週に1本は劇場で映画を観る!が合言葉。 主に映画、時々小説の感想を脳内垂れ流しで書きなぐるブログ。ネタバレあり。
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ニーゼと光のアトリエ 
2015年11月04日 (水) | EDIT |
 第28回東京国際映画祭にて鑑賞
ニーゼと光のアトリエニーゼと光のアトリエ/NISE - O CORACAO DA LOUCURA
2015年/ブラジル/109分
監督: ホベルト・ベリネール
出演: グロリア・ピレス/ファブリシオ・ボリヴェイラ/アウグスト・マデイラ/フェリッペ・ホッシャ/シモーネ・マゼール
公式サイト
公開: 2016年12月17日

1944年、ブラジル。ニーゼ・ダ・シルヴェイラはリオデジャネイロ郊外の国立精神療養所に着任する。ここでは患者が人間扱いされておらず、ロボトミー手術の実態やショック療法の治療を目の当たりにして嫌悪感を抱いたニーゼは、これらの治療を行うことを拒む。すると、看護師が運営する作業療法部門の責任者へと追いやられてしまい、ニーゼは病院に残るために、作業療法を行うことを決める。作業療法部門は、看護師のイヴォンヌとリマによって運営されていたが、部屋は汚れたまま放置されており、実際には作業療法など行われていなかった。ニーゼはまず部屋の掃除から始め、そして患者をクライアントと呼び、クライアントに対する手荒な扱いは許さないという姿勢を打ち出す。最初は無秩序状態だったが、ニーゼはクライアントたちを思うとおりに行動させ、そしてクライアントたちに絵を描かせることを思いつく。すると、凶暴で問題患者とされていたルシオやアデリーナも、芸術に触れることにより、落ち着いた日常を取り戻していく。ニーゼの行う作業療法は、徐々に効果を出していたが、それを疎ましく思う同僚医師たちに嫌がらせを受けるようになり…


東京グランプリ上映会に行ってきました。今年は授賞式付きのチケットを取ろうと思っていたのに、授賞式はクロージング作品と一緒になっていたので、観られませんでした。構成変えたんですね。。。
2015TIFF-03

上映前に、ホベルト・ベリネール監督の挨拶がありました。
ブラジルの映画なんてなかなか観られないので、興味深かったです。
ブラジルの、実在した医師ニーゼ・ダ・シルヴェイラの伝記映画。とは言っても彼女の人生を全部さらった訳ではなく、作業療法というその頃行われていた治療法とは違う治療を行う過程を描いています。
調べたら、ロボトミーは禁止されているようですが、ショック療法は今でも行われているんだね。勿論、この映画みたいに手足を拘束して嫌がる患者に行う訳ではないですが。

何というか、当たり前なのかもしれないけれど、人として扱われて、人は人になるんだなぁと思った。ニーゼが患者を人として扱うようになって、段々患者たちが変わってくるのを見て実感しました。患者が変わってくるにつれて、最初は反発していたリマも変わっていく。あんなにぞんざいな扱いをしていたのに、ついにはかいがいしくルシオの面倒をみるようにまでなるのは、やっぱり相乗効果というか、そういう気持ちって通じるんだろうなあ。

男社会の中で、成功したニーゼが嫉妬の対象になるのはしょうがないことかもしれないけど、でも治療の邪魔をするってなあ…。患者がいい方向に向かっているならいいんじゃないの?と思ってしまうのは、わたしが単純だからか。

特に何かドラマチックなことが起こる訳でもなく、淡々と描いているのだけど、構想13年というだけあって、誠実に丁寧に作っている感じがこちらに伝わってきました。
エンディングで、ニーゼのインタビューと、モデルとなった患者たちの写真が流れます。ニーゼは生涯現役であり続け、1999年に亡くなったとのこと。

評価:★★★☆(3.5)
昨年と違って(笑)、これがグランプリで良かったです。公開するかなあ…

2016年12月04日追記
チラシを入手したので記事を修正しました。

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THEMA:東京国際映画祭
GENRE:映画
TAG:ホベルト・ベリネール グロリア・ピレス ファブリシオ・ボリヴェイラ アウグスト・マデイラ フェリッペ・ホッシャ シモーネ・マゼール 第28回東京国際映画祭 
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