2015年03月30日 (月) | EDIT |
■ ヒューマントラストシネマ有楽町にて鑑賞
君が生きた証/RUDDERLESS
2014年/アメリカ/105分
監督: ウィリアム・H・メイシー
出演: ビリー・クラダップ/アントン・イェルチン/フェリシティ・ハフマン/セレーナ・ゴメス/ローレンス・フィッシュバーン
公式サイト
公開: 2015年02月21日
サム・マニングが、プレゼンで大きな仕事を勝ち取った日、久々に大学に通う息子ジョシュを呼び出したが、ジョシュは現れなかった。その時大学構内で起こった銃乱射事件で、サムはジョシュを失ってしまう。2年後、息子を亡くした痛手から立ち直れずにいるサムは、会社も辞めて家も手放し、クルーザーで暮らし建築現場で働きながら、酒に溺れていた。ある日、そんなサムを見かねた元妻エミリーが訪れ、ジョシュの遺品をサムに手渡す。その中には、ジョシュが作詞作曲した曲が収められたCDがあった。曲を聞いたサムは、ジョシュのことを理解していなかったことに気付く。そしてサムはライブハウスに飛び入り参加し、ジョシュの歌を歌う。すると、それを聞いていた客の1人クエンティンが、歌に感動したと言い、セッションしたいと願い出る。最初は相手にしていなかったサムだったが、クエンティンの熱意に押され、セッションを承諾する。そしてクエンティンの友人たちも加わり、“ラダーレス”というバンドを組んで活動し始め、人気を集めていくが―――――
ウィリアム・H・メイシーの初監督作品です。音楽ものってあんまり得意じゃないので、最初はあんまり観る気はなかったんだけど、意外に予告の感じが良かったので、行ってきました。

2014年/アメリカ/105分
監督: ウィリアム・H・メイシー
出演: ビリー・クラダップ/アントン・イェルチン/フェリシティ・ハフマン/セレーナ・ゴメス/ローレンス・フィッシュバーン
公式サイト
公開: 2015年02月21日
サム・マニングが、プレゼンで大きな仕事を勝ち取った日、久々に大学に通う息子ジョシュを呼び出したが、ジョシュは現れなかった。その時大学構内で起こった銃乱射事件で、サムはジョシュを失ってしまう。2年後、息子を亡くした痛手から立ち直れずにいるサムは、会社も辞めて家も手放し、クルーザーで暮らし建築現場で働きながら、酒に溺れていた。ある日、そんなサムを見かねた元妻エミリーが訪れ、ジョシュの遺品をサムに手渡す。その中には、ジョシュが作詞作曲した曲が収められたCDがあった。曲を聞いたサムは、ジョシュのことを理解していなかったことに気付く。そしてサムはライブハウスに飛び入り参加し、ジョシュの歌を歌う。すると、それを聞いていた客の1人クエンティンが、歌に感動したと言い、セッションしたいと願い出る。最初は相手にしていなかったサムだったが、クエンティンの熱意に押され、セッションを承諾する。そしてクエンティンの友人たちも加わり、“ラダーレス”というバンドを組んで活動し始め、人気を集めていくが―――――
ウィリアム・H・メイシーの初監督作品です。音楽ものってあんまり得意じゃないので、最初はあんまり観る気はなかったんだけど、意外に予告の感じが良かったので、行ってきました。
銃乱射事件で息子を失い、哀しみに打ちひしがれていたサムが、ひょんなことで息子と同じくらいの年ごろの若者たちと親しくなって、本当は息子としたかったこと、息子にしたかったことをする。代替行為というと身も蓋もないですが、そうやってサム自身も癒されて、再生に向かっていく…ほっこりー
と思って観ていたら、終盤近くで衝撃の事実が判明してびっくり
被害者側じゃなくて、加害者だったのか!と。
それまでのサムの行動に合点がいった。息子を失ったにしても、あまりに堕落していたのは、こういうことかと。クエンティンたちに、息子が作った曲だとなんで言わないんだろうと思っていたんだけど、そりゃあ言えないわ。言える訳ない。
クエンティンたちがいい奴らで、純粋にジョシュの作った歌をいい歌だと言ってくれるから、彼らと親しくなればなるだけ、尚更言えなくなったサムの気持ちが切ない。
音楽を辞めるとまで思いつめたクエンティンの葛藤、そしてまた音楽を始める気持ち。そしてラストで、サムがジョシュへの思いを歌い上げるのにはぐっときた。
犯罪加害者の家族を取り上げている作品としては個人的には「手紙」(原作の方だよ)が好きなんですが、こちらも、犯罪加害者家族の苦悩がきっちり描かれていたと思う。
ちょっと気になったのは、エミリーが「私たちのせいじゃない。ジョシュは病気だったのよ」と言う台詞。そりゃそうかもしれんが、それ加害者側が言っちゃダメでしょ。被害者側が言うならともかくとして…とは思いました。
歌はかなり良かったですねー。ビリー・クラダップとアントン・イェルチンも上手いし。
ウィリアム・H・メイシーもライブハウスのマスターとして出演。おまけに妻も出演してますよ。
評価:★★★☆(3.5)
こういう話だと思っていなかったせいもあるけど、「おみおくりの作法」に引き続きやられた、って感じでした。結構好きです。
DVDの購入はコチラ
【amazon】
レンタルはコチラ
【ぽすれん】



それまでのサムの行動に合点がいった。息子を失ったにしても、あまりに堕落していたのは、こういうことかと。クエンティンたちに、息子が作った曲だとなんで言わないんだろうと思っていたんだけど、そりゃあ言えないわ。言える訳ない。
クエンティンたちがいい奴らで、純粋にジョシュの作った歌をいい歌だと言ってくれるから、彼らと親しくなればなるだけ、尚更言えなくなったサムの気持ちが切ない。
音楽を辞めるとまで思いつめたクエンティンの葛藤、そしてまた音楽を始める気持ち。そしてラストで、サムがジョシュへの思いを歌い上げるのにはぐっときた。
犯罪加害者の家族を取り上げている作品としては個人的には「手紙」(原作の方だよ)が好きなんですが、こちらも、犯罪加害者家族の苦悩がきっちり描かれていたと思う。
ちょっと気になったのは、エミリーが「私たちのせいじゃない。ジョシュは病気だったのよ」と言う台詞。そりゃそうかもしれんが、それ加害者側が言っちゃダメでしょ。被害者側が言うならともかくとして…とは思いました。
歌はかなり良かったですねー。ビリー・クラダップとアントン・イェルチンも上手いし。
ウィリアム・H・メイシーもライブハウスのマスターとして出演。おまけに妻も出演してますよ。
評価:★★★☆(3.5)
こういう話だと思っていなかったせいもあるけど、「おみおくりの作法」に引き続きやられた、って感じでした。結構好きです。
DVDの購入はコチラ

【amazon】
レンタルはコチラ

【ぽすれん】
監督:ウィリアム・H・メイシー
出演者:ウィリアム・H・メイシー、 ビリー・クラダップ、 アントン・イェルチン、 フェリシティ・ハフマン、 セレーナ・ゴメス
収録時間:105分
レンタル開始日:2015-08-04
Story
名優、ウィリアム・H・メイシーが初監督を務めたヒューマンドラマ。銃乱射事件で亡くなった息子が遺した楽曲を自ら歌おうとする父親と、その曲に心を打たれたミュージシャン志望の青年がバンドを組み、音楽を通じて再生していく姿を描く。 (詳細はこちら)
名優、ウィリアム・H・メイシーが初監督を務めたヒューマンドラマ。銃乱射事件で亡くなった息子が遺した楽曲を自ら歌おうとする父親と、その曲に心を打たれたミュージシャン志望の青年がバンドを組み、音楽を通じて再生していく姿を描く。 (詳細はこちら)
【TSUTAYA DISCUS】 | 【DMM.com】 |
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THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:ウィリアム・H・メイシー ビリー・クラダップ アントン・イェルチン フェリシティ・ハフマン セレーナ・ゴメス ローレンス・フィッシュバーン
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この記事へのコメント
なかなかガツンと来る映画でした
劇中では「乱射事件で死んだ」としかいわれてない息子だったので、少し感じる違和感が解消される後半は、うわーーっとなりましたね
まさか加害者側だったとは。そりゃあ歌えない、いえない。
こんないい歌を作った息子が、どうして、と思いながらの歌だったのでしょうね
少しでも「わけのわからない存在」になってしまった息子に近づきたかったのだろうと思うととても切なく…。
劇中では「乱射事件で死んだ」としかいわれてない息子だったので、少し感じる違和感が解消される後半は、うわーーっとなりましたね
まさか加害者側だったとは。そりゃあ歌えない、いえない。
こんないい歌を作った息子が、どうして、と思いながらの歌だったのでしょうね
少しでも「わけのわからない存在」になってしまった息子に近づきたかったのだろうと思うととても切なく…。
2015年10月02日(金) 09:09 |
| maki #jQTfdwCM[ EDIT]
コメントありがとうございます
> なかなかガツンと来る映画でした
> 少しでも「わけのわからない存在」になってしまった息子に近づきたかったのだろうと思うととても切なく…。
ショッキングでしたね。
衝撃の事実がわかってから、サムの気持ちがホント切なくて泣けました…
歌も良かったですしね。

> なかなかガツンと来る映画でした
> 少しでも「わけのわからない存在」になってしまった息子に近づきたかったのだろうと思うととても切なく…。
ショッキングでしたね。
衝撃の事実がわかってから、サムの気持ちがホント切なくて泣けました…
歌も良かったですしね。
2015年10月03日(土) 04:44 |
| りお(管理人) #xPbS6JcU[ EDIT]
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息子の歌で息子を知る 公式サイト http://rudderless-movie.com 監督: ウィリアム・H・メイシー やり手の広告宣伝マンのサム(ビリー・クラダップ)は、大学で起きた銃乱射事件で
2015年04月03日(金) 12:08:10 | 風に吹かれて
『ファーゴ』などで独特の存在感を放つ名優ウィリアム・H・メイシーの初監督作。銃乱射事件で死んだ息子の遺(のこ)した楽曲を自らが歌っていこうとする父親と、その曲に心打たれたミュージシャン志望の青年が、音楽を通じて再生していくさまを描く。主演のビリー・クラ...
2015年05月29日(金) 19:20:14 | パピとママ映画のblog
【概略】
銃乱射事件で亡くなった息子が遺した楽曲を自ら歌おうとする父親と、その曲に心を打たれたミュージシャン志望の青年がバンドを組み、音楽を通じて再生していく姿を描く。
ドラマ
大学での乱射事件で、最愛の息子を亡くした父親。生きる気力も失った彼が2年後、ミュージシャンを夢みていた息子が残した曲を見つけ、演奏します。
全ての曲がこの映画用に作られたそうで、それを実際に歌う...
2015年09月30日(水) 09:09:27 | いやいやえん
2年前、大学で起きた銃乱射事件で息子を亡くした父親サムは、会社を辞め荒んだボート暮らしをしている。 ある日、別れた妻が「あの子の音楽好きは父親譲りだから。」と、生前に息子が書き溜めていた自作のデモCDを持ってきた。 ライブバーの飛び入りステージに参加し息子の曲を演奏したサムは、ロック青年のクエンティンから、一緒にバンドをやろうと誘われる…。 音楽ヒューマンドラマ。
2015年10月08日(木) 09:35:01 | 象のロケット
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