2016年04月30日 (土) | EDIT |
■ TOHOシネマズ 新宿にて鑑賞
ルーム/ROOM
2015年/アメリカ/118分
監督: レニー・アブラハムソン
出演: ブリー・ラーソン/ジェイコブ・トレンブレイ/ジョーン・アレン/ショーン・ブリジャース/ウィリアム・H・メイシー
公式サイト
公開: 2016年04月08日
5歳のジャックは、部屋でママと2人で暮らしている。葉っぱはホンモノ。木はニセモノ。テレビの中の人たちはニセモノ。ママはホンモノ。そして時々やって来るアイツ、オールド・ニックもホンモノ。ある日、ママは部屋の外には世界があるとジャックに教える。これまで嘘を言っていたけれど、テレビの中の人たちもホンモノだって。ママはジャックが生まれる前から、この部屋に閉じ込められていると言う。
「ジャックが死んだふりをすれば、アイツはジャックを外に捨てに行く。そうしたら、誰かを呼んで。ママを助けて」
ジャックがママの言うとおり死んだふりをすると、オールド・ニックがやってきてジャックを部屋の外へと運び出していくが―――――
ブリー・ラーソンがオスカーを獲得したこの作品。タイミング的にとんでもない事件が発覚したので、ちょっと観るの辛いなとも思ったのですが…。ま、観たのは3週間くらい前ですけど。 (^_^;)

2015年/アメリカ/118分
監督: レニー・アブラハムソン
出演: ブリー・ラーソン/ジェイコブ・トレンブレイ/ジョーン・アレン/ショーン・ブリジャース/ウィリアム・H・メイシー
公式サイト
公開: 2016年04月08日
5歳のジャックは、部屋でママと2人で暮らしている。葉っぱはホンモノ。木はニセモノ。テレビの中の人たちはニセモノ。ママはホンモノ。そして時々やって来るアイツ、オールド・ニックもホンモノ。ある日、ママは部屋の外には世界があるとジャックに教える。これまで嘘を言っていたけれど、テレビの中の人たちもホンモノだって。ママはジャックが生まれる前から、この部屋に閉じ込められていると言う。
「ジャックが死んだふりをすれば、アイツはジャックを外に捨てに行く。そうしたら、誰かを呼んで。ママを助けて」
ジャックがママの言うとおり死んだふりをすると、オールド・ニックがやってきてジャックを部屋の外へと運び出していくが―――――
ブリー・ラーソンがオスカーを獲得したこの作品。タイミング的にとんでもない事件が発覚したので、ちょっと観るの辛いなとも思ったのですが…。ま、観たのは3週間くらい前ですけど。 (^_^;)
子供目線で語られている部分が多いからか、そこまでキツくなくてちょっと安心しました。
脱出するまでのサスペンスではなく、助かった後の描写がきちんとされているのが良かった。まぁ、実際のPTSDはこんなもんじゃないでしょうけど。
ジョイが部屋にいる時は、ジャックは、いつかこの子を連れてこの部屋を出るという支えだったはず。そして、この状況を共に耐える同志でもあったと思う。でもやっと外に出られて、日常を取り戻した時、ジョイはジャックがいることによって、自分の身に起きたこと、失ったものを再認識させられてしまう。
特にあの実父の態度はキツイよなあ。父親にとっての娘ってなんか違うらしいし、ジャックを直視できないロバートの気持ちもわかるけれど…。ナンシーとレオの目線が優しいのは、子供を産むことの意味を良くわかっている女親であるということと、レオは実父ではないというところもあるのかもしれないと思った。
事件によって人生が変わったのは自分だけじゃないとジョイを諭すナンシーの台詞があったけど、はっきりとは描かれていないけど、おそらくロバートとナンシーが離婚した原因の1つはこの事件でしょうね。それもやっぱりジョイにとってはショックだっただろうし…
ジョイはジャックの存在を辛く思ってしまうけれど、でもジャックの存在によって立ち直るきっかけを掴めた。どんな状況で産んだにせよ、母親としての自覚がジョイの中にあったからだろうなと思った。
ラスト、単純に慣れ親しんだ部屋にさよならをしたジャックと対照的なジョイの表情にも、未来を感じられて良かった。
まぁ、子供が死んだ、外に捨ててきてと言われたらまず生死を確認するでしょというツッコミはあるけどねー。あそこもう少し上手く作って欲しかったわ。犯罪行為をしているんだから、オールド・ニックだって用心しているはず。
ジャック役のジェイコブ・トレンブレイくんがすっごく可愛くて、演技も素晴らしかった。部屋の外に出て、トラックの荷台で初めて四角くない空を観た表情が抜群にいい
評価:★★★☆(3.5)
女としては観ていてちょっとキツイけど、ジェイコブくんの可愛さに救われた。
DVDの購入はコチラ
【amazon】
レンタルはコチラ
【ぽすれん】

ルーム
脱出するまでのサスペンスではなく、助かった後の描写がきちんとされているのが良かった。まぁ、実際のPTSDはこんなもんじゃないでしょうけど。
ジョイが部屋にいる時は、ジャックは、いつかこの子を連れてこの部屋を出るという支えだったはず。そして、この状況を共に耐える同志でもあったと思う。でもやっと外に出られて、日常を取り戻した時、ジョイはジャックがいることによって、自分の身に起きたこと、失ったものを再認識させられてしまう。
特にあの実父の態度はキツイよなあ。父親にとっての娘ってなんか違うらしいし、ジャックを直視できないロバートの気持ちもわかるけれど…。ナンシーとレオの目線が優しいのは、子供を産むことの意味を良くわかっている女親であるということと、レオは実父ではないというところもあるのかもしれないと思った。
事件によって人生が変わったのは自分だけじゃないとジョイを諭すナンシーの台詞があったけど、はっきりとは描かれていないけど、おそらくロバートとナンシーが離婚した原因の1つはこの事件でしょうね。それもやっぱりジョイにとってはショックだっただろうし…
ジョイはジャックの存在を辛く思ってしまうけれど、でもジャックの存在によって立ち直るきっかけを掴めた。どんな状況で産んだにせよ、母親としての自覚がジョイの中にあったからだろうなと思った。
ラスト、単純に慣れ親しんだ部屋にさよならをしたジャックと対照的なジョイの表情にも、未来を感じられて良かった。
まぁ、子供が死んだ、外に捨ててきてと言われたらまず生死を確認するでしょというツッコミはあるけどねー。あそこもう少し上手く作って欲しかったわ。犯罪行為をしているんだから、オールド・ニックだって用心しているはず。
ジャック役のジェイコブ・トレンブレイくんがすっごく可愛くて、演技も素晴らしかった。部屋の外に出て、トラックの荷台で初めて四角くない空を観た表情が抜群にいい

評価:★★★☆(3.5)
女としては観ていてちょっとキツイけど、ジェイコブくんの可愛さに救われた。
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THEMA:映画館で観た映画
GENRE:映画
TAG:レニー・アブラハムソン ブリー・ラーソン ジェイコブ・トレンブレイ ジョーン・アレン ショーン・ブリジャース ウィリアム・H・メイシー
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この記事へのコメント
こんにちは。
この作品を鑑賞して、ジョイとジャックの母子関係だけでなく、ジョイと実両親との関係も描かれているのがぐっときました。
ある意味、一番難しい年頃の時にいなくなった娘、なのですものね…。
そうか、ジャックを直視できないロバートの気持ちは、ジョイに寄り添うことをためらいがちな行動は、そういうことだったのですね…。なねほど、です。
この作品を鑑賞して、ジョイとジャックの母子関係だけでなく、ジョイと実両親との関係も描かれているのがぐっときました。
ある意味、一番難しい年頃の時にいなくなった娘、なのですものね…。
そうか、ジャックを直視できないロバートの気持ちは、ジョイに寄り添うことをためらいがちな行動は、そういうことだったのですね…。なねほど、です。
2016年05月06日(金) 16:39 |
| ここなつ #/qX1gsKM[ EDIT]
コメントありがとうございます
> この作品を鑑賞して、ジョイとジャックの母子関係だけでなく、ジョイと実両親との関係も描かれているのがぐっときました。
> そうか、ジャックを直視できないロバートの気持ちは、ジョイに寄り添うことをためらいがちな行動は、そういうことだったのですね…。なねほど、です。
だと思います。
普通に嫁にやるのだって、父親って色々思うようなのに、
ましてやあの状況で子供がいるっていうことは…って思っちゃうのはわかるんですよ。
たぶんロバートは、一生ジャックを孫と認められないんじゃないかな。
その辺りも、きちんと描いていたのは良かったですね。

> この作品を鑑賞して、ジョイとジャックの母子関係だけでなく、ジョイと実両親との関係も描かれているのがぐっときました。
> そうか、ジャックを直視できないロバートの気持ちは、ジョイに寄り添うことをためらいがちな行動は、そういうことだったのですね…。なねほど、です。
だと思います。
普通に嫁にやるのだって、父親って色々思うようなのに、
ましてやあの状況で子供がいるっていうことは…って思っちゃうのはわかるんですよ。
たぶんロバートは、一生ジャックを孫と認められないんじゃないかな。
その辺りも、きちんと描いていたのは良かったですね。
2016年05月08日(日) 15:40 |
| りお(管理人) #xPbS6JcU[ EDIT]
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2016年05月06日(金) 16:40:09 | ここなつ映画レビュー
【出演】
ブリー・ラーソン
ジェイコブ・トレンブレイ
ジョーン・アレン
【ストーリー】
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2016年06月03日(金) 06:57:09 | 象のロケット
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