2015年10月12日 (月) | EDIT |
■ TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて鑑賞
ドローン・オブ・ウォー/GOOD KILL
2014年/アメリカ/104分
監督: アンドリュー・ニコル
出演: イーサン・ホーク/ブルース・グリーンウッド/ゾーイ・クラヴィッツ/ジェイク・アベル/ジャニュアリー・ジョーンズ
公式サイト
公開: 2015年10月01日
2010年、戦争は、遠隔操作で無人飛行機 を操り、自国に居ながらにして敵を殲滅するスタイルへと様変わりしてきていた。ラスベガスの空軍基地に勤務する元パイロットのトミーことトーマス・イーガン少佐は、そんな戦争のスタイルに違和感を抱きながらも、基地に設置されたコンテナの中で、上司ジャック・ジョンズ中佐の元、エドワード・クリスティ大尉、ジョセフ・ジマーM.I.C.、副操縦士のヴェラ・スアレス空兵と共に、ドローンを使った掃討作戦を行っていた。命を脅かされることもなく、毎日、時間になれば自宅に戻り、家族と暮らすことができる。しかし、パイロットでありながら飛行機に乗ることが出来ないストレスを抱え、トミーは酒に溺れるようになっており、妻モリーとの間もぎくしゃくとした空気が流れるようになっていた。ある日、トミーたちはCIAからの特別任務を請け負うことになる。CIAは、対象を個別認識して攻撃するのではなく、特徴を認識して攻撃するという空軍とは別の攻撃基準を持っていると言う。特徴が一致すれば攻撃、また非戦闘員が巻き込まれようとも意に介さないCIAのやり方に、トミーの心はますます荒んでいくが…
アンドリュー・ニコルの新作ということで、楽しみにしていました。でもこれ、上映館と時間帯がすごく限られていて、結局六本木一択。新宿なんてレイトで1週間だったしねー

2014年/アメリカ/104分
監督: アンドリュー・ニコル
出演: イーサン・ホーク/ブルース・グリーンウッド/ゾーイ・クラヴィッツ/ジェイク・アベル/ジャニュアリー・ジョーンズ
公式サイト
公開: 2015年10月01日
2010年、戦争は、遠隔操作で
アンドリュー・ニコルの新作ということで、楽しみにしていました。でもこれ、上映館と時間帯がすごく限られていて、結局六本木一択。新宿なんてレイトで1週間だったしねー
観る前は、アンドリュー・ニコルだからSFなのかなーと思っていたのだけど、実話を元にしているとのこと。思うに、こういう話が実際ありましたということではなく、敵を攻撃するのにドローンを使っているというところが事実ということなのかな。
戦争というか、やっていることは対テロなんだけど、今時はこうなのか…と衝撃を受けました。
こういう戦い方を観ていると、ゲームセンターでスカウトというのも、あながちフィクションとも言えないなと思った。ジョンズ中佐は、これはゲームではなく、人を殺すという行為だと繰り返し新兵たちに諭すけれど、戦地に出たことがなければ、実感として沸かないのは当たり前だしねぇ…。こういう感覚の人たちが戦争をするようになるのかと、ちょっと怖くなりました。
最初は、命を落とすこともなく、家族と離れずにいられるのはいいことなのかもと思いました。でも観ているうちに、昼間は任務で人を殺し(敢えてこういう書き方をしますが)、夜家族団らんというギャップがじわじわと伝わってきて、そりゃおかしくなっても無理ないよなと。
トミーは人を殺すことがストレスなのではなく、パイロットなのに飛べないことにストレスを感じているというところからも、行為自体に迷いがある訳じゃないんだよね。いわゆる普通の愛国者で、「アメリカン・スナイパー」のカイルと同じ。
ジョンズの「こっちが止めても、あっちが止めてくれる訳じゃない。だからやられる前にやるしかない」という台詞に、アメリカの理屈が込められている。
やられる前にやる。
そしてスアレスが言ったように、家族を殺された非戦闘員の憎しみを生み出し、結局自ら負の連鎖を生んでいるとしか思えない。
原題の「GOOD KILL」は「一掃した」と訳されていたんですが、ラストがちょっと違う意味だけど、まさに「GOOD KILL」。あれはただの殺人ではあるけれど、あの後、トミーが家族とやり直せて、人間らしさを取り戻せればいいな。。。
イーサンは、相変わらず、こういうちょっとダメなところもある男がすごいハマる。理解ある上司ブルース・グリーンウッド、相棒を務めたゾーイ・クラヴィッツも良かった。
どうてもいいところでは、モリー役のジャニュアリー・ジョーンズが下着をつけたままセックスするのが非常に気になりました(笑) 脱がせられないのかもしれないけど、だったら何とか上手く演出してよね。
評価:★★★★(4.0)
色々考えちゃうなー。「TIME タイム」がちょっと酷かったので(笑)、アンドリュー・ニコル復活!ってことでちょっとだけオマケ。
DVDの購入はコチラ
【amazon】
レンタルはコチラ
【ぽすれん】
戦争というか、やっていることは対テロなんだけど、今時はこうなのか…と衝撃を受けました。
こういう戦い方を観ていると、ゲームセンターでスカウトというのも、あながちフィクションとも言えないなと思った。ジョンズ中佐は、これはゲームではなく、人を殺すという行為だと繰り返し新兵たちに諭すけれど、戦地に出たことがなければ、実感として沸かないのは当たり前だしねぇ…。こういう感覚の人たちが戦争をするようになるのかと、ちょっと怖くなりました。
最初は、命を落とすこともなく、家族と離れずにいられるのはいいことなのかもと思いました。でも観ているうちに、昼間は任務で人を殺し(敢えてこういう書き方をしますが)、夜家族団らんというギャップがじわじわと伝わってきて、そりゃおかしくなっても無理ないよなと。
トミーは人を殺すことがストレスなのではなく、パイロットなのに飛べないことにストレスを感じているというところからも、行為自体に迷いがある訳じゃないんだよね。いわゆる普通の愛国者で、「アメリカン・スナイパー」のカイルと同じ。
ジョンズの「こっちが止めても、あっちが止めてくれる訳じゃない。だからやられる前にやるしかない」という台詞に、アメリカの理屈が込められている。
やられる前にやる。
そしてスアレスが言ったように、家族を殺された非戦闘員の憎しみを生み出し、結局自ら負の連鎖を生んでいるとしか思えない。
原題の「GOOD KILL」は「一掃した」と訳されていたんですが、ラストがちょっと違う意味だけど、まさに「GOOD KILL」。あれはただの殺人ではあるけれど、あの後、トミーが家族とやり直せて、人間らしさを取り戻せればいいな。。。
イーサンは、相変わらず、こういうちょっとダメなところもある男がすごいハマる。理解ある上司ブルース・グリーンウッド、相棒を務めたゾーイ・クラヴィッツも良かった。
どうてもいいところでは、モリー役のジャニュアリー・ジョーンズが下着をつけたままセックスするのが非常に気になりました(笑) 脱がせられないのかもしれないけど、だったら何とか上手く演出してよね。
評価:★★★★(4.0)
色々考えちゃうなー。「TIME タイム」がちょっと酷かったので(笑)、アンドリュー・ニコル復活!ってことでちょっとだけオマケ。
DVDの購入はコチラ

【amazon】
レンタルはコチラ

【ぽすれん】
監督:アンドリュー・ニコル
出演者:イーサン・ホーク、 ブルース・グリーンウッド、 ゾーイ・クラヴィッツ、 ジャニュアリー・ジョーンズ
収録時間:104分
レンタル開始日:2016-03-16
Story
『ガタカ』のアンドリュー・ニコル監督、イーサン・ホーク主演による戦争アクション。無人戦闘機の操縦士に転身したアメリカ空軍のトミー・イーガン少佐。CIAの対テロ特殊作戦に参加した彼は、度重なる過酷なミッションに精神を蝕まれてしまう。R15+ (詳細はこちら)
『ガタカ』のアンドリュー・ニコル監督、イーサン・ホーク主演による戦争アクション。無人戦闘機の操縦士に転身したアメリカ空軍のトミー・イーガン少佐。CIAの対テロ特殊作戦に参加した彼は、度重なる過酷なミッションに精神を蝕まれてしまう。R15+ (詳細はこちら)
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THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:アンドリュー・ニコル イーサン・ホーク ブルース・グリーンウッド ゾーイ・クラヴィッツ ジェイク・アベル ジャニュアリー・ジョーンズ
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奥さん役の女優さん綺麗やったなぁ。
2015年11月01日(日) 23:56:32 | だらだら無気力ブログ!
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