2014年08月18日 (月) | EDIT |
■ WOWOWにて鑑賞
カエル少年失踪殺人事件/아이들...
2011年/韓国/132分
監督: イ・ギュマン
出演: パク・ヨンウ/リュ・スンリョン/ソン・ドンイル/ソン・ジル/キム・ヨジン
1991年03月26日、韓国大邱市に住む5人の少年が、カエルを取りに行くと言って出て行ったきり、失踪する。親たちは必死に探し回り、警察も30万人の人員を投入して捜索したものの、少年たちの行方は杳として知れなかった。それから5年後、MBS教養テレビ制作局で、放送大賞を受賞したドキュメンタリーが実はやらせだったことがわかり、大邱へ左遷されたプロデューサー、カン・ジスンは、本社に返り咲くチャンスを狙っていた。少年失踪事件の時のVTRを見直していたカンは、国立科学大学のファン・ウヒョク教授がインタビュー中に、「失踪当日は選挙日だったため、親が選挙にいくのを妨害しようとしたのではないか」という仮説を立てていたことを知り、ファン教授に接触する。ファンは、失踪した少年の1人キム・ジョンホの母親が、ジョンホを探す時に普段閉めていない家を施錠して出たこと、失踪から2か月後に家に掛かってきたジョンホからの電話に対する会話が冷静過ぎること、逆探知のボタンを押さなかったことなどから、両親が犯行に関わっていると推理する。カンからファンの推理を聞かされたパク・キョンシク刑事は、バカげた憶測だと相手にしなかったが、カンとファンはこの仮説を裏付けるべく、ジョンホの家の捜索を決行する―――――
韓国には、三大未解決事件というのがあるんだって。1つは「華城連続殺人事件」、これは2003年「殺人の追憶」として映画化。もう1つは「イ・ヒョンホ誘拐殺人事件」、これも「あいつの声」として映画化されています(ソル・ギョングが主演なのね~)。そして最後の1つがこれです。タイトルからは想像つかないよね。

2011年/韓国/132分
監督: イ・ギュマン
出演: パク・ヨンウ/リュ・スンリョン/ソン・ドンイル/ソン・ジル/キム・ヨジン
1991年03月26日、韓国大邱市に住む5人の少年が、カエルを取りに行くと言って出て行ったきり、失踪する。親たちは必死に探し回り、警察も30万人の人員を投入して捜索したものの、少年たちの行方は杳として知れなかった。それから5年後、MBS教養テレビ制作局で、放送大賞を受賞したドキュメンタリーが実はやらせだったことがわかり、大邱へ左遷されたプロデューサー、カン・ジスンは、本社に返り咲くチャンスを狙っていた。少年失踪事件の時のVTRを見直していたカンは、国立科学大学のファン・ウヒョク教授がインタビュー中に、「失踪当日は選挙日だったため、親が選挙にいくのを妨害しようとしたのではないか」という仮説を立てていたことを知り、ファン教授に接触する。ファンは、失踪した少年の1人キム・ジョンホの母親が、ジョンホを探す時に普段閉めていない家を施錠して出たこと、失踪から2か月後に家に掛かってきたジョンホからの電話に対する会話が冷静過ぎること、逆探知のボタンを押さなかったことなどから、両親が犯行に関わっていると推理する。カンからファンの推理を聞かされたパク・キョンシク刑事は、バカげた憶測だと相手にしなかったが、カンとファンはこの仮説を裏付けるべく、ジョンホの家の捜索を決行する―――――
韓国には、三大未解決事件というのがあるんだって。1つは「華城連続殺人事件」、これは2003年「殺人の追憶」として映画化。もう1つは「イ・ヒョンホ誘拐殺人事件」、これも「あいつの声」として映画化されています(ソル・ギョングが主演なのね~)。そして最後の1つがこれです。タイトルからは想像つかないよね。
未解決事件だけあって?、雰囲気は「殺人の追憶」に非常によく似ている。「殺人の追憶」は、事件を追う刑事の視点だったけど、こちらは、事件を利用してのし上がろうとするテレビマンが主人公。
またこの主人公、カンがクソな男でさー
ドキュメンタリーでやらせをして、それを全く悪びれていない。失踪した子の親のインタビューを見ても他人事で、テレビマンどころか人間としてもどうかというレベル。自分が本社に返り咲くために事件を利用するのはいいんだけど、その利用の仕方が、子供がいなくなった親の気持ちを一切考慮していなくて、こんな人ばかりじゃないことはもちろんわかるけど、テレビマンって… (メ-_-) ムカムカ って思ってしまうわ。
このテレビマンはともかく、失踪した子の親を犯人扱いした説は実際にあったようです。だからか、結構リアルでした。
しかし、いくらなんでも、こんな無茶な仮説に飛びつくなんてねえ。○○なはずだとか、全部思い込みなんだもん。客観的な証拠がまるでない。
カンがファンに初めて会いに行った時に、ファンがカルト教とその信者の行動を題材に心理学の講義をしていて、教祖が預言した世界の終末が嘘だったとわかっても、祈りが通じたからだと言って、自分たちの過ちを認めなかったという“認知的不協和”について話していたにも関わらず、自分のことになるとそれが見えなくなっている。ファン自身がこの仮説に憑りつかれちゃって、ファンの行動はまさにこの通りなのに。カンは、そこまで考えて乗っかっていたようには見えなかったけど。
でも、何も見つかりそうもないとなった時、カンが靴箱漁ったりするのが怖い
またねつ造しようとしていたんだろうね。その前に撤収になって良かったけど…
パク刑事は常に冷静で、カンがファンの推理を滔々と説いた時に「ばかげた憶測ほど残酷なものはない」とカンに言い返す。この刑事が一貫してぶれてなくて、この映画の良心だわと思いました。
騒動が治まった夜、ジョンホのパパが、誰もあの子が生きていると言ってくれないと泣く。皆、死んでいること前提で動いていると。ここはジーンときた。そりゃ、どんなに希望が薄くても、親としては生きていると信じたいよね。死んでいるとは思いたくないよね。。。
遺体が見つかった後のジョンホのママの告白、本当はそんなことしちゃいけないのは本人たちが一番良くわかっているはず、でもそれは息子を探して欲しい一心からしたことなので、あまり責められないな…
後半、容疑者が出てきて(恐らくこの辺りはフィクション)、カンが容疑者を追ったりするんだけど、これがちょっと嘘くさくなっちゃってて、残念。遺体に遺されていた跡から、凶器が特殊なものと推測されたのなら、容疑者を絞り込むのは出来そうな感じはするので、容疑者を登場させるのはいいんだけど、カンが接触するのはなあ。前半の展開だけで良かったと思う。ちょっと蛇足ですね。
評価:★★★☆(3.5)
前半の展開は良かったです。後半、容疑者を登場させてからの辺りをもう少し上手く作ってくれていたらなー。ちょっと惜しい。
DVDの購入はコチラ
【amazon】
レンタルはコチラ
【ぽすれん】
またこの主人公、カンがクソな男でさー


このテレビマンはともかく、失踪した子の親を犯人扱いした説は実際にあったようです。だからか、結構リアルでした。
しかし、いくらなんでも、こんな無茶な仮説に飛びつくなんてねえ。○○なはずだとか、全部思い込みなんだもん。客観的な証拠がまるでない。
カンがファンに初めて会いに行った時に、ファンがカルト教とその信者の行動を題材に心理学の講義をしていて、教祖が預言した世界の終末が嘘だったとわかっても、祈りが通じたからだと言って、自分たちの過ちを認めなかったという“認知的不協和”について話していたにも関わらず、自分のことになるとそれが見えなくなっている。ファン自身がこの仮説に憑りつかれちゃって、ファンの行動はまさにこの通りなのに。カンは、そこまで考えて乗っかっていたようには見えなかったけど。
でも、何も見つかりそうもないとなった時、カンが靴箱漁ったりするのが怖い

パク刑事は常に冷静で、カンがファンの推理を滔々と説いた時に「ばかげた憶測ほど残酷なものはない」とカンに言い返す。この刑事が一貫してぶれてなくて、この映画の良心だわと思いました。
騒動が治まった夜、ジョンホのパパが、誰もあの子が生きていると言ってくれないと泣く。皆、死んでいること前提で動いていると。ここはジーンときた。そりゃ、どんなに希望が薄くても、親としては生きていると信じたいよね。死んでいるとは思いたくないよね。。。
遺体が見つかった後のジョンホのママの告白、本当はそんなことしちゃいけないのは本人たちが一番良くわかっているはず、でもそれは息子を探して欲しい一心からしたことなので、あまり責められないな…
後半、容疑者が出てきて(恐らくこの辺りはフィクション)、カンが容疑者を追ったりするんだけど、これがちょっと嘘くさくなっちゃってて、残念。遺体に遺されていた跡から、凶器が特殊なものと推測されたのなら、容疑者を絞り込むのは出来そうな感じはするので、容疑者を登場させるのはいいんだけど、カンが接触するのはなあ。前半の展開だけで良かったと思う。ちょっと蛇足ですね。
評価:★★★☆(3.5)
前半の展開は良かったです。後半、容疑者を登場させてからの辺りをもう少し上手く作ってくれていたらなー。ちょっと惜しい。
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【ぽすれん】
監督:イ・ギュマン
出演者:パク・ヨンウ、 リュ・スンリョン、 ソン・ドンイル、 キム・ヨジン
収録時間:132分
レンタル開始日:2012-08-10
Story
“韓国3大未解決事件”と呼ばれる実在の怪事件の謎に挑んだサスペンス。“カエル採り”に行った少年たちがそのまま行方不明になる事件が起きた。事件を調査する警察やマスコミ、希望にすがる被害者家族らなど、さまざまな思惑が複雑に交錯する。 (詳細はこちら)
“韓国3大未解決事件”と呼ばれる実在の怪事件の謎に挑んだサスペンス。“カエル採り”に行った少年たちがそのまま行方不明になる事件が起きた。事件を調査する警察やマスコミ、希望にすがる被害者家族らなど、さまざまな思惑が複雑に交錯する。 (詳細はこちら)
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