2014年07月17日 (木) | EDIT |
■ WOWOWにて鑑賞
もうひとりのシェイクスピア/ANONYMOUS
2011年/イギリス、ドイツ/129分
監督: ローランド・エメリッヒ
出演: リス・エヴァンス/ヴァネッサ・レッドグレーヴ/ジョエリー・リチャードソン/デヴィッド・シューリス/ゼイヴィア・サミュエル
公式サイト
言わずと知れた、劇作家ウィリアム・シェイクスピア。彼の直筆の原稿は見つかっておらず、謎の存在となっている。ある舞台で、シェイクスピアに関する少々変わった物語が上演される。
作家ベン・ジョンソンは、王の重臣ロバート・セシル卿の兵に囚われ、戯曲の原稿を渡すように責められていた。遡ること5年、女王エリザベス1世の統治下にあるイングランドでは、女王の側近ウィリアム・セシル卿が、息子のロバートと共に、町のあちこちで上演されている戯曲は扇動的であるとして厳しく取り締まりを行っていた。そうして投獄されたベンを釈放したのは、オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィアだった。ベンはエドワードに戯曲を渡され、彼が書いた戯曲をベンの名前で発表するようにと命じられる。エドワードは子供の頃から詩や戯曲に親しんで創作をしており、貴族である自分が発表する訳にはいかないため、ベンの名前を使った戯曲で民衆を扇動しようと考えていた。ベンは渡された戯曲「ヘンリー5世」を匿名で上演するが、あまりの好評に、ベンから匿名の作者のことを聞いていたウィル・シェイクスピアという役者が、自分が作者だと挨拶する。それから、シェイクスピアの名前で発表されるエドワードの戯曲は、民衆の間で圧倒的な支持を得ていく―――――
劇場公開時気にはなっていたのですが、監督がエメリッヒというところで躊躇があったのも事実(笑)

2011年/イギリス、ドイツ/129分
監督: ローランド・エメリッヒ
出演: リス・エヴァンス/ヴァネッサ・レッドグレーヴ/ジョエリー・リチャードソン/デヴィッド・シューリス/ゼイヴィア・サミュエル
公式サイト
言わずと知れた、劇作家ウィリアム・シェイクスピア。彼の直筆の原稿は見つかっておらず、謎の存在となっている。ある舞台で、シェイクスピアに関する少々変わった物語が上演される。
作家ベン・ジョンソンは、王の重臣ロバート・セシル卿の兵に囚われ、戯曲の原稿を渡すように責められていた。遡ること5年、女王エリザベス1世の統治下にあるイングランドでは、女王の側近ウィリアム・セシル卿が、息子のロバートと共に、町のあちこちで上演されている戯曲は扇動的であるとして厳しく取り締まりを行っていた。そうして投獄されたベンを釈放したのは、オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィアだった。ベンはエドワードに戯曲を渡され、彼が書いた戯曲をベンの名前で発表するようにと命じられる。エドワードは子供の頃から詩や戯曲に親しんで創作をしており、貴族である自分が発表する訳にはいかないため、ベンの名前を使った戯曲で民衆を扇動しようと考えていた。ベンは渡された戯曲「ヘンリー5世」を匿名で上演するが、あまりの好評に、ベンから匿名の作者のことを聞いていたウィル・シェイクスピアという役者が、自分が作者だと挨拶する。それから、シェイクスピアの名前で発表されるエドワードの戯曲は、民衆の間で圧倒的な支持を得ていく―――――
劇場公開時気にはなっていたのですが、監督がエメリッヒというところで躊躇があったのも事実(笑)
エメリッヒがこういうのも撮るのかーとちょっと意外だったんだけど、脚本は別の人なんだな。納得。
英米文学に明るくないからか、シェイクスピアに別人説があるとは知りませんでした。どうも、別人説はいくつもあるらしいね。都市伝説みたいなもの? その中の1つ、オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィアがシェイクスピアだったという説を取り上げたのが今作。
これからシェイクスピア別人説の舞台を上演しますという体で、役者の語りに誘われて劇中に入り、ラストでまた舞台に戻ってきて、エンドロールで終演後の客席の様子が流れるっていうのは、いい演出ですね。
それなのに、この劇中での切り替えが上手くない
ベンが捕まった現代、その5年前、エドワードの幼い頃、長じたエドワードとエリザベスの恋、非常にわかり辛かった。
エリザベスが庶子を残したという逸話も、シェイクスピア別人説と同じレベルのものかなー。実の父を殺しはしていないけど、ギリシャ神話のオイディプスを思い出しました。
パパセシルの失敗は、エドワードに真実を告げておかなかったことですね。出生の秘密と、いずれは…的に話しておけば、エドワードがエリザベスと恋に落ちることもなかったでしょうに。エドワードと自分の娘の間に子供が生まれた後に発表する気があったなら、何故本人に告げなかったんだろう。実の息子には話してあるのにさ。演劇にうつつを抜かしているからと思っていても、真実を告げていれば、多少なりともエドワードの行動は変わったかもしれないのにね。
邦題は違和感あるなぁ。「ANONYMOUS」って匿名とかいう意味だし、もう1人シェイクスピアがいたということではなく、ゴーストみたいなものだから、この邦題はないわあ。。。しかも、シェイクスピア本人はほとんど絡んでないし。
若き日のエリザベスを演じたジョエリー・リチャードソンは、老いたエリザベスを演じたヴァネッサ・レッドグレーヴの実の娘なんですねー。こういう配役面白いね。
評価:★★☆(2.5)
可もなく不可もなく、ってところかな。こういうことがあったかも…な感じで観るには、そう悪くはないと思う。
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【ぽすれん】
英米文学に明るくないからか、シェイクスピアに別人説があるとは知りませんでした。どうも、別人説はいくつもあるらしいね。都市伝説みたいなもの? その中の1つ、オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィアがシェイクスピアだったという説を取り上げたのが今作。
これからシェイクスピア別人説の舞台を上演しますという体で、役者の語りに誘われて劇中に入り、ラストでまた舞台に戻ってきて、エンドロールで終演後の客席の様子が流れるっていうのは、いい演出ですね。
それなのに、この劇中での切り替えが上手くない


エリザベスが庶子を残したという逸話も、シェイクスピア別人説と同じレベルのものかなー。実の父を殺しはしていないけど、ギリシャ神話のオイディプスを思い出しました。
パパセシルの失敗は、エドワードに真実を告げておかなかったことですね。出生の秘密と、いずれは…的に話しておけば、エドワードがエリザベスと恋に落ちることもなかったでしょうに。エドワードと自分の娘の間に子供が生まれた後に発表する気があったなら、何故本人に告げなかったんだろう。実の息子には話してあるのにさ。演劇にうつつを抜かしているからと思っていても、真実を告げていれば、多少なりともエドワードの行動は変わったかもしれないのにね。
邦題は違和感あるなぁ。「ANONYMOUS」って匿名とかいう意味だし、もう1人シェイクスピアがいたということではなく、ゴーストみたいなものだから、この邦題はないわあ。。。しかも、シェイクスピア本人はほとんど絡んでないし。
若き日のエリザベスを演じたジョエリー・リチャードソンは、老いたエリザベスを演じたヴァネッサ・レッドグレーヴの実の娘なんですねー。こういう配役面白いね。
評価:★★☆(2.5)
可もなく不可もなく、ってところかな。こういうことがあったかも…な感じで観るには、そう悪くはないと思う。
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【ぽすれん】
監督:ローランド・エメリッヒ
出演者:リス・エヴァンス、 ヴァネッサ・レッドグレイヴ、 ジョエリー・リチャードソン、 デレク・ジャコビ
収録時間:129分
レンタル開始日:2013-06-04
Story
ローランド・エメリッヒ監督が“シェイクスピア別人説”をモチーフにした歴史ミステリー。エリザベス王朝末期。自分の名前で戯曲を発表できずにいた第17代オックスフォード伯、エドワード・ド・ヴィアは、ある劇作家に代役をさせようとするが…。PG12 (詳細はこちら)
ローランド・エメリッヒ監督が“シェイクスピア別人説”をモチーフにした歴史ミステリー。エリザベス王朝末期。自分の名前で戯曲を発表できずにいた第17代オックスフォード伯、エドワード・ド・ヴィアは、ある劇作家に代役をさせようとするが…。PG12 (詳細はこちら)
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THEMA:WOWOW/スカパーで観た映画の感想
GENRE:映画
TAG:ローランド・エメリッヒ リス・エヴァンス ヴァネッサ・レッドグレーヴ ジョエリー・リチャードソン デヴィッド・シューリス ゼイヴィア・サミュエル
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