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おみおくりの作法 
2015年03月29日 (日) | EDIT |
 シネスイッチ銀座にて鑑賞
おみおくりの作法おみおくりの作法/STILL LIFE
2013年/イギリス、イタリア/91分
監督: ウベルト・パゾリーニ
出演: エディ・マーサン/ジョアンヌ・フロガット/カレン・ドルーリー/キアラン・マッキンタイア/アンドリュー・バカン
公式サイト
公開: 2015年01月24日

ロンドン、ケニントン地区の民政係ジョン・メイの仕事は、ケニントン地区で孤独死した住民の親族を探し出し、遺体の引き渡しをすること。親族が見つからなかったり、あるいは引き取りを拒否した場合には、彼なりに亡くなった人の過去を調べ、弔っていた。ある日、ジョン・メイの元に飛び込んできた訃報は、彼の真向かいに住むビリー・ストークだった。ジョン・メイは、いつも通りビリーの親族を探しに彼の故郷を訪れるが、効率の悪いジョン・メイのやり方を苦々しく思っていた上司のプラチェットに、地区が合併するからと解雇を告げられてしまう―――――


シネスイッチ銀座はいつも混むので、様子を窺っていたら、公開からこんなに時間が経ってしまいました。。。
主人公のジョン・メイの超がつくほど真面目な人柄は伝わっては来るけど、要するに面白味はないって感じだし、ビリーの生き様は本筋とはちょっと違うし、基本淡々と進むので、ちょっと眠気に誘われてもいたのですが 、最後にやられた!って感じでした。
ケリーといい雰囲気になって、これまでの、いわば無味無臭な感じだったジョン・メイの人生も変わっていくのかなーと思っていたところだったので、ああいう展開になって、ものすごくびっくり した。たぶん皆さんびっくりしたと思いますが。

ジョン・メイがビリーを送るために力を注いで、ビリーの葬儀には人が集まった。でもその傍らで行われている、ジョン・メイの葬儀は誰も立ち会わない。確保していた場所もビリーに譲って、ジョンは本望だろうけど、キツイなあ…後味悪いなあ… と思っていたら、その後が。じわ~っときました。

効率が悪くても、ジョン・メイの行動には、死者への尊厳を感じる。だからこそ、ああいうラストなんだなあと思える。プラチェット氏やピルジャーさんはああはならんだろうなー。頑張る者は報われるというか、情けは人のためならずというか、自分の行いはちゃんと自分に還ってくる、そういうことが感じられるラストで、良かった。

ジョン・メイは44歳にしては老け過ぎでしょー。年齢聞いて嘘でしょ!?と思いました(笑) エディ・マーサンの年齢を調べたら、撮影当時おそらくそんなもんなので、エディ・マーサンが老けているのか。

評価:★★★☆(3.5)
思っていたのとだいぶ違う展開でしたが、すごくステキなラストでした。


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監督:ウベルト・パゾリーニ
出演者:エディ・マーサン、 ジョアンヌ・フロガット、 アンドリュー・バカン
収録時間:91分
レンタル開始日:2015-09-02

Story
『フル・モンティ』のウベルト・パゾリーニ監督が、孤独や死、人と人の繋がりを描いた感動作。ひとりきりで亡くなった人を弔うロンドン市の民生係、ジョン・メイ。彼は人員整理で解雇の憂き目に遭い、最後の案件にこれまで以上の熱意で取り組む。 (詳細はこちら

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THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:ウベルト・パゾリーニ エディ・マーサン ジョアンヌ・フロガット カレン・ドルーリー キアラン・マッキンタイア アンドリュー・バカン 
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COMMENT
この記事へのコメント
こんにちは
私はラストシーンがてっきり、
死者に感謝され、かつ感謝しかえすのかと思っていたので、そういう意味では暗転が早くてびっくりしました
肝心のジョン・メイ自身の魂もみえないし…
2015年09月08日(火) 14:27 |   | maki #jQTfdwCM[ EDIT]
makiさん
コメントありがとうございますv-411

> 私はラストシーンがてっきり、
> 死者に感謝され、かつ感謝しかえすのかと思っていたので、そういう意味では暗転が早くてびっくりしました
> 肝心のジョン・メイ自身の魂もみえないし…

わたしは、ラストはジョン・メイの姿が見えなくて逆に良かったなと思いました。
本人が気づいていなくても、ちゃんと伝わっているんだよという感じで。
2015年09月08日(火) 23:57 |   | りお(管理人) #xPbS6JcU[ EDIT]
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死者を送る気持ちを 公式サイト http://www.bitters.co.jp/omiokuri ロンドンのケニントン地区の民生係ジョン・メイ(エディ・マーサン)は、孤独死した人の葬儀を執り行うのが
2015年04月03日(金) 12:10:36 |  風に吹かれて
【概略】 ひとりきりで亡くなった人を弔うロンドン市の民生係、ジョン・メイ。彼は人員整理で解雇の憂き目に遭い、最後の案件にこれまで以上の熱意で取り組む。 ドラマ 人と出会い、死と向き合い、人生は輝きだす。 孤独死した人を弔う民生係の主人公。まあそうか、誰かがやらなければならないもんね、区などにもそういう係がいるのかもしれないなあとまず思った。しかしこの主人公ジョン・メイは...
2015年09月08日(火) 14:26:23 |  いやいやえん