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ピエロがお前を嘲笑う 
2015年08月08日 (土) | EDIT |
 試写会にて鑑賞
ピエロがお前を嘲笑うピエロがお前を嘲笑う/WHO AM I - KEIN SYSTEM IST SICHER
2014年/ドイツ/106分
監督: バラン・ボー・オダー
出演: トム・シリング/エリアス・ムバレク/ヴォータン・ヴィルケ・メーリング/アントニオ・モノー・Jr/トリーヌ・ディルホム
公式サイト
公開: 2015年09月12日

ベンヤミン・エンゲル、ハンドルネームはフーアムアイと名乗る男が警察に出頭してくる。昨今世間を騒がせているハッカー集団“CLAY”に関することだという。ユーロポールのハンネ・リンドベルグ捜査官は半信半疑でベンヤミンの話を聞き始めるが、ハンネの個人情報を話し始めたベンヤミンに、ハッキングの話は事実だと悟り、事情聴取を始める。これまでベンヤミンは透明人間のように過ごしてきた。学校でも目立たず、誰も彼のことを気にしない。ベンヤミンはいつしかネットのアンダーグラウンドな世界にハマるようになり、大物ハッカーMRXを崇拝していた。ある日、ベンヤミンは初恋の相手マリと再会し、彼女が大学の試験に四苦八苦していると知ると、大学に忍び込んで試験問題のデータを盗もうとする。ベンヤミンはすぐに捕まり、社会奉仕活動で起訴を免れることになるが、そこで自分とは正反対のマックスと出会い、マックスもMRXを尊敬していたことから意気投合する。マックスと仲間たち、シュテファン、パウルとつるむようになり、4人はMRXに認めてもらうため、ハッキングを繰り返すようになるが…


「メメント」「シックスセンス」みたいな、頭が混乱するような作りやどんでん返しが仕掛けられている映画を「マインドファック・ムービー」ってカテゴライズするらしい。いつから誰が言いだしているのか知らんが、マインドファックって。 (;・∀・)
あ、ちょっとネタバレしてますんでご注意を。
こういうのは好きなジャンルではあるので(「シックスセンス」は好きじゃないが)、ちょっと楽しみにしていたのですが…
ベンヤミンの自白シーンがベースなので、「ユージュアル・サスペクツ」系かなって連想するし、マリの様子からして、もしかしてこの3人って… って何となく読めてしまう。その後、これをひっくり返すような仕掛けがあればいいのですが、特にそんなこともなく。なので、やられた!って感じにはなりませんでした。

ちょっとググってみたら、観た方は皆騙されたって絶賛している方が多くて、わたしは何に騙されたのかが全然わからず。いよいよ読解力に難が出てきたってことですかねえ…
ラストの展開がいまいちよくわからず。CLAYとしてはともかく、ベンヤミンの面が割れていた訳ではないので、証人保護プログラムを利用してまで逃げる意味がわからん。色々考えたのですが、ベンヤミンが実はFR13NDSの最後の1人で、MRXに罪をかぶせたんだとしても、やっぱり正体が割れてなかったんだし、逃げる意味がわかんない。見逃している部分があるのかなー。ベンヤミンの素性って明らかになっていたっけ??

この邦題、すごく厨二っぽいなー と思っていたら(原題は「WHO AM I」だし)、ベンヤミンたちが名乗るグループの名前CLAY(CLOWNS LAUGH AT YOU)から来ているので、まぁそこは致し方ないかと。
このCLAYのハッカー行為には意味や目的がある訳ではなくて、完全に愉快犯。マックスは自分でも厨房と言っていましたが、こんなこと出来る俺たちすごいだろう?っていうためにやっているので、そこがコドモの遊びだなーって感じで、感情移入できないんだよなあ。実はこんな意味が裏に隠されていた…みたいな展開にしてくれればまだしも、ただのオコサマの自己顕示欲を延々と見せられて、ちょっとしんどかった。

アングラサイトを地下鉄に見立てているのは面白かった。トロイの木馬をちゃんと木馬 にしてあったり、トロイに仕込んだウィルスをMRXに見破られるところも、言葉にするとわかりづらいけど、ああやって見せると理解しやすい。
あそこではあんなにカリスマな雰囲気を漂わせているMRXも、現実世界にするとあんなフツーの青年になっちゃうのは、実際そうなんだろうなぁ。周りからは当然真実の姿なんてわからないし、自分でも過大評価してしまう部分はあるのかもしれない。

評価:★☆(1.5)
わたしの理解力不足かもしれないけど、期待しすぎましたな。
この作品に限らずですが、100%見破れないとか、そういう煽りはやめた方がいいと思うけどね。期待する分、がっかり感が半端ないケースが多いので。。。過度な期待はせずに挑むのが吉かと。


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THEMA:☆試写会☆
GENRE:映画
TAG:バラン・ボー・オダー トム・シリング エリアス・ムバレク ヴォータン・ヴィルケ・メーリング アントニオ・モノー・Jr トリーヌ・ディルホム 
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COMMENT
この記事へのコメント
うわ低いね 笑
騙された感が全然ないし、だから?って感じだったわー

でもつまらなくもなく、語りたいほどでもないって感じかなぁ。
そもそもハッキングの話しってところからしてなじめないのよね。
2015年09月16日 (水) 23:08 |   | mig #JTxNwRAU[ EDIT]
migさん
コメントありがとうございますv-411

> うわ低いね 笑
> 騙された感が全然ないし、だから?って感じだったわー

そうなのよー期待しすぎちゃったところもあるとは思いますけどね。

> そもそもハッキングの話しってところからしてなじめないのよね。

そう!
ホント、自己顕示欲のためだけにハッキングしているって感じが、どうもダメでした。
ハッキングの目的をもう少し考えてくれたら、また違ったかもしれないけど。
2015年09月19日 (土) 07:15 |   | りお(管理人) #xPbS6JcU[ EDIT]
今日見てきました
初めまして^o^
拝読いたしました。

右手の釘跡、ファイトクラブのポスター辺りで多重人格かよ。って監督の思惑通りにミスリードされました^^;

ですが、2つ引っかかってる所があります。
見落としてる可能性もあるのですが、
ベンヤミンはハンネに「書類ハッキングして逃げなさい」と言われると見越していたのか?なぜ?どういった根拠で?
または、ハンネにはベンヤミンを逃がす理由があるのか?
です。
(見落としでなければ)
ずーっと綿密かつ壮大な?ストーリーで騙し続けて、最後は情に訴える。はあまりにも確実性がありません。

もう一つは、最後の車内のシーン。
ベンヤミンを映したときに、後ろの柱の影に一回だけピエロが立ってますね。
あれは、フレンズ側の誰かが報復に来た。と思っちゃいました。
ピエロのお面はCLAYメンバーの格好と報道されてますし。
車内でやった角砂糖手品ネタバラシで、3人は隠した暗喩になってるので、あのピエロは必要だったのかな?って。

りお様のご意見をお聞かせいただければ幸いです^o^
2015年09月23日 (水) 02:31 |   | じゅん #-[ EDIT]
じゅんさん
初めまして、いらっしゃいませ。
コメントありがとうございますv-411

意見という程のものではなく、わたしが単に思ったことですが…

> ベンヤミンはハンネに「書類ハッキングして逃げなさい」と言われると見越していたのか?なぜ?どういった根拠で?
> または、ハンネにはベンヤミンを逃がす理由があるのか?
> です。

根拠というか、ベンハミンはハンネの心理を操り、逃がすように仕向けたということではないでしょうか。
ハンネの経歴を調べたりしていたし、彼女がこの話に飛びつくだろうということも予想していた。
結果、ベンハミンのおかげで、彼女がずっと追っていたFR13NDSのメンバーを捕らえられたので、
ハンネに、ベンハミンに対する借りというか、感謝の気持ちを抱かせるということも計算の内で、
同情と感謝の気持ちを抱かせて、そこを突いて逃がしてもらうように仕向けたんじゃないかなあ。

> ベンヤミンを映したときに、後ろの柱の影に一回だけピエロが立ってますね。

すみません、その辺は見落としているので、わかりません。
ゴメンナサイ。
2015年09月26日 (土) 00:41 |   | りお(管理人) #xPbS6JcU[ EDIT]
ありがとうございます^o^

友人とも話し合ってみます。

今年のコスプレはピエロお面で決定です。
理由:安上がり^o^v
2015年09月26日 (土) 05:47 |   | じゅん #-[ EDIT]
じゅんさん
再びコメントありがとうございますv-411

> 友人とも話し合ってみます。

あくまで個人的な感想ってことで…
話し合うと、色々な解釈を知ることが出来ていいですよね。

> 今年のコスプレはピエロお面で決定です。
> 理由:安上がり^o^v

でも、この映画のことだとわかってもらえますかね?(笑)
2015年09月26日 (土) 10:10 |   | りお(管理人) #xPbS6JcU[ EDIT]
私の解釈
こんにちは。
私はですね、これってある種の母原病というか、「母親」的なものに根差した心理物だと見てとりました。
ちょっと変てこな捉え方かもしれないけれど、そう解釈すると、実母の多重人格や、祖母の役割や、女捜査官のポジションが腑に落ちたので…。
2015年10月16日 (金) 13:06 |   | ここなつ #/qX1gsKM[ EDIT]
ここなつさん
コメントありがとうございますv-411

> 私はですね、これってある種の母原病というか、「母親」的なものに根差した心理物だと見てとりました。
> ちょっと変てこな捉え方かもしれないけれど、そう解釈すると、実母の多重人格や、祖母の役割や、女捜査官のポジションが腑に落ちたので…。

ははー、なるほど。
捜査官が女というところも恐らくキーなのですね。
思ってもみなかった解釈です!
2015年10月17日 (土) 04:48 |   | りお(管理人) #xPbS6JcU[ EDIT]
こんばんは!
なるほど~。
りおさんのレヴューや皆様のコメントを読ませて頂いて、それぞれに引っ掛かる箇所とかがあったみたいですね。
私は単純バカなので(笑)、のほほ~んと観ていて普通に、あぁそういうことかいっ!て驚いておりました。
あんまり深く考えずに見たのが逆に良かったのかもしれません。
2016年01月11日 (月) 21:09 |   | ヒロ之 #-[ EDIT]
ヒロ之さん
コメントありがとうございますv-411

> りおさんのレヴューや皆様のコメントを読ませて頂いて、それぞれに引っ掛かる箇所とかがあったみたいですね。
> 私は単純バカなので(笑)、のほほ~んと観ていて普通に、あぁそういうことかいっ!て驚いておりました。
> あんまり深く考えずに見たのが逆に良かったのかもしれません。

前評判がすごく良かったので、期待しすぎちゃったんですよね。
期待度に対して、アレ…??って感じになってしまって。
深く考えずに観るのが正しい見方だと思います。
2016年01月13日 (水) 19:38 |   | りお(管理人) #wSnjn2kM[ EDIT]
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