2016年02月06日 (土) | EDIT |
■ ヒューマントラストシネマ有楽町にて鑑賞
サウルの息子/SAUL FIA
2015年/ハンガリー/107分
監督: ネメシュ・ラースロー
出演: ルーリグ・ゲーザ/モルナール・レヴェンテ/ユルス・レチン/トッド・シャルモン/ジョーテール・シャーンドル
公式サイト
公開: 2016年01月23日
1944年、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所で、同胞であるユダヤ人をガス室に送り込み、死体処理を行うゾンダーコマンドとして働かされているサウルは、ある日、ガス室で死にきれずにいた少年を発見する。やがて少年は医師の手で命を絶たれるが、サウルは少年を自分の息子だと言い、ユダヤ式で正式に弔ってやりたいと切望する。サウルは、収容されているユダヤ人の中からラビを探し出そうと奔走するが、その裏で、ゾンダーコマンドたちの反乱計画が、密かに動き始めていた―――――
昨年、ナチス、ホロコーストを題材にした映画を結構観たもので、ちょっとしんどいなあと思ってリストからは外していたんですが、米アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたのもあって、行ってみることに。

2015年/ハンガリー/107分
監督: ネメシュ・ラースロー
出演: ルーリグ・ゲーザ/モルナール・レヴェンテ/ユルス・レチン/トッド・シャルモン/ジョーテール・シャーンドル
公式サイト
公開: 2016年01月23日
1944年、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所で、同胞であるユダヤ人をガス室に送り込み、死体処理を行うゾンダーコマンドとして働かされているサウルは、ある日、ガス室で死にきれずにいた少年を発見する。やがて少年は医師の手で命を絶たれるが、サウルは少年を自分の息子だと言い、ユダヤ式で正式に弔ってやりたいと切望する。サウルは、収容されているユダヤ人の中からラビを探し出そうと奔走するが、その裏で、ゾンダーコマンドたちの反乱計画が、密かに動き始めていた―――――
昨年、ナチス、ホロコーストを題材にした映画を結構観たもので、ちょっとしんどいなあと思ってリストからは外していたんですが、米アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたのもあって、行ってみることに。
上映開始時間になると、カーテンがちょっと閉まってスクリーンが狭まるので、おお? なんか「Mommy マミー」みたいだな?って思いました。
撮り方も一風変わっていて、終始サウルのバストアップ。背景にピントを合わせず、ぼやけていたり。
細かな説明もなく、作業をしているサウルの手元が映らないとか、何をやっているのかがよくわからないので、非常にイライラした

全てを説明する必要はないとは思うし、何となく察することはできるけど、それにしても背景がつかみにくく、おまけに人の区別もつきにくいんですよね。「ザ・トライブ」を観た時のイライラと似ています。
おっさんのアップをずっと見せられるのも辛い。これがまたイライラを募らせる原因のひとつかと。
途中で一瞬オチることはまぁあるんですが、この映画ではなかなか入り込めず、何度もオチました。

サウルが少年を正式に弔うことに執着した理由がよくわからないんですよね。気持ちはわからないでもないけれど、それはこの状況で、自分や仲間の命を危険に晒してまで行うものか?って思ってしまって。現に、火薬を失くしたりして、仲間たちの計画をおじゃんにしそうになった訳ですよね。
ああいう仕事をさせられていたら、精神的におかしくなっても無理はないので、サウルはちょっと精神的にやられていたのかなと思った。それくらい思わないと、あの執着心は理解できなかった。
ラストのサウルの笑みがね…最初あの子は幻かと思ったんだけど、追手が口をふさいでいたから、現実なんだろうな。
少年が退場して、サウルたちがどうなったか音だけで聞かせる。ラストショットが森の木々っていうのはいい演出だと思いました。
強制収容所で反乱って無茶じゃない? どうやって武器を手に入れるのさって思っていたのですが、ゾンダーコマンドの蜂起というのは実際あった事件とのこと。知らなかったので、勉強になりました。
評価:★☆(1.5)
褒めている人が多いようですが、わたしはとにかく107分おっさんのアップが辛かった。
DVDの購入はコチラ
【amazon】
レンタルはコチラ
【ぽすれん】
撮り方も一風変わっていて、終始サウルのバストアップ。背景にピントを合わせず、ぼやけていたり。
細かな説明もなく、作業をしているサウルの手元が映らないとか、何をやっているのかがよくわからないので、非常にイライラした


全てを説明する必要はないとは思うし、何となく察することはできるけど、それにしても背景がつかみにくく、おまけに人の区別もつきにくいんですよね。「ザ・トライブ」を観た時のイライラと似ています。
おっさんのアップをずっと見せられるのも辛い。これがまたイライラを募らせる原因のひとつかと。
途中で一瞬オチることはまぁあるんですが、この映画ではなかなか入り込めず、何度もオチました。


サウルが少年を正式に弔うことに執着した理由がよくわからないんですよね。気持ちはわからないでもないけれど、それはこの状況で、自分や仲間の命を危険に晒してまで行うものか?って思ってしまって。現に、火薬を失くしたりして、仲間たちの計画をおじゃんにしそうになった訳ですよね。
ああいう仕事をさせられていたら、精神的におかしくなっても無理はないので、サウルはちょっと精神的にやられていたのかなと思った。それくらい思わないと、あの執着心は理解できなかった。
ラストのサウルの笑みがね…最初あの子は幻かと思ったんだけど、追手が口をふさいでいたから、現実なんだろうな。
少年が退場して、サウルたちがどうなったか音だけで聞かせる。ラストショットが森の木々っていうのはいい演出だと思いました。
強制収容所で反乱って無茶じゃない? どうやって武器を手に入れるのさって思っていたのですが、ゾンダーコマンドの蜂起というのは実際あった事件とのこと。知らなかったので、勉強になりました。
評価:★☆(1.5)
褒めている人が多いようですが、わたしはとにかく107分おっさんのアップが辛かった。
DVDの購入はコチラ

【amazon】
レンタルはコチラ

【ぽすれん】
監督:ネメシュ・ラースロー
出演者:ルーリグ・ゲーザ、 モルナール・レヴェンテ、 ユルス・レチン、 ジョーテール・シャーンドル
収録時間:107分
レンタル開始日:2016-07-02
Story
リアルなホロコーストの現実と極限状態における人間の尊厳を描いたドラマ。アウシュヴィッツでユダヤ人の死体処理を行うゾンダーコマンドのサウルは、ガス室で息子と思しき少年を発見する。殺された彼を手厚く埋葬しようと奔走するサウルだったが…。 (詳細はこちら)
リアルなホロコーストの現実と極限状態における人間の尊厳を描いたドラマ。アウシュヴィッツでユダヤ人の死体処理を行うゾンダーコマンドのサウルは、ガス室で息子と思しき少年を発見する。殺された彼を手厚く埋葬しようと奔走するサウルだったが…。 (詳細はこちら)
【TSUTAYA DISCUS】 | 【DMM.com】 |
![]() | ![]() |
- 関連記事






THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:ネメシュ・ラースロー ルーリグ・ゲーザ モルナール・レヴェンテ ユルス・レチン トッド・シャルモン ジョーテール・シャーンドル 第88回米アカデミー賞
※当ブログ内の同一タグが張られた記事一覧が表示されます。
この記事へのコメント
こんばんは〜。
わかる〜、
背景ぼかして、、、新しい手法とかリアル感とかわからなくはないけど
カンヌってとかくそういうところで評価しがちだよね、、映画としては正直、、、だよね。
わかる〜、
背景ぼかして、、、新しい手法とかリアル感とかわからなくはないけど
カンヌってとかくそういうところで評価しがちだよね、、映画としては正直、、、だよね。
2016年02月08日(月) 23:42 |
| mig #JTxNwRAU[ EDIT]
コメントありがとうございます
> わかる〜、
> 背景ぼかして、、、新しい手法とかリアル感とかわからなくはないけど
> カンヌってとかくそういうところで評価しがちだよね、、映画としては正直、、、だよね。
そうなのよね…わたしは観ていて非常に辛かった。
こういう手法は、確かにカンヌ好みと思うわ。

> わかる〜、
> 背景ぼかして、、、新しい手法とかリアル感とかわからなくはないけど
> カンヌってとかくそういうところで評価しがちだよね、、映画としては正直、、、だよね。
そうなのよね…わたしは観ていて非常に辛かった。
こういう手法は、確かにカンヌ好みと思うわ。
2016年02月09日(火) 23:43 |
| りお(管理人) #xPbS6JcU[ EDIT]
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
2015年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞、ゴールデングローブ賞外国語映画賞ほか、
様々な映画祭で話題。本年度のアカデミー賞外国語映画賞ノミネート中のハンガリー映画。
強制収容所で死体処理に従事するユダヤ人のサウルが、息子の遺体を見つけ、ユダヤ教の教...
2016年02月08日(月) 23:41:41 | 我想一個人映画美的女人blog
☆・・・これは見なくてはなるまい、と新宿の映画館に向かいました。 ・・・物語はネットの紹介によると以下。
≪1944年10月、アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所。ハンガリー系のユダヤ人、サウル(ルーリグ・ゲーザ)は、同胞であるユダヤ人の屍体処理に従事する特殊部...
2016年02月10日(水) 00:08:18 | 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
アウシュヴィッツの日常 公式サイト http://www.finefilms.co.jp/saul 第68回 カンヌ国際映画祭 グランプリ受賞作 1944年10月、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容
2016年02月15日(月) 10:50:26 | 風に吹かれて
SAUL FIA
SON OF SAUL
1944年、アウシュビッツ。ユダヤ人強制収容所には、「ゾンダーコマンド」=
秘密の運搬人と呼ばれ、同胞の死体を処理するために働かされていた囚人た
ちがいた。その一人であるサウル(ルーリグ・ゲーザ)は、ガス室から虫の息と
なって運ばれてきた少年を息子だと主張し、彼を 「正しく埋葬」 しようとする。
ホ...
2016年03月07日(月) 07:32:05 | 真紅のthinkingdays
サウルの息子
'15:ハンガリー
◆原題:SAUL FIA
◆監督:ネメシュ・ラースロー
◆主演:ルーリグ・ゲーザ、モルナール・レヴェンテ、ユルス・レチン
◆STORY◆1944年10月、アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所。ハンガリー系のユダヤ人、サウル(ルーリグ・ゲーザ)は、同胞であるユダヤ人の屍体処理に従事する特殊部隊・ゾンダーコマンドとして働いている。ある日、サウルは...
2016年06月16日(木) 20:24:26 | C’est joli ここちいい毎日を♪
| HOME |