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杉原千畝 スギハラチウネ 
2015年12月02日 (水) | EDIT |
 試写会にて鑑賞
杉原千畝 スギハラチウネ杉原千畝 スギハラチウネ
2015年/日本/139分
監督: チェリン・グラック
出演: 唐沢寿明/小雪/ボリス・シッツ/アグニェシュカ・グロホフスカ/ミハウ・ジュラフスキ
公式サイト
公開: 2015年12月05日

昭和09年。満州国の外務部で、ソ連の事情通として名を馳せていた杉原千畝は、北満州鉄道譲渡交渉においてもその力を発揮していた。しかし関東軍の裏切りによって、味方として動いてくれていたソ連のスパイを殺されてしまい、千畝は関東軍の横暴に耐え切れず、外務部を辞めて帰国する。帰国後外務省で働いていた千畝は、友人の妹である菊池幸子に出会い、お互いに惹かれあった2人は順調に付き合いを重ね、結婚する。千畝は予てからモスクワへの赴任を希望していたが、北満州鉄道譲渡交渉での千畝の働きを警戒したソ連から入国許可が下りず、昭和14年、千畝はリトアニアで領事館を開くことを命じられる。杉原夫妻はリトアニアに渡って領事館を開設し、現地従業員として、グッジェとポーランドの元スパイだったペシュを雇い、諜報活動を続けていた。千畝とペシュjは、侵攻状況から、ドイツはヨーロッパを分断しようとしていることを察知、在ドイツ日本大使館の大島浩大使にドイツの危険性を進言するが、日本政府はドイツの勢いに乗って同盟を結ぼうとしており、大島は千畝の言うことに耳を貸さなかった。やがてドイツはポーランドへ侵攻し、第二次世界大戦が勃発する。ナチスから逃げてきたユダヤ難民たちがリトアニアにも押し寄せてくるが…


試写会が当たったので行ってきましたー。上映時間139分てのにひっくり返りそうになりましたが、椅子のいいホールだったので助かりました。
日本で杉原千畝の名前が知られるようになったのって、割と最近でしょう。少なくともわたしが子供の頃には、全く聞いたことがなかった名前です。それもそのはず、劇中の台詞でもあったけど、千畝はいないことにされていたんですね。2000年、外務省が公式に名誉回復を行って、漸く千畝の功績が認められたと。これも初めて知りました。
冒頭で「ペルソナ・ノン・グラータ」とタイトルのようなテロップが出て、なんじゃ?? って感じだったのですが、「好ましからざる人物」という外交上の用語らしいです。その後、全然台詞でも出てこなかったので、ググって初めて知りました。Wikipediaによると、結構発動されているんですねえ。千畝はソ連から発動されたってことなのね。

杉原千畝という人は、ユダヤ人にヴィザを大量発給したということしか知らなかったので、元々諜報活動をしていたとか初めて知って、 ( ´・∀・`)へー でした。
劇中の台詞でもあったけど、千畝のやったことは一種の詐欺ですわ。もちろん人道的な観点から、彼がやったことは尊敬すべきことではあるけれど、当時の情勢から考えたら、政府の方針に反した行動を取っていた訳よね。同盟国への示しもつかない、日本の面目丸つぶれ。そりゃあ睨まれますよね。それをものともせず、汽車に乗る寸前までヴィザを発給し続けたというのはすごいです。

先見の明があったというか、仕入れた情報を元に、冷静に世界情勢を分析することが出来た頭の良さ、それを日本がきちんと受け入れることが出来ていたら、今の日本も違う国になっていたんだろうなあ。後の祭りですけどね。

唐沢寿明はいいんですが…若い頃も唐沢敏明と小雪が演じているから、普通に年喰いすぎじゃん と思った。若い頃だけ別の役者にやらせるわけにいかなかったのかなあ。
小雪、すごいごつくて顔が丸いしびっくりした…。この頃妊娠してたんだっけ? 唐沢寿明との身長差を考えても、小雪じゃなくても良かったんじゃないんですかね。

評価:★★★(3.0)
伝記ものとしては、無難な出来だと思う。杉原千畝という人がやったことを知るにはいいんじゃないでしょうか。


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監督:チェリン・グラック
出演者:唐沢寿明、 小雪、 ボリス・シッツ、 小日向文世
収録時間:139分
レンタル開始日:2016-06-02

Story
日本人外交官・杉原千畝の半生を唐沢寿明主演で映画化したドラマ。リトアニアの領事館に外交官として赴任した杉原千畝。第2次世界大戦が勃発し、ナチスに迫害されて国を追われたユダヤ難民に、千畝は危険を顧みず独断で日本通過ビザを発給する。 (詳細はこちら

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THEMA:☆試写会☆
GENRE:映画
TAG:チェリン・グラック 唐沢寿明 小雪 ボリス・シッツ アグニェシュカ・グロホフスカ ミハウ・ジュラフスキ 
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