2015年12月08日 (火) | EDIT |
■ テアトル新宿にて鑑賞
恋人たち
2015年/日本/140分
監督: 橋口亮輔
出演: 篠原篤/成嶋瞳子/池田良/安藤玉恵/黒田大輔
公式サイト
公開: 2015年11月14日
橋梁検査の会社で働く篠塚アツシは、3年前に通り魔に妻を殺されて以来、その痛手から立ち直れずにいた。ある日、アツシは犯人が心神耗弱で措置入院となったというニュースを目にする。
同居している姑とも馬が合わず、夫は自分に無関心で、鬱々とした日々を送っている高橋瞳子は、弁当屋のパート仲間と皇族の追っかけをしたり、小説や漫画を描くことで気を紛らわせていた。瞳子はひょんなことから、弁当屋へ肉を卸している業者の藤田弘と親しくなる。
企業法務専門の弁護士、四ノ宮はエリート意識が強く、他人を見下す態度を取りがちで、一緒に暮らしている同性の恋人に対しても高圧的な態度で接している。そんな中でも、学生時代からの友人、聡とは親しく付き合っていた。しかし、聡が家族を連れて、骨折した四ノ宮の見舞いに来て以来、聡の態度がよそよそしくなっていく―――――
混んでいるんだろうな~と思って行ったら、やっぱり混んでました。水曜日だったせいもあると思うけど、観に行く方はご注意を。

2015年/日本/140分
監督: 橋口亮輔
出演: 篠原篤/成嶋瞳子/池田良/安藤玉恵/黒田大輔
公式サイト
公開: 2015年11月14日
橋梁検査の会社で働く篠塚アツシは、3年前に通り魔に妻を殺されて以来、その痛手から立ち直れずにいた。ある日、アツシは犯人が心神耗弱で措置入院となったというニュースを目にする。
同居している姑とも馬が合わず、夫は自分に無関心で、鬱々とした日々を送っている高橋瞳子は、弁当屋のパート仲間と皇族の追っかけをしたり、小説や漫画を描くことで気を紛らわせていた。瞳子はひょんなことから、弁当屋へ肉を卸している業者の藤田弘と親しくなる。
企業法務専門の弁護士、四ノ宮はエリート意識が強く、他人を見下す態度を取りがちで、一緒に暮らしている同性の恋人に対しても高圧的な態度で接している。そんな中でも、学生時代からの友人、聡とは親しく付き合っていた。しかし、聡が家族を連れて、骨折した四ノ宮の見舞いに来て以来、聡の態度がよそよそしくなっていく―――――
混んでいるんだろうな~と思って行ったら、やっぱり混んでました。水曜日だったせいもあると思うけど、観に行く方はご注意を。
全然前情報を仕入れていかず、群像劇とは思っていなかったからか、アツシと瞳子と四ノ宮がどう関係しているのかがわからなくて最初はちょっと混乱しました ?(゜_。)?(。_゜)? ちょっとだけ繋がってはいるんだけど、全く別々の話なのね。
なんていうか…ぐっときました。琴線に触れたと言いますか。1人で家で観ていたら号泣した気がする。両隣に人がいたし、ちょっと抑え目にしましたけど。。。
アツシが妻を亡くした怒りをぶつるべき犯人に、言い方は悪いですが上手いこと逃げられてしまって、怒りのぶつけどころがない。それを自分の中にため込んでしまって病んでいる感じ。瞳子が藤田に惹かれていく過程も、あの夫と姑、毎日の生活を見ていたら無理ないなーと思えるし、四ノ宮については、アツシや瞳子と違って、なんだコイツ、ホント嫌な奴だなーと思っていたんだけど、全く意味ののない行為を悪意に取られて、長年の親友であったはずなのに、そちらに引きずられて彼から離れていく。ずっと殺していた思いを切られた電話に向かって吐露するシーンは泣けました。知らなかったけど、橋口亮輔はゲイであることをカミングアウトしているんですね。
それぞれ辛い出来事、観たくない現実を抱えているけれど、それでも毎日を生きていかなきゃいけない。
ドツボにハマって暗い話ではあるんだけど、最後に明るい展望が見えたので良かった。
アツシは、これまで自分のことばかり主張していたけれど、最後に黒田の事情を聞けるようになった。瞳子は夫の「できたっていいじゃん。夫婦なんだから」という台詞に救われる。四ノ宮も、今まで他人事のように聞いていた依頼を、自分に寄せて考えられるようになった。
そこからのエンディングで泣けました。今までカーテンを閉め切って、暗くて汚かったアツシの部屋。妻の仏壇が置いてある部屋との間の扉は開け放せなかったのに、掃除をしてカーテンが開けられていて、仏壇には妻の好きだったチューリップが飾ってあって…
主人公3人を演じた俳優は観たことない人だなーと思っていたんだけど、橋口亮輔のワークショップに参加していた人たちで、ほぼ素人だとか。でも非常に上手くてハマっているんですよね。そうしたら、脚本は彼らに当て書きしたとのことで、そりゃハマるはずだわ。
主役以外の周りをベテラン俳優が固めていて、これがいい感じで全体を締めていたのかも。光石研は安定のクズっぷりだし(笑)、安藤玉枝はやっぱりいい。やるだろうなーという伏線を張っていたけど、藤田と吉田のオチは笑った。
評価:★★★★(4.0)
好みとしか言いようがないですが、自分にはかなり良かったです。ただねーちょーっと長い。「ぐるりのこと。」も長かったけど。もう少し短いといいかなー
DVDの購入はコチラ
【amazon】
レンタルはコチラ
【ぽすれん】
なんていうか…ぐっときました。琴線に触れたと言いますか。1人で家で観ていたら号泣した気がする。両隣に人がいたし、ちょっと抑え目にしましたけど。。。
アツシが妻を亡くした怒りをぶつるべき犯人に、言い方は悪いですが上手いこと逃げられてしまって、怒りのぶつけどころがない。それを自分の中にため込んでしまって病んでいる感じ。瞳子が藤田に惹かれていく過程も、あの夫と姑、毎日の生活を見ていたら無理ないなーと思えるし、四ノ宮については、アツシや瞳子と違って、なんだコイツ、ホント嫌な奴だなーと思っていたんだけど、全く意味ののない行為を悪意に取られて、長年の親友であったはずなのに、そちらに引きずられて彼から離れていく。ずっと殺していた思いを切られた電話に向かって吐露するシーンは泣けました。知らなかったけど、橋口亮輔はゲイであることをカミングアウトしているんですね。
それぞれ辛い出来事、観たくない現実を抱えているけれど、それでも毎日を生きていかなきゃいけない。
ドツボにハマって暗い話ではあるんだけど、最後に明るい展望が見えたので良かった。
アツシは、これまで自分のことばかり主張していたけれど、最後に黒田の事情を聞けるようになった。瞳子は夫の「できたっていいじゃん。夫婦なんだから」という台詞に救われる。四ノ宮も、今まで他人事のように聞いていた依頼を、自分に寄せて考えられるようになった。
そこからのエンディングで泣けました。今までカーテンを閉め切って、暗くて汚かったアツシの部屋。妻の仏壇が置いてある部屋との間の扉は開け放せなかったのに、掃除をしてカーテンが開けられていて、仏壇には妻の好きだったチューリップが飾ってあって…
主人公3人を演じた俳優は観たことない人だなーと思っていたんだけど、橋口亮輔のワークショップに参加していた人たちで、ほぼ素人だとか。でも非常に上手くてハマっているんですよね。そうしたら、脚本は彼らに当て書きしたとのことで、そりゃハマるはずだわ。
主役以外の周りをベテラン俳優が固めていて、これがいい感じで全体を締めていたのかも。光石研は安定のクズっぷりだし(笑)、安藤玉枝はやっぱりいい。やるだろうなーという伏線を張っていたけど、藤田と吉田のオチは笑った。
評価:★★★★(4.0)
好みとしか言いようがないですが、自分にはかなり良かったです。ただねーちょーっと長い。「ぐるりのこと。」も長かったけど。もう少し短いといいかなー
DVDの購入はコチラ

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レンタルはコチラ

【ぽすれん】
監督:橋口亮輔
出演者:篠原篤、 成嶋瞳子、 池田良、 安藤玉恵、 黒田大輔、 山中崇、 内田慈、 山中聡、 リリー・フランキー、 木野花、 光石研
収録時間:140分
レンタル開始日:2016-09-07
Story
人々がもがきながらも生きる姿を、橋口亮輔監督が映し出すヒューマンドラマ。通り魔事件で妻を失った男、退屈な日々を過ごす主婦、同性愛者のエリート弁護士。ひょんなことから当たり前の日々を失った3人が、そのかけがえのなさに気付いていく。PG12。 (詳細はこちら)
人々がもがきながらも生きる姿を、橋口亮輔監督が映し出すヒューマンドラマ。通り魔事件で妻を失った男、退屈な日々を過ごす主婦、同性愛者のエリート弁護士。ひょんなことから当たり前の日々を失った3人が、そのかけがえのなさに気付いていく。PG12。 (詳細はこちら)
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