2007年04月01日 (日) | EDIT |
■ ユーロスペースにて鑑賞
絶対の愛/시간
2006年/韓国、日本/98分
監督: キム・ギドク
出演: ソン・ヒョナ/ハ・ジョンウ/パク・チヨン
公式サイト
公開: 2007年03月10日
つきあい始めて2年経つ恋人同士、セヒとジウ。セヒは、いつか自分の顔と体がジウに飽きられてしまうのではないかと怖れ、通りすがりでもジウに係わる女性が現れる度に嫉妬し、ジウと言い争うことを繰り返していた。ある日、思いあまったセヒは整形外科医院の扉を叩き、「どこも直す必要はない」という医者の説得にもかかわらず、整形を行う。翌日、ジウがセヒに連絡を取ろうとしたところ、携帯電話は解約され、部屋も引き払われており、セヒはジウの前から姿を消してしまった。呆然とするジウ。友人たちが合コンを企画してくれたり、以前想いを寄せていたヨニといい雰囲気になったりするものの、ジウはセヒを忘れられなくて苦しんでいた。そしてセヒが姿を消してから6ヶ月後、ジウは行きつけの喫茶店で、新しいウェイトレス、スェヒと出会う。数日後、ジウが芽島の彫刻公園に出かけた時にも、偶然スェヒと遭遇し、かつてセヒとそうしたようにジウは2人で写真を撮る。スェヒに次第に引かれていくジウ。スェヒは「もしセヒが戻ってきたらどうする?」とジウに問うが、未だセヒへの想いを抱えたジウは明言を避ける。ジウと結ばれた夜、スェヒはセヒの名前で「ジウの元に戻りたい」という手紙を書く。ジウは手紙を読み、悩んだ挙げ句セヒを受け入れてスェヒと別れることを決め、スェヒにそれを告げるが、彼女は拒絶し、罵りあいになってしまう。そしてセヒと待ち合わせた日、ジウの前に現れたのは、セヒの写真を仮面のように被ったスェヒだった。ジウはそれを見て、全てを悟る。スェヒの正体はセヒだったのだ―――――
久々の映画鑑賞~。今日は絶対これを観ようと思って、気合い入れて(笑)行きました。

2006年/韓国、日本/98分
監督: キム・ギドク
出演: ソン・ヒョナ/ハ・ジョンウ/パク・チヨン
公式サイト
公開: 2007年03月10日
つきあい始めて2年経つ恋人同士、セヒとジウ。セヒは、いつか自分の顔と体がジウに飽きられてしまうのではないかと怖れ、通りすがりでもジウに係わる女性が現れる度に嫉妬し、ジウと言い争うことを繰り返していた。ある日、思いあまったセヒは整形外科医院の扉を叩き、「どこも直す必要はない」という医者の説得にもかかわらず、整形を行う。翌日、ジウがセヒに連絡を取ろうとしたところ、携帯電話は解約され、部屋も引き払われており、セヒはジウの前から姿を消してしまった。呆然とするジウ。友人たちが合コンを企画してくれたり、以前想いを寄せていたヨニといい雰囲気になったりするものの、ジウはセヒを忘れられなくて苦しんでいた。そしてセヒが姿を消してから6ヶ月後、ジウは行きつけの喫茶店で、新しいウェイトレス、スェヒと出会う。数日後、ジウが芽島の彫刻公園に出かけた時にも、偶然スェヒと遭遇し、かつてセヒとそうしたようにジウは2人で写真を撮る。スェヒに次第に引かれていくジウ。スェヒは「もしセヒが戻ってきたらどうする?」とジウに問うが、未だセヒへの想いを抱えたジウは明言を避ける。ジウと結ばれた夜、スェヒはセヒの名前で「ジウの元に戻りたい」という手紙を書く。ジウは手紙を読み、悩んだ挙げ句セヒを受け入れてスェヒと別れることを決め、スェヒにそれを告げるが、彼女は拒絶し、罵りあいになってしまう。そしてセヒと待ち合わせた日、ジウの前に現れたのは、セヒの写真を仮面のように被ったスェヒだった。ジウはそれを見て、全てを悟る。スェヒの正体はセヒだったのだ―――――
久々の映画鑑賞~。今日は絶対これを観ようと思って、気合い入れて(笑)行きました。
やはりこの人は、グロテスクな映画を撮る人だなあ…
グロテスクというのは、映像的にという意味ではなくて、人間の性とかそういうものを見せつけられる感じがしてしまうのです。人間の本性なんてグロテスクなものだし、そういう意味では見たくないものを見せられるということが、グロテスクと感じてしまうのかもしれません。
日本よりは、整形に対する抵抗が少ないという韓国。スェヒ役のソン・ヒョナも整形手術を受けたことをカミングアウトしています。
セヒは外見を変えることでジウに飽きさせまいとしたけど、結局、自分の内面に自信がないからこういうことになるんだろうなぁ。スェヒという別人としてジウに愛されたは良いけど、ジウはセヒの内面を愛していたので、スェヒは捨てられるという皮肉な結果を生みだしてしまう。そして、このラストの展開… !Σ( ̄□ ̄;)
ジウがセヒの内面を愛していたように、結局セヒだってジウの内面を愛していたから、最後はジウを探して彷徨った訳だし。皮肉だよね。
途中で、まったく予想もしていなかった方向に行ってしまうのも、この人の特徴なのかなあ。今回もすごく怖かった。
まぁ、ちょっとツッコミどころもあったんだけどね。
顔を変えても、仕草なんかは変えようがないし、体も変わってない訳でしょ? 豊胸してるならまた話は別だけど。それに、セックスだってクセとかあるじゃないですか。わかると思うんだけどねえ…。
整形外科医院の入り口のドアが観音開きで、左が整形前、右が整形後の写真を使っていて、うわ~~…と思いました。これは、実際の映像ではないということなんですがね。
劇中で使われている手術シーンは、この映画のために本当の手術シーンを撮影させてもらったんだって。こっちはホンモノ。
あと、実在する芽島の彫刻公園のオブジェ。かなりグロテスクでした…
評価:★★★★☆(4.5)
これは「弓」なんかに比べると、一般受けする方かなと思うけど、うーん、でもやっぱりこの人の作品は、あまり簡単に人には薦められない。かなり好き嫌いが分かれると思う。駄目な人はとことん駄目でしょう。わたしは結構好きですが…
DVDの購入はコチラ
【amazon】
レンタルはコチラ
【ぽすれん】
グロテスクというのは、映像的にという意味ではなくて、人間の性とかそういうものを見せつけられる感じがしてしまうのです。人間の本性なんてグロテスクなものだし、そういう意味では見たくないものを見せられるということが、グロテスクと感じてしまうのかもしれません。
日本よりは、整形に対する抵抗が少ないという韓国。スェヒ役のソン・ヒョナも整形手術を受けたことをカミングアウトしています。
セヒは外見を変えることでジウに飽きさせまいとしたけど、結局、自分の内面に自信がないからこういうことになるんだろうなぁ。スェヒという別人としてジウに愛されたは良いけど、ジウはセヒの内面を愛していたので、スェヒは捨てられるという皮肉な結果を生みだしてしまう。そして、このラストの展開… !Σ( ̄□ ̄;)
ジウがセヒの内面を愛していたように、結局セヒだってジウの内面を愛していたから、最後はジウを探して彷徨った訳だし。皮肉だよね。
途中で、まったく予想もしていなかった方向に行ってしまうのも、この人の特徴なのかなあ。今回もすごく怖かった。
まぁ、ちょっとツッコミどころもあったんだけどね。
顔を変えても、仕草なんかは変えようがないし、体も変わってない訳でしょ? 豊胸してるならまた話は別だけど。それに、セックスだってクセとかあるじゃないですか。わかると思うんだけどねえ…。
整形外科医院の入り口のドアが観音開きで、左が整形前、右が整形後の写真を使っていて、うわ~~…と思いました。これは、実際の映像ではないということなんですがね。
劇中で使われている手術シーンは、この映画のために本当の手術シーンを撮影させてもらったんだって。こっちはホンモノ。
あと、実在する芽島の彫刻公園のオブジェ。かなりグロテスクでした…
評価:★★★★☆(4.5)
これは「弓」なんかに比べると、一般受けする方かなと思うけど、うーん、でもやっぱりこの人の作品は、あまり簡単に人には薦められない。かなり好き嫌いが分かれると思う。駄目な人はとことん駄目でしょう。わたしは結構好きですが…
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【ぽすれん】
監督:キム・ギドク
出演者:ソン・ヒョナ、 ハ・ジョンウ、 パク・チヨン、 キム・ソンミン
収録時間:98分
レンタル開始日:2007-11-22
Story
『うつせみ』のキム・ギドク監督が手掛けた愛の物語。セヒは恋人であるジウと永遠に愛し合いたいと思う余り、自分の顔のことで不安を募らせ始める。ある日整形手術を行う決意をした彼女は、彼の前から姿を消し…。 (詳細はこちら)
『うつせみ』のキム・ギドク監督が手掛けた愛の物語。セヒは恋人であるジウと永遠に愛し合いたいと思う余り、自分の顔のことで不安を募らせ始める。ある日整形手術を行う決意をした彼女は、彼の前から姿を消し…。 (詳細はこちら)
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この記事へのコメント
自分の中のコンプレックスを取り出して見せられたようで、気分の悪い映画でした。
彫刻公園・・・。やっぱり気持ち悪いですよね!どの彫刻も何か性的な感じだし。
映画の中でも「火の塊みたい」とか「ロマンチック」とかっていってるし、私がおかしいのかと不安になっていました。
彫刻公園・・・。やっぱり気持ち悪いですよね!どの彫刻も何か性的な感じだし。
映画の中でも「火の塊みたい」とか「ロマンチック」とかっていってるし、私がおかしいのかと不安になっていました。
2007年12月03日(月) 15:27 |
| ゆかり #-[ EDIT]
コメントありがとうございます
彫刻公園、すごくグロテスクでした。あの彫刻はロマンティックじゃないよ…
この人の作品にはぴったりかも!?(笑)
一度行ってみたいという気はしますけどね。

彫刻公園、すごくグロテスクでした。あの彫刻はロマンティックじゃないよ…
この人の作品にはぴったりかも!?(笑)
一度行ってみたいという気はしますけどね。
2007年12月04日(火) 05:07 |
| りお(管理人) #xPbS6JcU[ EDIT]
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