―――――


サクラグランプリ受賞作品です。監督自身、受賞は予想外だったと言って非常に喜んでいたけど、正直、全くノーマークでした(笑)
青春映画だねぃ。親も教師もわかってくれないし、クラスメイトは鬱陶しい。男の子にも興味はあるし、バンドもやってみたい。友だちを出し抜いたり、喧嘩したり、仲直りしたり。監督の妻であるココ・ムーディソンの自伝的コミックが原作だけあって、全体的にあるある、って感じなので、共感はしやすいかな。特に女性は。こういうのって、世界共通なのかねえ。
でも何というか、グレ方がモロ中二病って感じ。13歳の少女が主人公なので、まさにど真ん中なんだけど、観ていてこっ恥ずかしいというか。それがまた可愛らしくもあるのだけど…自分もボボたちと同じくらいの歳の時、周りの大人はそう見ていたのかなあ、とか思ったりして。

ヘドヴィグのママの叱り方、すごく納得できた。ああやって、強要したとわからせないと反省はしないものね。ま、ヘドヴィグも今までの自分からちょっと変わりたかった部分もあったようだから、結果オーライだったけど。

クラーラとボボの関係はあるあるですねー。クラーラはあんな格好をしていても、顔立ちは可愛いというのがボボにはコンプレックスだったろうし、クラーラの我儘にボボも内心嫌だと思いつつ、言えなかった。直接的な原因はエリスだけど(女同士の仲間割れの原因が男ってのもあるある)、それまでにも溜まっていたものがあったんだよね。
その後のヘドヴィグの仲直りのさせ方が、上手だなあと思った。クリスチャンならではかしらね。「あなたのことが大好き」と口に出して言わせる。口に出すって重要なんだよね。

ギター を買うのに、お金がないから物乞いをするというのには引きました。正直に話すならともかく、嘘八百の理由並べてさー  まぁ、大人たちは、嘘だとわかってあげていたのかもしれないけど。「お金が欲しいならちゃんと働きなさい」と言った老夫婦には、 (゜ー゜)(。_。)(゜-゜)(。_。) ウンウンと頷いてしまいました(笑)
そのお金が、ちゃんと楽器を買う足しになっていればいいんだけど、結局、目の前の物欲 に負けてしまった。そこが子供らしいリアルといえばリアルだけどね…

評価:★★☆(2.5)
一昨年、昨年のサクラグランプリとはちょっとテイストが違いますね。可愛らしい話とは思うけど、これグランプリ?って気もちょっとする。
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THEMA:東京国際映画祭
GENRE:映画
TAG:ルーカス・ムーディソン ミーラ・バルクハンマル ミーラ・グロシン リーヴ・ルモイン ココ・ムーディソン 第26回東京国際映画祭 
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