2016年07月03日 (日) | EDIT |
■ ユナイテッド・シネマとしまえんにて鑑賞
海よりもまだ深く
2016年/日本/117分
監督: 是枝裕和
出演: 阿部寛/真木よう子/小林聡美/リリー・フランキー/池松壮亮
公式サイト
公開: 2016年05月21日
15年前に賞を獲って以来、鳴かず飛ばずの作家、篠田良多。プライドが邪魔して提案された漫画の原作を受けることも、作家を辞めることもできず、小説のための取材を言い訳にして働いている興信所の稼ぎで糊口をしのいでいた。そんな良多に愛想を尽かして出て行った元妻、響子には、息子の真悟との月に一度の面会の代わりに養育費を払わねばならず、それすらも捻出できない良多は、1人団地で暮らす高齢の母親、淑子をあてにする始末。姉の千奈津もそんな良多にあきれ返っていた。面会の日、良多は真悟を淑子の家に連れて行く。夜、響子が真悟を迎えに来るが、折しも台風が近付いており、帰れなくなった3人は淑子の家で一晩過ごすことになるが…
どうしようかなーと思っていたのですが、何とか上映期間に間に合ったので。

2016年/日本/117分
監督: 是枝裕和
出演: 阿部寛/真木よう子/小林聡美/リリー・フランキー/池松壮亮
公式サイト
公開: 2016年05月21日
15年前に賞を獲って以来、鳴かず飛ばずの作家、篠田良多。プライドが邪魔して提案された漫画の原作を受けることも、作家を辞めることもできず、小説のための取材を言い訳にして働いている興信所の稼ぎで糊口をしのいでいた。そんな良多に愛想を尽かして出て行った元妻、響子には、息子の真悟との月に一度の面会の代わりに養育費を払わねばならず、それすらも捻出できない良多は、1人団地で暮らす高齢の母親、淑子をあてにする始末。姉の千奈津もそんな良多にあきれ返っていた。面会の日、良多は真悟を淑子の家に連れて行く。夜、響子が真悟を迎えに来るが、折しも台風が近付いており、帰れなくなった3人は淑子の家で一晩過ごすことになるが…
どうしようかなーと思っていたのですが、何とか上映期間に間に合ったので。
登場人物の名前、お馴染みのキャストってところで、「歩いても 歩いても」系かなあと思っていたのですが、系統どころか、まんまでした。
実家が一軒家ではなく団地だったり、親父は亡くなっていたり、息子一家は元家族だったりと多少シチュエーションは違うが、その程度。タイトルだって、前回は「ブルーライト・ヨコハマ」で、今回は「別れの予感」(そういえば昔は良くカラオケで歌ったわ)。
息子が取り替えっ子だった ΣΣ(゚д゚lll)ガガーン!! より、こういう何でもない日常を淡々と描くのが上手い監督だとは思うが(まぁ、「そして父になる」も日常を描いてはいるけど)、原作ありですが「海街diary」もこの系統だし、それにしても、ここまで焼き直しの作品撮らなくても。。。
是枝作品には、優柔不断でちょっとダメ男ってのがよく出てくるけど、この主人公の良多は、それを更に上回るクズ男。元妻に未練たらたら、昔の栄光が忘れられないのはしょうがないとして、さすがに高校生をカツアゲってのはねえ。しかも「そんな簡単になりたい大人になれると思ったら大間違いだぞ!」なんて、いいこと言ってる風ですけど、いや、高校生をカツアゲしてそんな台詞吐かれても (^_^;) みたいな。
男の恋愛は名前を付けて保存、女は上書き保存なんて言うけれど、上書き保存じゃなくて油絵ってのは確かにねーと思った。消えてなくなる訳じゃない、過ごした時間は自分の糧となっているんだしね。見えないところにちゃんとある。
「誰かの過去になる勇気を持つのが男」という山辺の台詞も、含蓄あるなあと思った。男だけじゃないけどさ。
真悟が翌日学校があるので泊まるのは…とか言っていたのに、結局あれ? 学校行ってなくね?ってのは気になりました。
役者はねーもう是枝作品でお馴染みの面々だし、安定。樹木希林と小林聡美は相変わらず良いし。しかし阿部ちゃんは何回“良多”という役をやってるんだろ(笑) 3回目? また大器晩成とか言われていて笑った。
高校の時、あの駅を使っていたので、まさか舞台になるとはーって感じでした。「孤独のグルメ」でも出てきたりしたけど。是枝監督はあの団地に住んでいたそうですね。ってことは、一度くらいすれ違ったことがあるかも? ないか(笑)
評価:★★☆(2.5)
焼き直し感がすごくて。個人的には「歩いても 歩いても」の方が好きかな。先に観ているからかな?
DVDの購入はコチラ
【amazon】
レンタルはコチラ
【ぽすれん】
実家が一軒家ではなく団地だったり、親父は亡くなっていたり、息子一家は元家族だったりと多少シチュエーションは違うが、その程度。タイトルだって、前回は「ブルーライト・ヨコハマ」で、今回は「別れの予感」(そういえば昔は良くカラオケで歌ったわ)。
息子が取り替えっ子だった ΣΣ(゚д゚lll)ガガーン!! より、こういう何でもない日常を淡々と描くのが上手い監督だとは思うが(まぁ、「そして父になる」も日常を描いてはいるけど)、原作ありですが「海街diary」もこの系統だし、それにしても、ここまで焼き直しの作品撮らなくても。。。

是枝作品には、優柔不断でちょっとダメ男ってのがよく出てくるけど、この主人公の良多は、それを更に上回るクズ男。元妻に未練たらたら、昔の栄光が忘れられないのはしょうがないとして、さすがに高校生をカツアゲってのはねえ。しかも「そんな簡単になりたい大人になれると思ったら大間違いだぞ!」なんて、いいこと言ってる風ですけど、いや、高校生をカツアゲしてそんな台詞吐かれても (^_^;) みたいな。
男の恋愛は名前を付けて保存、女は上書き保存なんて言うけれど、上書き保存じゃなくて油絵ってのは確かにねーと思った。消えてなくなる訳じゃない、過ごした時間は自分の糧となっているんだしね。見えないところにちゃんとある。
「誰かの過去になる勇気を持つのが男」という山辺の台詞も、含蓄あるなあと思った。男だけじゃないけどさ。
真悟が翌日学校があるので泊まるのは…とか言っていたのに、結局あれ? 学校行ってなくね?ってのは気になりました。
役者はねーもう是枝作品でお馴染みの面々だし、安定。樹木希林と小林聡美は相変わらず良いし。しかし阿部ちゃんは何回“良多”という役をやってるんだろ(笑) 3回目? また大器晩成とか言われていて笑った。
高校の時、あの駅を使っていたので、まさか舞台になるとはーって感じでした。「孤独のグルメ」でも出てきたりしたけど。是枝監督はあの団地に住んでいたそうですね。ってことは、一度くらいすれ違ったことがあるかも? ないか(笑)
評価:★★☆(2.5)
焼き直し感がすごくて。個人的には「歩いても 歩いても」の方が好きかな。先に観ているからかな?
DVDの購入はコチラ

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レンタルはコチラ

【ぽすれん】
監督:是枝裕和
出演者:阿部寛、 樹木希林、 真木よう子、 小林聡美
収録時間:117分
レンタル開始日:2016-11-25
Story
『海街diary』の是枝裕和監督が、阿部寛と3度目のタッグを組んで描いた人間ドラマ。小説家になる夢を諦め切れないまま、現在は探偵事務所に勤めている良多。ある日、彼はたまたま実家に集まった母、元妻、息子と一夜を過ごすことになり…。 (詳細はこちら)
『海街diary』の是枝裕和監督が、阿部寛と3度目のタッグを組んで描いた人間ドラマ。小説家になる夢を諦め切れないまま、現在は探偵事務所に勤めている良多。ある日、彼はたまたま実家に集まった母、元妻、息子と一夜を過ごすことになり…。 (詳細はこちら)
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