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ザ・レッスン 授業の代償 
2014年11月04日 (火) | EDIT |
 第27回東京国際映画祭にて鑑賞
ザ・レッスン 授業の代償ザ・レッスン 授業の代償/UROK
2014年/ブルガリア、ギリシャ/111分
監督: クリスティナ・グロゼヴァ/ペタル・ヴァルチャノフ
出演: マルギタ・ゴシェヴァ/イヴァン・ブルネフ/イヴァン・サヴォフ/イヴァンカ・ブラトエヴァ/デヤ・トドロヴァ

小学校の教師であるナデが受け持つクラスで、生徒の財布が盗まれる事件が起きる。犯人は名乗り出ず、ナデはクラスの連帯責任だとして、生徒たちからカンパを募り、自らも金を出す。しかしナデも銀行口座にいくらも残っていないくらいカツカツな生活を送っており、副業として翻訳業をしていたが、支払いは滞っていた。そんなある日、裁判官が家にやってきて、ローンの支払いがされていなかったために銀行が差し押さえを依頼し、家は3日後に競売にかけられると言う。その時初めて、夫ムラデンが家のローンを支払わずに使い込んでいたことを知り、呆然とするナデ。このままでは家を取られてしまうと、銀行に期日の猶予を頼みに行くも、けんもほろろに断られてしまう。翻訳会社の社長からは来週未払い分の報酬を払うという約束を取り付けるものの、3日後の競売には間に合わない。ナデは疎遠になっている父の家を訪ねるが、借金を切り出せず、結局サラ金で金を借りることに。滞納金を払い、財布に余裕が出来たナデは、目印をつけた紙幣をしまった財布を囮に、犯人を捕まえようとする。しかしその時裁判所から電話があり、滞納金の計算が間違っていて、支払額が足りないという。今日振込をしないと家は差し押さえられると聞いて慌てたナデは鞄を持って銀行へ向かうが、バスの中で財布を確かめると、目印をつけた紙幣は財布から消えていた―――――


これもコンペティション部門の中で気になっていた作品です。ブルガリアの映画なんて初めて観たかも。審査員特別賞をゲットしています。
TIFF2014_2

ペタル・ヴァルチャノフ監督とマルギタ・ゴシェヴァ。
子供たちにモラルを教えなければならない立場なのに、金策に尽きて彼女が最後に選んだのがあれかって、えええー?? って感じでした。
上映後のQ&Aによると、教師による銀行強盗が実際にあって、その事件にインスパイアされて作った話だそうな。ブルガリアでは、教師はそんなに稼ぐ職業ではなく、副業を持つのが一般的なんだって。

借金はしたけど、何とか銀行に滞納金も払い込んで、とりあえず家は取られずに済んだわ~ ってなったところで、実は滞納金の計算間違いしてたよ、ごめーん (・ω<) テヘペロ っていうあの裁判官、ぶっとばしたくなったわ(笑) ナデの焦りがものすごく伝わってきて、囮にした金も絶対盗まれてんだろ…と思ったら案の定。バスの車掌が親切に貸してくれたからとりあえず何とかなったものの、窓口でまた違う金額を言われて、「振込手数料よ」…
噴水の中から小銭をかき集めるナデには、ちょっと引いた。それ程必死だったということはわかるけれど、あれって一応窃盗ですよね。学校の外でも教師であれとは思わないけど、あの時、彼女は完全に教師ではなくなってしまっていた。

お金怖い。 ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

貨幣価値がいまいちよくわかんないなー10ストティンキって100円くらいか (-"-;) ?? と思って観ていたんだけど、調べてみると、10ストティンキでだいたい7円くらいかな。ブルガリアでは物価が結構安いみたいなので、ナデが囮として財布の中に入れていたのは、日本円に換算すると2,000円弱って感じですかね。

結局のところ、ナデはプライドが高すぎたんじゃないかと思う。連帯責任でカンパするなら、もうちょっと自分の懐事情も考えてやらないと。そこは教師としてのプライドが勝ったのかなあとは思うけど。
財布を盗んだ犯人をあぶりだそうとする時もそう。あんなのは、取られてもいいと思うくらいの金額でやらないとダメなのに、自分の財布の中身も忘れて、何故10レフも使ってやろうとするのか。
パパへの借金申込みだって、確執があるにせよ、一時的に頭を下げるのと高金利のサラ金から借りるのとどっちがましかって話。はいはいって頭を下げて、悔しいなら心の中で舌を出しときゃいいのに、それさえできない。
あんなクズみたいな旦那も捨てられないのは、愛しているからというよりも、結婚に反対されていたから、それ見たことかと言われたくないから。やっぱり彼女のプライドの高さ故かなあと思います。その自らの高いプライドに彼女は追いつめられて、結局銀行強盗。どうしようもないな。

主演のマルギタ・ゴシェヴァがほぼ出ずっぱりで、彼女でこの作品は持ってるなあって感じでした。監督とはテレビシリーズで組んだことがあるとのことで、相性がいいのかな。

評価:★★★☆(3.5)
なかなか面白かったです。ナデにはあんまり同情出来ないんですけどね(あそこに行きつくまでに、回避する方法はあったはず)。ブルガリアの事情も知ることが出来て、興味深かったです。

2014年11月08日追記
写真をUPし忘れていました。。。


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【ぽすれん】

監督:クリスティナ・グロゼヴァ、ペタル・ヴァルチャノフ
出演者:マルギタ・ゴシェヴァ、 イヴァン・ブルネフ、 イヴァン・サヴォフ、 イヴァンカ・ブラトエヴァ
収録時間:105分
レンタル開始日:2016-02-05

Story
金銭トラブルに巻き込まれていく女教師を描くサスペンス。ある日、小学校の教室で生徒のお金が盗まれる。女教師・ナデは盗んだ生徒に申し出るよう促すが、犯人は出てこない。家に帰ると突然夫の借金が判明し、彼女は返済に追われていくことになる。 (詳細はこちら

【TSUTAYA DISCUS】【DMM.com】
ザ・レッスン 女教師の返済ザ・レッスン 女教師の返済ザ・レッスン 女教師の返済ザ・レッスン 女教師の返済

ヘンな邦題付いちゃったな…

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THEMA:東京国際映画祭
GENRE:映画
TAG:クリスティナ・グロゼヴァ ペタル・ヴァルチャノフ マルギタ・ゴシェヴァ イヴァン・ブルネフ イヴァン・サヴォフ イヴァンカ・ブラトエヴァ デヤ・トドロヴァ 第27回東京国際映画祭 
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