週に1本は劇場で映画を観る!が合言葉。 主に映画、時々小説の感想を脳内垂れ流しで書きなぐるブログ。ネタバレあり。
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サード・パーソン 
2014年07月12日 (土) | EDIT |
 新宿武蔵野館にて鑑賞
サード・パーソンサード・パーソン/THIRD PERSON
2013年/イギリス、アメリカ、ドイツ、ベルギー/137分
監督: ポール・ハギス
出演: リーアム・ニーソン/ミラ・クニス/エイドリアン・ブロディ/オリヴィア・ワイルド/ジェームズ・フランコ
公式サイト
公開: 2014年06月20日

パリ。ピューリッツァー賞作家のマイケルは、高級ホテルに宿を取り、新作の執筆に専念していたところを、作家志望のジャーナリストで、彼の愛人でもあるアンナが訪れる。マイケルには別居中の妻エレインがいたが、アンナにも秘密の恋人ダニエルがいた。逢瀬を楽しんでいた2人だったが、マイケルがエレインと離婚したことを伝えると、アンナは激昂する。
ローマ。スーツのデザイナーからデザインを盗ませ、量販店に売るという仕事をしているスコットは、一仕事終えてバーで飲んでいた時、入店してきたロマ族の美女モニカに目を奪われる。モニカにもスコットと同じ年頃の娘がいると知り、会話は弾むが、彼女が去り際にバッグを忘れて行ったことにスコットは気付く。モニカは店に戻ってくるが、バッグから金がなくなっているという。濡れ衣を着せられ、誘拐された娘を助けるための身代金だったと聞いたスコットは、モニカを助けることにする。
NY。幼い息子ジェシーを殺しかけたとして離婚された元女優のジュリアは、ホテルのハウスメイドとして働き始める。息子を殺そうとしたのではなく事故だったと主張するものの、ジェシーは元夫リックに引き取られ、ジュリアはジェシーを取り戻すため、必死になって働いていた。しかし、手違いから医師との面談に遅れたジュリアは、とうとう息子との面会権も奪われることになってしまう…


ポール・ハギスの新作ということで、もっと早く行きたかったのですが、なかなか観に行けず。やっと終わり際に行ってきました。
パリ、ローマ、NYと3つの都市で展開する群像劇。
3組の話に、子供を亡くしたとか奪われたとか、妙に共通点が多く、あとはローマが一番現実味が薄く、ちょっと無茶な展開だなーと思いながら観ていて、家に帰ってググってみたら、ローマだけじゃなくてNYもマイケルの著作の人物ではないかとの記述を見つけて、成程!と、ものすごーく腑に落ちました。ずっと違和感があったのは、これだったんだーと。
マイケルは、自分が体験したことしか文章に出来ない。これもヒントなんですね。

マイケルって、作家としてはあまり才能がないんだろうなあ。体験したことを書くって、ある意味誰でも出来る。体験していないことを、想像とか取材で文章にしていくのが作家でしょう。
一緒にいても常に、あ、これ小説で使えるじゃん ピコーンとばかりにメモされる。いつもそうやって接せられたら、疲れますよ。もしかしたらこのやり取りもネタにされるんじゃないの?って。結局、アンナもネタにされてしまった訳ですけど。
永遠の愛と言いつつ、マイケルの左手薬指から結婚指輪が消えることがなかったことからも、彼にとっては彼女もネタの一つだったのかな…
彼女と不倫の噂が立っているということは、モデルはアンナだとすぐに推察されてしまうんじゃないの? しかも、彼女はモデルとされることを承知していないし。名誉棄損ものだよね。

ウォッチ・ミーという台詞が所々で聞かれるんだけど、これは、亡くなった息子ロビーの台詞でしょうね。
見ててねパパ。上手く泳ぐから。
でもパパは愛人と電話で話していて、息子を見ていなかった。繰り返しこの台詞が出てくるのは、マイケルの後悔なんだろうなあ。

アンナがシャツを脱いだら、ジュリアがシャツを着るシーンとつながる。ジュリアがタクシーに乗り込んだら、モニカが運転する車の中とか、ポイントポイントでのシーンのつなげ方がすごく好みだなぁと思いました。

主人公の設定が「ザ・ドア 交差する世界」と似ていますね。似ているっていうか、ほぼ同じ。パクりとは言わないが…設定として使いやすいのかなあ。

役柄のせいなのか、ミラ・クニス、「テッド」の時とかに感じていたくどさがかなり薄まっていたように思います。
あとは、オリヴィア・ワイルドがめちゃ可愛かったなあ。今まで、エキゾチックな美女でこういう可愛らしい役を初めて観たので、結構意外でした。

評価:★★★☆(3.5)
色々踏まえた上で、もう一回観てみたい。また違った見方が出来そうです。
そうそう、スコットとモニカが飲んでいたリモンチェッロ、飲んでみたいなと思いました。日本でも手にはいるみたいだから、探してみよう。


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監督:ポール・ハギス
出演者:リーアム・ニーソン、 オリヴィア・ワイルド、 エイドリアン・ブロディ、 モラン・アティアス、 ミラ・クニス、 ジェームズ・フランコ、 キム・ベイシンガー
収録時間:137分
レンタル開始日:2015-01-06

Story
『クラッシュ』のポール・ハギス監督が『フライト・ゲーム』のリーアム・ニーソン主演で描くヒューマンミステリー。パリで執筆中の作家と愛人、ローマで出会った会社員と美しい女性、N.Y.で働く元女優と前夫。3つの街を舞台に3つの物語が交差する。 (詳細はこちら

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THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:ポール・ハギス リーアム・ニーソン ミラ・クニス エイドリアン・ブロディ オリヴィア・ワイルド ジェームズ・フランコ 
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この記事へのコメント
こんにちは!
こんにちは、ここなつです。
>アンナがシャツを脱いだら、ジュリアがシャツを着るシーンとつながる…
からの一連のつながり、ホント、作品の作りとしてはオシャレだと思います。
が、それ故に現実感が希薄ですよね。
でも、たまにはこういう現実味のない世界に(SFとかという意味ではなく)飛び込んでみたいわ~と思いました。
それから、私もリモンチェっロをああいうバールで飲んでみたいと思いました。
2014年07月18日 (金) 13:59 |   | ここなつ #-[ EDIT]
ここなつさん
コメントありがとうございます

シーンのつなぎ方は良かったですよね~
かなり好みでした。

リモンチェッロ、買ってみたんです。
かなり甘めでキツくて、あーこりゃあんなバールで飲んだら、潰れるなーと思いました(笑)
2014年07月20日 (日) 00:15 |   | りお(管理人) #xPbS6JcU[ EDIT]
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そういうオチか。なるほど。
2014年07月13日 (日) 01:08:24 |  だらだら無気力ブログ!
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